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- ICUとCCU 2022年4月号(Vol.46 No.4)【特集】Point of care ultrasound (POCUS)
商品情報
内容
循環器系Ⅰ 心機能評価,動的心機能評価(輸液応答性)/循環器系Ⅱ 血管系への POCUS アプローチ/呼吸器系Ⅰ 肺エコー ほか
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序文
特集にあたって
Point of care testing(POCT)という言葉が使われるようになり30年が経過した。診療現場でタイムリーな検査が簡便に行えることで,診断と治療がスムーズに行えることが主なメリットであり,簡易血糖測定装置が代表例である。いつでも,どこでも血糖値が測定可能で診断と治療を進めることができる。
同様に,急速に病態の変化する集中治療領域では,診断と治療方針の決定に画像診断が重要であるが,超音波装置の性能の向上とポータブル化によって,POCT的な使われ方が普及し,point-ofcareultrasound(POCUS)と呼ばれている。その広い応用範囲についてレビューが紹介されたのは10年以上前になるが,以来,多くの疾患・臓器について確実に普及してきた(N Engl J Med;364:749-757, 2011)。本特集では,その現状について専門領域の先生方に執筆をお願いした。
循環器系は,心機能評価,とくに動的評価について日本医科大学の塩村先生,山本先生にご紹介いただいた。心機能評価に際して心エコー診断が従来の評価法に比べてとくに優れている点について解説いただいた。
循環器系では,さらに血管系へのアプローチを北里大学の西澤先生,岡本先生にご紹介いただいた。動脈系,静脈系,そして肺動脈系について整理し具体的な解説をいただいた。
呼吸器系では,肺エコーについて東京女子医科大学の野村先生にご紹介いただいた。肺エコーはPOCUSの対象としてもっとも普及をみた領域といっても過言ではなく,とくにCOVID-19肺炎に際して患者搬送を不要としたことでも重要性が認識された。とくに,肺水分量や肺炎のスコア化,そして心肺機能の同時評価などの新しい知見を解説いただいた。
呼吸器系では,さらに気道エコーについて横浜市立大学の山口先生にご紹介いただいた。肺エコーほどには普及していないが,困難気道をはじめとした気道へのアプローチを,解剖学的構造を含めて解説いただいた。
腹部臓器のなかで肝胆膵領域について,東京都済生会中央病院の金田先生にご紹介いただいた。
急性胆嚢炎での有用性は確立されたといえるが,さらに診断能力を高めるための要点をご紹介いただいた。加えて閉塞性黄疸や急性膵炎などにおけるピットフォールについて解説いただいた。
産婦人科領域は,超音波検査が頻用されているが,婦人科・産科それぞれの特徴的な疾患・病態について,自治医科大学の桑田先生にご紹介いただいた。とくに,集中治療や救急場面での特徴を解説いただいた。
腹部臓器としては,泌尿器科領域も重要な位置を占めているが,とくに水腎症や尿閉の診断に有用性が認められているため,済生会宇都宮病院の亀田先生に現状をご紹介いただいた。
小児集中治療に際しては,超音波検査は低侵襲でありpoint-of-careにふさわしい検査法といえるが,気道,肺,心臓,経頭蓋といった小児に特有の病態を,兵庫県立こども病院の吉田先生,竹井先生にご紹介いただいた。
最後に,多くの診療科が必要とする頸部へのアプローチを,神奈川県立がんセンターの古川先生にまとめてご紹介いただいた。体表面に近く超音波検査に適した部位であるが,解剖学的に複雑で数多くの臓器が存在するため,プローブの選択から解剖学的特徴,そして頸部全体を評価する方法を解説いただいた。
読者の皆様に,お役に立てる特集になったと確信している。
落合 亮一
東邦大学名誉教授/医療法人徳洲会顧問
目次
特集:Point of care ultrasound(POCUS)
特集にあたって
落合 亮一
循環器系Ⅰ 心機能評価,動的心機能評価(輸液応答性)
塩村 玲子・山本 剛
循環器系Ⅱ 血管系への POCUSアプローチ
西澤 義之・岡本 浩嗣
呼吸器系Ⅰ 肺エコー
野村 岳志
呼吸器系Ⅱ 気道エコー
山口 嘉一
肝胆膵領域の POCUS
金田 智
婦人科
桑田 知之
POCUSによる泌尿器系の評価
亀田 徹
小児集中治療における POCUS
吉田 美苗・竹井 寛和
頭部のポイントオブケア超音波
古川まどか
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書籍情報
- ISBN:9784865174762
- ページ数:74頁
- 書籍発行日:2022年4月
- 電子版発売日:2022年6月17日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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