救急・集中治療(34巻4号) 徹底ガイド 急性血液浄化療法 ─研修医からの質問276─

  • ページ数 : 312頁
  • 書籍発行日 : 2023年1月
  • 電子版発売日 : 2023年2月10日
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商品情報

内容

救急医療・集中治療領域の「急性血液浄化療法」に長年携わっている各領域の専門家が、日常臨床において疑問と思われる項目について、Q&A形式でわかりやすく解説。

救急・集中治療バックナンバー

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序文

徹底ガイド
急性血液浄化療法
─研修医からの質問276─


血液浄化療法は,体外循環の技術を用いて,種々の物理学的・化学的・生物学的原理を応用し,血液中の病因物質を除去する,あるいは不足している物質を補給する治療法である.急性期重症病態に対して施行する場合には,急性血液浄化療法と呼ばれるが,維持血液透析のように慢性期患者に対して予定して行う血液浄化療法と用いる原理は同一である.

集中治療領域においては,急性血液浄化療法は人工呼吸管理と並んで最も高頻度に使用される臓器サポートであるが,その原理と急性期病態に対して施行する際の治療条件設定については専門的な知識が必要であり,診療にあたる医師が十分に理解できていないことも多いかと思われる.加えて,急性血液浄化療法における知識は,臨床工学技士や看護師など多職種にも求められる.

本書においては,チーム医療の一員として集中治療に参加する研修医からの視点において,疑問と思われる項目について,各領域の専門家に解説いただいた.素朴な疑問に対して十分な説明ができるレベルに到達することは,急性血液浄化療法を駆使した集中治療を遂行できることを裏付けるものであると考えられる.

本書によって,研修医のみならず,集中治療専門医,看護師,臨床工学技士など,集中治療に関与するすべての職種において,急性血液浄化療法の理解が深まることを期待している.


特集編集 土井研人
東京大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学

目次

I.急性血液浄化療法とは

急性血液浄化療法で用いられる用語

II.急性血液浄化療法の原理と方法

血液浄化療法に使用される原理

急性血液浄化療法におけるモダリティの選択(持続・間欠,HD,HDF,HFについて)

持続的血液浄化療法(SLEDを含む)

血液浄化器

血液浄化療法に使用される透析液

血液浄化量の設定

抗凝固療法

バスキュラーアクセス

エンドトキシン吸着

血漿交換(PDFを含む)

緊急透析としての腹膜透析(小児を含む)

急性血液浄化療法における回路,監視装置,アラーム

III.急性血液浄化療法の適応疾患・臨床場面

急性腎障害に対する急性血液浄化療法

敗血症・多臓器不全に合併した急性腎障害

外科手術後の血液浄化療法

慢性透析患者が重症化した場合の血液浄化療法

急性肝不全に対する血液浄化療法

急性膵炎に対する血液浄化療法

急性薬物中毒に対する血液浄化療法

自己免疫疾患・神経疾患に対する血液浄化療法

血液関連疾患に対する血液浄化療法(多発性骨髄腫,血球貪食,マクロファージ活性化,腫瘍崩壊)

TMAに対する血液浄化療法

小児に対する急性血液浄化療法(急性腎障害,敗血症,先天性心疾患)

小児に対する血液浄化療法(1)先天性代謝異常,急性肝不全

小児に対する血液浄化療法(2)川崎病,ネフローゼ症候群,全身性エリテマトーデス,ANCA 関連血管炎など

多発外傷に対する急性血液浄化療法

IV.急性血液浄化療法施行中の患者管理

急性血液浄化療法施行中の栄養療法

血液浄化療法施行時の薬物投与

ECMO症例における急性血液浄化療法

V.合併症

CRRT施行時に生じる合併症

VI.最近の話題

ガイドラインにおける急性血液浄化療法

オンライン血液透析濾過

災害時における透析医療

災害関連急性腎障害に対する血液浄化療法

急性血液浄化療法における保険診療

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書籍情報

  • ISBN:9784883785766
  • ページ数:312頁
  • 書籍発行日:2023年1月
  • 電子版発売日:2023年2月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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