脊椎脊髄ジャーナル35巻8号 脊椎の動きと神経の立ち振る舞い

  • ページ数 : 63頁
  • 書籍発行日 : 2023年1月
  • 電子版発売日 : 2023年2月3日
¥2,750(税込)
ポイント : 50 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

■特集 脊椎の動きと神経の立ち振る舞い

特集にあたって・・・谷 諭
脊椎と脊髄,動きに関わる微小解剖・・・内門久明
頸椎の動き・・・長本行隆
ほか

≫ 「脊椎脊髄ジャーナル」最新号・バックナンバーはこちら

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

特集にあたって


脊椎脊髄疾患の病態を考えるうえで静的因子のみならず動的因子の関与を念頭に置いておくことは非常に重要で,ましてや,この問題は脊椎脊髄疾患の外科的治療を担う医師にとっては一丁目一番地かもしれません.しかし,本特集内でも紹介されているように脊椎のキネマティックスの解析などはどんどん発展している反面,実際の臨床現場の病態解析では従前のMRIにアクセントが置かれがちで,動的因子はないがしろにされかねない状況です.そもそもMRIは仰臥位での撮影が多いため,頸椎でも腰椎でも後屈位などでの動的変化は捉えにくいことが多く,まして,立位など荷重下での把握も不向きな場合が多いです.このような状況を鑑みますと,われわれ脊椎脊髄外科医はあらためて,動く臓器である脊椎の中にいる脊髄・神経を再認識し,これまで以上に念頭に置きながら臨床に臨むことが望まれると考え,本特集を組んでみました.

まずは内角久明先生に,脊椎の中の脊髄や神経にとっての周囲組織とのインターフェース(固定装置など),さらには,これまであまり注目されていなかった硬膜管の固定装置や脊椎外の軟部組織などの解剖学的および機能的役割を紹介していただきました.続いて,頸椎レベルでは長本行隆先生に頸椎の最新で精緻なキネマティックスのご紹介とその重要性,頸椎のinstantaneous axis of rotationなどのお話,さらに原稿量を増やしていただき,その中の神経組織である脊髄の状態の変化もご紹介いただきました.湯川泰紹先生にも無理なお願いをして二つの原稿にわたって腰椎のアライメント変化および可動域などの詳細な検討のご紹介,および腰椎の中の馬尾のみならず脊髄終糸や脊髄円錐の変化についても,興味深い臨床例も交えながらご紹介いただきました.脊椎から出た末梢神経は,四肢および手足の動きに伴って移動(伸縮)することは広く知られているわけですが,寺尾 亨先生には種々の絞扼性末梢神経疾患について日頃あまり触れることがない動的要素の関係を踏まえながら,実臨床症例を紹介していただきました.

本特集は,長い歴史を持つ脊椎脊髄ジャーナルでも前例のない特集ですので,とっつきにくいものになっておりますが,「動く脊椎」をあらためて見直す機会になれば幸いと思っております.

各著者の先生方におかれましては,日頃と違う切り口の原稿依頼にもかかわらず精力的にご協力をいただき本当に感謝申し上げます.さらに,企画・編集者側の問題があり,ボリュームが縮小したうえ,刊行が遅れたことを深謝いたします.


新百合ヶ丘総合病院脊椎脊髄末梢神経外科
谷 諭

目次

脊椎の動きと神経の立ち振る舞い

特集にあたって  谷 諭

脊椎と脊髄,動きに関わる微小解剖  内門 久明

頸椎の動き  長本 行隆

腰椎の動き―可動域とアライメント変化  湯川 泰紹

腰椎の中での脊髄,神経の立ち振る舞い  湯川 泰紹

動的要因により出現する末梢神経障害のメカニズム―外傷性の腕神経損傷を中心に 寺尾 亨,他

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:13.8MB以上(インストール時:29.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:55.3MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:13.8MB以上(インストール時:29.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:55.3MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784013003508
  • ページ数:63頁
  • 書籍発行日:2023年1月
  • 電子版発売日:2023年2月3日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。