• ページ数 : 424頁
  • 書籍発行日 : 2023年1月
  • 電子版発売日 : 2022年12月16日
¥5,500(税込)
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商品情報

内容

ウィズコロナ・超高齢社会のER医必携!

神戸中央市民ERの救急診療“最旬&定番”メソッド集。好評の2018年版を全改訂し、感染症、高齢者、がん救急を強化した。診療の質の標準化に向け、フル活用してほしい。

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序文

ER made us.


「未来が私たちの前にあるのでなく、もうここにあるのだ。未来は芽の姿で私たちと一緒にいる」―カレル・チャペック


人生は選択の積み重ねであり、その結果は自分で引き受けねばならない。救急を専攻科、すなわち生業として選ぶときに、将来(もう来てしまっているのだけど)どうなるのか? サブスペシャリティはあるのか? シフト制勤務はいつまで持続できるのか? といった不安がつきまとう。

死の淵にいる患者と傷つき恐れている家族は、われわれにとって大きなストレスである。一方で、その不安定性への対処が救急医学の基本であり魅力でもある。この学問を志すものを励まし、育て、引き上げる目的で本書を編んだ。「一見軽症に見える患者たちのなかに紛れて受診する致命的な疾患の患者を見つける診療を、あまり時間とお金をかけないでやるには、高度の専門知識と経験がいる」。救急医学の泰斗、ピーター・ローゼンは「Minor Emergency」序文でこう述べている。ER およびER 医とは、少ない医療資源で多くの救急患者を安全かつ効率的に診ようというシステムとその求道者であり、マルチタスクの専門家である。いろいろな患者さんを診て、多くの他科専門医と接し、学ぶことにより、多様な考え方が身につき、しだいに喜びを感じるようになる。

今回、新たに高齢者、感染症、Oncologic Emergency に力を入れ、ほかに類のない書籍とした。日常に遭遇することが多いわりには、どの成書にも十分な記載がないと考えたためである。また、解説にはDisposition、Clinicalprediction rule を含め、診療の質を標準化する一助とした。

われわれが子どものころより親しんでいた、サザエさん24 歳、クレヨンしんちゃんの父ひろし31 歳、のび太のママ野比玉子38 歳、バカボンのパパ41 歳。読者の皆さんはどこまで追いついただろうか?


神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター長
有吉孝一

目次

・ER made us.

・編集・執筆者一覧

1章 はじめに

1 ERでの感染対策

2 ERでの心構え

3 タスクシフティング

4 ICUでの心構え

2章 救急外来でうまく立ち回るために

1 トリアージ

2 コンサルテーションの極意

3 患者トラブルの対処法

3章 超緊急時の基本アプローチ

1 成人の心肺停止へのアプローチ

2 気道確保

3 ショックの初期アプローチ

4 重症患者へのエコー活用法

4章 よくある症状への動き方・考え方:

ER医の頭の中をのぞいてみよう

1 意識障害

2 痙攣

3 頭痛

4 失神

5 めまい・ふらつき

6 胸痛

7 呼吸困難

8 動悸

9 腹痛

10 消化管出血

11 嘔気・嘔吐

12 腰背部痛

13 発熱・悪寒戦慄

14 全身倦怠感・脱力(高齢者)

15 眼科救急

16 耳鼻科救急

17 泌尿器科救急

18 皮膚科救急

19 歯科・口腔外科救急

5章 外傷

1 重症外傷の初期治療戦略

2 外傷CT:whole body CT

3 頭部外傷のCT適応

4 動物咬傷

5 熱傷

6章 小児患者へのアプローチ

1 小児の心肺停止へのアプローチ

2 小児のショック

3 小児の呼吸障害

4 小児の腹痛

7章 妊娠患者へのアプローチ

1 妊婦への基本アプローチ

2 産科救急疾患・非産科疾患

3 産科危機的出血・外傷診療

4 正常分娩

8章 高齢患者へのアプローチ

1 高齢患者へのアプローチ

2 緩和ケア的アプローチ

3 Oncologic Emergency

9章 中毒・環境障害

1 中毒

2 環境障害:熱中症

3 環境障害:偶発性低体温症

10章 ICUで知っておくべきこと

1 神経系

2 呼吸

3 循環

4 腎・電解質・酸塩基平衡

5 消化器・肝胆膵

6 栄養・内分泌・代謝

7 血液・凝固

8 感染・炎症

9 予防(バンドル)

・略語一覧

・INDEX

・「診療PDFマニュアル」のお知らせ

・資料ダウンロード方法

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書籍情報

  • ISBN:9784840478960
  • ページ数:424頁
  • 書籍発行日:2023年1月
  • 電子版発売日:2022年12月16日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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