救急医学2023年1月号(47巻1号) 皮膚を診る/皮膚で診る 皮膚科医から救急医へのメッセージ

  • ページ数 : 131頁
  • 書籍発行日 : 2023年1月
  • 電子版発売日 : 2022年12月27日
¥3,190(税込)
ポイント : 58 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

特集名:皮膚を診る/皮膚で診る;皮膚科医から救急医へのメッセージ
皮膚は口ほどに物を言う。皮膚に現れた救急病変のサインを見逃さず、素早く評価し、適切に対応するための知識・知見を、豊富な症例写真とともに皮膚科のエキスパートが徹底解説。救急科と皮膚科のコラボレーションで、より良い救急診療を!

≫ 「救急医学」最新号・バックナンバーはこちら
救急医学2023年1~12月年間購読 受付中!

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

皮膚を診る/皮膚で診る
皮膚科医から救急医へのメッセージ


皮膚科と救急科には,大きな共通点があります。患者の全身をみること,あらゆる年齢層の患者をみることです。にもかかわらず,皮膚科と救急科の学術的・臨床的なコラボレーションは,あまり多くないように思われます。

現場目線で考えると,救命が優先される救急の現場では,軽症の皮膚サインは治ってしまえば重要視されないし,重篤な皮膚サインでも残念ながら患者が死亡してしまえば顧みられない可能性が高くなります。逆に皮膚科の立場からみても,救急外来は皮膚病変の究極の状態がみられる場所,皮膚疾患の宝庫であるにもかかわらず,その現場に日常的に出入りする皮膚科医は多くないのが現実です。

しかし,前述したとおり皮膚科と救急科には大きな共通点があり,また皮膚症状の視診は知識・スキルさえあれば一瞬で判断・決断につながることも多く,まさに“救急的”といえます。さらに,救急搬送された原因を知る手がかりが皮膚にみられるかもしれません。これらはすなわち,皮膚科医の専門的な知識・スキルと,救急医の実践的な診断・対応能力が合わされば,より理想的な診断・治療につながる可能性があることを示していると考えます。

そこで今号の『救急医学』では,「皮膚を診る/皮膚で診る」と題し,皮膚科のエキスパートの先生方から,その知識やスキル,考え方を,本誌読者の救急医の先生方に伝授いただく特集を企画しました。症状,疾患・病態,患者背景で分けた各テーマを切り口に,エキスパートの立場からとくに救急医の先生方に知っておいてほしい知識,診断・治療の一助になるであろう所見・スキルなどを,豊富な症例写真とともにまとめた,充実の特集です。

本誌としては珍しい,皮膚診療のエキスパートによる貴重な解説がきっと,救急医の先生方の皮膚科的な判断・対応の底上げにつながり,それがひいては救急科と皮膚科の理想的な連携にも拡がっていくことを期待しております。


特集企画ゲストエディター:上尾中央総合病院皮膚科科長 出光 俊郎

目次

特集

Ⅰ.皮膚の症状で診る

救急外来を受診する皮膚疾患(概論)─救急搬送の原因を物語る皮膚病変

東京医科大学八王子医療センター皮膚科 梅林 芳弘

中毒疹(リケッチア症)

島根大学医学部皮膚科学講座 新原 寛之

紫 斑

地域医療機能推進機構中京病院皮膚科 小寺 雅也

紅 斑

福島県立医科大学医学部皮膚科学講座 石川 真郷 他

蕁麻疹

岩手県立中央病院皮膚科 森 康記

顔面腫脹

土浦協同病院皮膚科 盛山 吉弘

下肢腫脹

藤田医科大学医学部皮膚科学 田中 義人 他

背部・殿部・陰部に潜む全身性疾患の皮膚症状

上尾中央総合病院皮膚科 吉田 雅絵 他

口唇・口腔粘膜病変

神奈川歯科大学歯学部口腔外科学講座 神部 芳則 他

Ⅱ.疾患・病態と皮膚を診る

Stevens-Johnson 症候群

自治医科大学附属さいたま医療センター皮膚科 梅本 尚可

アナフィラキシー

藤田医科大学ばんたね病院総合アレルギー科 矢上 晶子

膠原病・血管炎

東京医科大学茨城医療センター皮膚科 川内 康弘

Ⅲ.患者背景から皮膚を診る

アトピー性皮膚炎患者

東京医科大学皮膚科学分野 沼田 貴史

高齢患者

国立病院機構あきた病院皮膚科 牧 伸樹

新型コロナウイルス感染症患者

山梨大学医学部皮膚科学講座 川村 龍吉

連載

救急医四方山話

相棒はツルハシ

安房地域医療センター救急科 中山 惠美子

出張版Dr.ʼs Prime Academia

第1 回 救急外来に透析患者が来た! 非透析患者との意識すべき違い

岐阜大学医学部附属病院医師育成推進センター 伊藤 貴康

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:69.9MB以上(インストール時:142.9MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:279.7MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:69.9MB以上(インストール時:142.9MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:279.7MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784012004701
  • ページ数:131頁
  • 書籍発行日:2023年1月
  • 電子版発売日:2022年12月27日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。