• M2PLUS
  • 「なぜそうすべきか」がわかる! 目的別車椅子シーティングのススメ

「なぜそうすべきか」がわかる! 目的別車椅子シーティングのススメ

  • ISBN : 9784787880086
  • ページ数 : 118頁
  • 書籍発行日 : 2021年7月
  • 電子版発売日 : 2022年2月16日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥4,180 (税込)
ポイント : 76 pt (2%)

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

商品情報

「生活場面や目的にあわせたシーティングとは一体どんなものか?」「食事のときはどういったシーティングが適切なのか?」など医療職種・介護職種が知っておきたい知識と実践方法を網羅.イラストによる詳細な解説により,基礎知識からスキルアップまで様々なレベルに対応.日々の臨床業務や生活支援に役立つ,実践的な1冊です.

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

■ 序文


いわゆる「寝たきり,寝かせきり」に至ることを防ぐために,高齢者を積極的に座らせるべきとの考えが1990年代から広まっています(Trefler, et al., 1993).この「座らせることがよい」という考えが強すぎて,身体に適合していない既存の普通型車椅子に長時間ただ座ることを強いられ,苦痛に顔をゆがめている対象者を見かけることがあります.このいわゆる「座りきり,座らせきり」の状態が,新たな弊害を生むことも指摘されています.

「寝かせきり」,「座らせきり」の弊害を引き起こさずに効果的に安楽に座ることを実現するために,「シーティング」という手法があります.『「シーティング」とは,椅子・車椅子を利用して生活する人を対象に,座位に関する評価と対応(機器の選定,調整,マネジメントなどを含む)を行うことです.シーティングの目的は,対象者等と共有した目標を達成できる適切な座位姿勢を実現することにより,二次的障害の予防,活動と参加の促進,心身機能・構造の改善を促すこと』とされています(日本シーティング・コンサルタント協会).このように,ただ「座る」だけではなく,そこには目標,目的が存在しています.そして,目的によって適切な座位は異なります.目的別に車椅子を調整し,座位を適切に修正する「目的別シーティング」をすべての対象者に実施することが可能になれば,対象者の生活がより活動的なものに変わります.

2017年(平成29年)に厚生労働省から発出された診療報酬算定方法の疑義解釈通知のなかで,理学療法士等が車椅子などの上での姿勢保持や褥じょく瘡そう予防のために「シーティング」を実施した場合は,「疾患別リハビリテーション料」を算定できることが明記されました.このように,「シーティング」の効果,重要性は広く認められてきていますが,依然としてただ座らされている対象者が多いのも事実です.このような状態を払拭するためには,多職種で取り組む必要があります.しかしながら,車椅子の適合,調整を行う理学療法士や作業療法士,そして,生活,療養の場で車椅子の操作や対象者の姿勢を修正する機会の多い看護師や介護福祉士が,「シーティング」について「何をどうするべきかわからない」状態では「座らせきり」の問題を払拭することは困難です.

本書は,「なぜそうすべきなのか」を知って目的を達成するための基礎と,その基礎を用いた「シーティング」のポイント,さらに,これまでありがちだった誤った「シーティング」について,初学者にもわかりやすく,イラストを用いて解説しています.本書によって,車椅子を使用している対象者にかかわる多職種の「目的別シーティング」に対する理解が進み,「座らせきり」の問題が払拭されることを願っています.


2021年6月

編集を代表して
川崎医療福祉大学リハビリテーション学部理学療法学科教授
小原謙一

■ 目次

推薦の序 椿原彰夫

序 小原謙一

執筆者一覧

1章 シーティングのための基礎知識

A 座ることの基礎

1 そもそも「座る」とは 小原謙一

2 座位を理解するための力学の基礎知識 小原謙一

コラム 力学と運動学を踏まえて座位の負担を考える 小原謙一

コラム 圧力分布測定器の活用 小原謙一

B 車椅子の基礎

1 車椅子の種類と各部位 藤田大介

2 車椅子用座クッション 藤田大介

3 モジュラー式車椅子 藤田大介

コラム ティルト・リクライニング式車椅子はなぜよいのか 小原謙一

2章 座って安楽に過ごすときの目的別シーティング

A 安楽な座位姿勢を維持るためのシーティング

1 安楽な座位姿勢とは 永田裕恒

2 座位姿勢を保持することによる安定性と快適性 永田裕恒

3 安楽な座位姿勢を維持するためのポイント 永田裕恒 

コラム  座位姿勢の快適性を評価するには自律神経活動指標が有効 永田裕恒

ちょっと待って!考えてみよう 姿勢保持編 永田裕恒

B 安楽な呼吸のためのシーティング

1 呼吸の基礎知識 髙橋 尚

2 安楽な呼吸を維持するためのポイント 髙橋 尚 

コラム  リクライニング操作の繰り返しは安楽な呼吸の邪魔になるか 髙橋 尚

ちょっと待って!考えてみよう 安楽な呼吸編 髙橋 尚

C 褥瘡を予防するためのシーティング

1 知っておきたい褥瘡の基礎知識 小原謙一

2 車椅子座位で発生する外力を減少させる 小原謙一

3 臀部への外力増大を防ぎながらティルト・リクライニング式車椅子を活用する 小原謙一 

コラム  摩擦力を駆使してリクライニング中の臀部へのずれ力変動を抑制する 小原謙一

ちょっと待って!考えてみよう 褥瘡予防編 小原謙一

3章 生活場面に合わせた目的別シーティング

A 机上で活動するときのシーティング

1 机上活動における姿勢の重要性 平田淳也

2 机上活動における不良姿勢の影響 平田淳也

3 効率のよい机上活動のためのポイント 平田淳也 

コラム  運動麻痺のある対象者のリーチ動作時の上肢と体幹 平田淳也

ちょっと待って!考えてみよう 机上活動編 平田淳也

B 食事のときのシーティング

1 食事に必要な機能 黒住千春

2 椅子に座っての食事 黒住千春

3 車椅子に座っての食事 黒住千春

コラム  身体に合う車椅子を用意できない場合 黒住千春

ちょっと待って!考えてみよう 食事編 黒住千春

C 車椅子で移動するときのシーティング

1 車椅子駆動の基礎知識 藤田大介

2 上肢駆動  藤田大介

3 下肢駆動  藤田大介

ちょっと待って!考えてみよう 車椅子での移動編 藤田大介

索引

編集者・執筆者紹介

■ 特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:11.7MB以上(インストール時:26.1MB以上)

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:11.7MB以上(インストール時:26.1MB以上)

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

まだ投稿されていません