ICUとCCU 2022年7月号(Vol.46 No.7)【特集】わが国における臓器移植医療の現状と未来

  • ページ数 : 62頁
  • 書籍発行日 : 2022年7月
  • 電子版発売日 : 2022年9月22日
¥3,410(税込)
ポイント : 62 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

特集 わが国における臓器移植医療の現状と未来
わが国における臓器移植医療の歴史/臓器保護を目指した脳死患者の集中治療管理臓器保護を目指した脳死患者の集中治療管理/心停止後臓器提供 ほか

≫ 「ICUとCCU」最新号・バックナンバーはこちら

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

特集にあたって


臓器移植医療は内科的治療によっては救命できない重症臓器不全患者に対する究極の医療の1つである。わが国においては,1997年に臓器移植法が施行され脳死後の臓器提供が可能となり,2010年には国内臓器移植のさらなる推進を目指して改正臓器移植法が施行された。改正法施行後の脳死下臓器提供件数は年間50件程度から緩徐に増加しているものの,いまだ100件以下という状況が続いている。一方,わが国の臓器移植後の5年生存率は臓器によって異なるもののおおむね70 〜90%以上であり,臓器移植の医療技術と移植後ケアは国際的にも非常に高い水準を維持している。臓器移植医療において,集中治療は高い治療成績を得るために必要不可欠な一要素であり,術後管理にチーム医療の主たるメンバーとして参画する集中治療医は,臓器移植医療についての十分な知識を持つ必要がある。加えて,臓器提供のための脳死判定が行われることの多い集中治療室に従事する医療スタッフは,臓器提供における社会的な枠組みも理解しておくべきであろう。

本特集では,わが国における各臓器の移植医療に関するこれまでの歴史と現状,そして今後の方向性について,それぞれの分野を代表する先生方に執筆をお願いした。また,心停止後臓器提供における新しい取り組みについても紹介いただいた。重症病態から脳死に至るまで,脳死判定から臓器提供に至るまでの全身管理は,集中治療室で行われることが多く,脳死患者における特徴的な生理学的変化を踏まえたうえで,提供臓器の保護を目的とした全身管理が求められる。今後,臓器提供が増加するに従い,このような全身管理もICUにおける集中治療医が担当する領域の1つとなるであろう。

本特集を通じて,集中治療医が臓器移植医療にどのように関与するべきであるかについて考える一助になることを期待している。


土井 研人

目次

特 集:わが国における臓器移植医療の現状と未来

特集にあたって

土井 研人

わが国における臓器移植医療の歴史

江川 裕人

臓器保護を目指した脳死患者の集中治療管理

長谷川大祐・西田  修

心停止後臓器提供

湯沢 賢治

心臓移植の現状と未来

小野  稔

肺移植の現状と未来

中島 大輔・伊達 洋至

移植医療における集中治療科医の役割

黒田 泰弘

症 例

川崎病ショック症候群を来した年長児不全型川崎病の 1 例

芦名 一茂・菅  健敬・中邨奈津美・花田 知也

河内 晋平・山上 雄司・高原 賢守

看 護

動脈ラインフラッシュ用の生理食塩水にヘパリンを混注する必要性の検討

稲葉 理穂・東 美奈子・山田 昌興

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:4.3MB以上(インストール時:10.8MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:17.3MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:4.3MB以上(インストール時:10.8MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:17.3MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784865174861
  • ページ数:62頁
  • 書籍発行日:2022年7月
  • 電子版発売日:2022年9月22日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。