小児科診療ガイドラインー最新の診療指針―第5版

  • ページ数 : 848頁
  • 書籍発行日 : 2023年1月
  • 電子版発売日 : 2022年12月26日
¥18,700(税込)
ポイント : 340 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

小児科疾患診療のゴールデンスタンダードが満載の必携書、4年ぶりの改定!

好評書籍「小児科診療ガイドライン」がさらにブラッシュアップされて登場。小児科医がカバーする広い範囲の症状・疾患について、国内外の学会が作成した最新のガイドラインやエビデンスを掲載しました。臨床現場に欠かせない一冊です。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文


このたび,『小児科診療ガイドライン 第5版』を上梓いたします.

小児科医が取り扱う領域は幅広く,こどもに生じるさまざまな問題に対応するために,小児医療の関係者には広い総合性が求められます.一方で,医療の進歩に伴い小児医療は複雑化し高度な知識と技術が必要となっています.さらに,身体面の治療だけでなく,心理・社会面も含めた成育過程の支援の重要性があらためて認識されるようになっています.これらの背景から,質の高い小児医療の担い手として小児科医の役割はむしろ重要となり,情報の更新が必要になっています.

そのような複雑化した診療のそれぞれの場面において,ガイドラインの情報が判断材料の一つとして参考となります.ガイドラインは,医療者や患者の意思の決定を支援するために科学的な根拠に基づいて既存のエビデンスを評価したものです.近年では,Minds診療ガイドラインの作成の手引きにのっとり,重要臨床課題から構築したクリニカルクエスチョンを中心に記載されたガイドラインも多く作成されるようになりました.医学の急速な進歩に伴い,各領域のガイドラインは積極的に改訂され,2 〜3年ごとに改訂が行われているものもあります.しかしながら,その一方で,小児診療では臨床研究による強固なエビデンスが限られている場面も多くあるため,既存のエビデンスを整理することは,小児医療の今後の治療開発に向けた端緒にもなります.

本書の目的は,小児科医が遭遇する疾患や病態などに関する最新の診療ガイドラインをわかりやすく紹介することです.それぞれにおいて,各領域の第一人者から国内外の「診療ガイドラインの現状」を紹介し,その背景を含めて解説していただきました.

小児医療においては,エビデンスをエクスペリエンスと融合させることが求められます.同時に,自らのエクスペリエンスのみによる思い込みを常に疑い,既存のエビデンスを振り返ることが重要です.第5版へと改訂された本書がガイドラインの情報を最大限に利活用する一助となれば幸いです.


2022年11月

東京大学大学院医学系研究科 小児医学講座 小児科学分野
加藤元博

目次

1.総論

発熱

嘔吐・下痢

便秘

意識障害・けいれん

脱水症

チアノーゼ

浮腫

高血圧

SIDS/ALTE

2.呼吸器疾患

先天性喘鳴

クループ

急性細気管支炎

気管支炎・肺炎

気管支喘息急性憎悪(発作)

気胸・縦隔気腫

間質性肺炎

3.感染症

突発性発疹

ノロウイルス・ロタウイルス感染症

インフルエンザ

ヒトメタニューモウイルス感染症

麻疹/風疹

水痘・帯状疱疹

RSウイルス感染症

ムンプス

EBウイルス感染症

アデノウイルス感染症

サイトメガロウイルス感染症

百日咳

マイコプラズマ感染症

単純ヘルペスウイルス感染症

髄膜炎(細菌性,非細菌性)

溶血性連鎖球菌感染症(猩紅熱を含む)

細菌性腸炎

感染性心内膜炎

結核

真菌感染症

急性中耳炎

伝染性膿痂疹・ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群

新型コロナウイルス感染症

4.循環器疾患

川崎病

心不全

頻脈・不整脈

心室中隔欠損症・心房中隔欠損症

動脈管開存症

Fallot 四徴症

大動脈縮窄症,大動脈弓離断,大動脈弁狭窄症

左心低形成症候群

心筋炎・心筋症

起立性調節障害

5.消化器疾患

乳児肥厚性幽門狭窄症

虫垂炎

腸重積症

胃炎/胃・十二指腸潰瘍(H.pylori対策を含む)

イレウス・腸閉塞

ヒルシュスプルング病

シトリン欠損症

急性肝炎・慢性肝炎

蛋白漏出性胃腸症

小児炎症性腸疾患

過敏性腸症候群

鼠径ヘルニア

6.神経筋疾患

発達の遅れ

熱性けいれん

てんかん発作,けいれん重積状態

West症候群

急性脳炎・急性脳症

片頭痛

ギラン・バレー症候群

重症筋無力症

脊髄性筋委縮症

筋ジストロフィー

ミトコンドリア病

7.血液疾患・悪性腫瘍

血球貪食性リンパ組織球症

顆粒球減少症

貧血

ITP

血友病

再生不良性貧血

白血病

リンパ腫

神経芽腫

脳神経腫瘍

8.腎・泌尿器・生殖器疾患

ネフローゼ症候群(ステロイド感受性)

ネフローゼ症候群(ステロイド抵抗性)

急性腎炎症候群

慢性腎炎症候群(IgA腎症を中心に)

急性腎障害

慢性腎臓病

志賀毒素産生性大腸菌による溶血性尿毒症症候群

非典型溶血性尿毒症症候群

尿路感染症

水腎症・水尿管症

神経因性膀胱

停留精巣

精巣捻転

9.内分泌・代謝疾患

ケトン性低血糖・アセトン血性嘔吐症

急性副腎皮質不全

糖尿病

成長ホルモン分泌不全性低身長症

甲状腺機能亢進症・低下症

尿崩症

卵巣機能不全

思春期早発症

副甲状腺機能低下症

くる病

肥満

高アンモニア血症

低血糖

家族性高コレステロール血症

Wilson病

ムコ多糖症

10.アレルギー疾患

アトピー性皮膚炎

食物アレルギー

気管支喘息(長期管理の治療法について)

アレルギー性鼻炎

小児花粉症

アナフィラキシー

11.免疫・膠原病

先天性免疫不全症候群

後天性免疫不全症(HIV感染症)

全身性エリテマトーデス(SLE)

若年性特発性関節炎

混合性結合組織病

小児皮膚筋炎・小児多発性筋炎

小児期シェーグレン症候群

IgA 血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)

自己炎症性疾患

12.社会・神経的心理学的疾患

摂食障害

チック

夜尿症

自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害

うつ病

発達性読字障害

ひきこもり

睡眠および睡眠関連病態

注意欠如・多動症

過換気症候群

身体的被虐

ネグレクト

薬物乱用

13.染色体異常症

ダウン症候群

ターナー症候群

18トリソミー

プラダ―・ウイリー症候群

22q11.2 deletion症候群

14.事故,その他

外傷

肘内障

発育性股関節形成不全

熱傷・火傷

薬物中毒

新生児・乳幼児の聴覚障害

新生児・乳幼児の眼科的異常

付録1 小児(18歳未満)の予防接種一覧

付録2 骨年齢/成長曲線

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:37.1MB以上(インストール時:98.2MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:148.3MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:37.1MB以上(インストール時:98.2MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:148.3MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784883784707
  • ページ数:848頁
  • 書籍発行日:2023年1月
  • 電子版発売日:2022年12月26日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。