脊椎脊髄ジャーナル34巻6号 脊椎脊髄~末梢神経の局在診断update

  • ページ数 : 79頁
  • 書籍発行日 : 2022年1月
  • 電子版発売日 : 2022年2月9日
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商品情報

内容

■特集 脊椎脊髄~末梢神経の局在診断update

特集にあたって・・・園生雅弘
筋節update・・・園生雅弘
電気生理学的検査による局在診断―針筋電図,神経伝導検査,SEP・・・宮地洋輔, 他
ほか

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序文

特集にあたって


「脊椎脊髄~末梢神経の局在診断update」という特集を組ませていただいた.脊椎脊髄疾患ではその鑑別対象である末梢神経疾患と合わせて,鑑別診断とはまず第一に局在診断にほかならない.とりわけ,手術を行う外科医にとっては,局在診断の間違いは訴訟にもつながりかねない死活問題であろう.今日,MRI を筆頭とする画像診断が高度に発達しているので,病変局在には何の苦労もいらないのではないかという考えもあるかもしれない.しかし,もしそのような考えをおもちの脊椎脊髄外科医,脳神経内科医がいらっしゃるとすれば,それは大きな間違いであり,誤診で手痛い目に会う日が近い将来に待っていることが,残念ながら確実である.これは,画像は機能をみることはできず,かつ,健常者でも特に高齢者ではMRI での脊椎の異常所見は高頻度にみられる,すなわちMRI 異常の特異度が低いという限界に起因する.すなわち,「手がしびれます」「首のMRI に異常がありました」→「あなたのしびれは首からですね」にはならないのである.

局在診断において最も重要なのは臨床症候である.次いで,電気生理学的検査は臨床症候と直接対応する機能をみることができるので,正確な局在診断に貢献することが期待できる.ただし,臨床症候からの局在診断における基礎データの1 つである各筋の神経根支配,すなわち筋節については,成書間の不一致がある.また,いわゆる偽性局在徴候と総称される,局在診断における常識から外れた徴候,間違えやすい徴候などが従来から記載されている.本特集では,これらの観点,および代表的な症状である手指の運動障害・しびれや下垂足の局在診断について,各領域のエキスパートに論じていただいた.また,画像検査のうち,従来評価が難しかった末梢神経の容易な評価法として近年臨床応用が進んでいる神経超音波検査についての項も設けた.

読者の皆様がこれらの各稿を読んでさまざまな発見をし,tips を身につけて,局在診断のための臨床能力が向上することで,脊椎脊髄・神経筋疾患の患者さんの診療が向上するならば望外の喜びである.


帝京大学脳神経内科 園生雅弘

目次

特集:脊椎脊髄~末梢神経の局在診断update

特集にあたって・・・園生雅弘

筋節update・・・園生雅弘

電気生理学的検査による局在診断―針筋電図,神経伝導検査,SEP・・・宮地洋輔, 他

神経超音波検査と局在診断・・・高松直子, 他

上肢臨床症候から診た局在診断と鑑別診断・・・岩﨑幹季

下肢における偽性局在徴候・・・高橋敏行

下垂足の局在診断・・・野寺裕之

手指の運動麻痺の局在診断―下垂指を中心に・・・田中靖久

手指のしびれの局在診断・・・黒川勝己

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書籍情報

  • ISBN:9784013003406
  • ページ数:79頁
  • 書籍発行日:2022年1月
  • 電子版発売日:2022年2月9日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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