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- インフェクションコントロール2023年春季増刊 ウィズコロナ時代の感染対策オールインワンブック
商品情報
内容
ウィズコロナ時代となり、ICTは多くの感染対策の初心者へ指導する機会が増えた。そのため本書では手指衛生、PPE着脱、ベッドサイドのケアなどの必須の感染対策を、ダウンロードできる写真とイラストで丁寧に解説した。「初心者や無関心者にもっとうまく伝えたい」というICTをサポートする実践書。
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序文
編集に際して
新型コロナウイルス感染症患者の発生は増減を繰り返していますが、ウィズコロナ政策のもと、感染対策をしながら日常を楽しむことが世の常になりつつあります。一方、感染対策分野では、病院の規模にかかわらず、多くの施設で感染対策の見直しを随時行い、対策の強化と緩和を繰り返し、ウィズコロナ時代に沿った感染対策の教育や啓発が行われていると思います。
2022年の診療報酬改定では、地域で発生した感染症を感染対策のプロフェッショナルがいる病院（加算1）が中心となり行政・医師会・病院・診療所（クリニック）と一丸となって食い止めるための仕組みができました。従来の感染防止対策加算1・2が感染対策向上加算1・2・3に変更されたことにより加算の算定をする病院が増えました。さらに外来感染対策向上加算も新設され診療所（クリニック）など、さらに多くの施設がより感染対策に力を入れることになりました。地域で感染対策を学び合い、支え合って強化していくことになります。
そこで、本増刊は、新たに感染対策に関わる初心者や感染対策にあまり関心のない方（感染対策への情報更新が止まっている方など）へ「感染対策の基本」「今、なぜ感染対策の地域連携が必要なのか」などのノウハウを伝える際に広くご活用いただきたいと思っております。そのために大学病院から地域の病院までさまざまな規模の病院に勤務する先生方の視点で執筆をしていただきました。また、新たにICTメンバーになった方やリンクナースを担当する方など、「教える立場の初心者」の方が自ら学ぶためにもご利用いただける構成としています。
本増刊が、実践現場で奮闘する読者の皆様のお役に立てば幸いです。
2022年11月
三重大学医学部附属病院 感染制御部 看護師長（感染管理認定看護師）
新居晶恵
目次
【第1章】ウィズコロナ時代の感染対策のポイント
1 ビフォーコロナとアフターコロナの違いとは？
2 どうして感染対策をする必要がある？
3 院内の感染対策とは？ ICTとリンクナースどのような役割？
4 感染対策における診療報酬って何？ どういう影響がある？
5 感染対策の地域連携とは？ 急性期病院は地域のリーダー？
6 なぜ保健所・医師会との連携が必要なの？
7 診療所の感染対策は？ 診療報酬改定で変わった？
8 はじめてさんや無関心さんへのアプローチ方法は？
【第2章】感染対策の基本の考え方
1 ウィズコロナの標準予防策と感染経路別予防策
2 ウィズコロナの感染対策を考えた身だしなみと日常生活の約束事
3 職業感染の対応①（針刺し・切創）
4 職業感染の対応②（ワクチンプログラム）
【第3章】スタッフに必要な感染対策の基本手技
1 手指衛生（石けんと流水・擦式アルコール製剤使用）
2 手袋の着脱
3 袖付きビニールガウンの着脱
4 ビニールエプロンの着脱
5 サージカルマスクの着脱
6 N95レスピレータの着脱
7 キャップとフェイスシールド（アイシールド）の着脱
【第4章】医療器材・リネン・医療廃棄物の処理方法
1 医療器材の処理方法のための用語解説
2 洗浄
3 消毒
4 滅菌
5 医療材料の保管方法
6 医療廃棄物の処理方法
【第5章】ベッドサイドの感染対策
1 身体の清拭
2 入浴介助（尿道留置カテーテル挿入の患者）
［コラム］尿廃棄3 食事介助
4 口腔ケア
5 経腸栄養
6 排泄ケア・オムツ交換
7 嘔吐物の処理
8 褥瘡・創部ケア
9 ドレーン管理
10 口腔内吸引・気管内吸引
11 採血
12 末梢静脈カテーテル
13 中心静脈カテーテル
14 尿道留置カテーテル
15 人工呼吸器管理
【第6章】院内の清掃・管理
1 病室の清掃
2 外来処置室の管理
3 水回りの管理
4 汚物処理室の管理
【第7章】最低限知っておこう！感染症対応時の感染対策
1 新型コロナウイルス
2 感染性胃腸炎
3 インフルエンザ
4 麻疹
5 水痘・帯状疱疹
6 尿路感染症（薬剤耐性菌）
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書籍情報
- ISBN：9784840479981
- ページ数：288頁
- 書籍発行日：2023年2月
- 電子版発売日：2023年1月27日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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