麻酔パワーアップ読本 アドバンスト

  • ページ数 : 432頁
  • 書籍発行日 : 2023年3月
  • 電子版発売日 : 2023年2月27日
¥4,620(税込)
ポイント : 84 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

人気ブログ「麻酔科勤務医のお勉強日記」の書籍化第2弾!

●第2弾となる本書では、小児麻酔や産科麻酔といったややサブスペシャリティー的な分野、麻酔科の教科書的書籍に詳しい記載のない事項で教科書の次にぜひ知っておいてほしいこと、一瞥の価値があると思うグラフや模式図について解説しています。
●各項目の★の数はブログ掲載時の人気ランキングに準じています。「NEW」は書き下ろしです。
●読んでおくべき文献をコメントとともに多数紹介しています。
●親切かつユーモラスな解説で楽しく学べます。

あわせて読む → 麻酔パワーアップ読本 エッセンシャルズ

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

はじめに

「麻酔科勤務医のお勉強日記」(https://knight1112jp.seesaa.net/)というブログを書いていますSRHAD-KNIGHTと申します。日々、麻酔関連の英語論文の抄録を日本語訳してブログに投稿しています。かれこれもう12年以上続けています。

長年、ウェブリブログというプラットホームでブログを書いていたのですが、ウェブリブログのサービスが2023年1月で終了するとのことで、ブログ存続の危機に瀕していましたところ、日本医事新報社様からお声掛け頂き、ブログの中で麻酔科研修医向けに書いた記事や人気のあった記事を中心に、実際の麻酔診療業務の過程に沿って分類・整理し、また加筆・修正を行って、『麻酔パワーアップ読本エッセンシャルズ』という1冊の本にして発刊することができました。

本書は、その続編です。今回は、前著で実際の麻酔診療業務の過程に沿ったために割愛した記事や、小児麻酔や産科麻酔といったややサブスペシャルティ的な分野、麻酔科の複数の教科書的書籍に詳しい記載のない事項で、教科書の次にぜひ知っておいてほしい内容のもの、一瞥の価値があると思うグラフや模式図を解説した記事などを中心にまとめました。『麻酔パワーアップ読本エッセンシャルズ』を読まれて、気に入ってくださった方なら、前著に劣らず読みがいのある本にできたのではないかと思っています。

出版の労を担って頂いた日本医事新報社の皆様に心から感謝申し上げます。


2023年2月

SRHAD-KNIGHT

目次

第1章 術前評価・麻酔準備

1.Q ASA-PS分類とは?

2.Q 前投薬が行われなくなったのはなぜか?

3.Q 喫煙によって周術期合併症は増えるのか?

4.Q 受動喫煙は麻酔にどういう悪影響があるのか?

5.Q 麻酔器の最低限のチェックとは?

6.Q 気管挿管準備のSOAP MEとは?

第2章 モニタリング

1.Q 麻酔器に酸素濃度計が付くようになったきっかけは?

2.Q BISガイドの麻酔は何がいいのか?

3.Q PTCカウントからTOF1出現をどう予測するか?

4.Q 筋弛緩モニターの代替装着部位とは?

5.Q 呼吸停止後4分で酸素が枯渇することを示せ!

6.Q 正しい前酸素化の方法とは?

7.Q 前酸素化で無呼吸許容時間が8分に延びるのはなぜ?

8.MCQ 麻酔導入時の「前酸素化」

第3章 産科麻酔

1.Q 帝王切開脊椎麻酔のくも膜下オピオイドの目的と使用量は?

2.Q 脊椎麻酔に使用する針は、どんなタイプ、太さが適しているのか?

3.Q 身長と体重を考慮した帝王切開時の脊椎麻酔プロトコールとは?

4.Q 帝王切開の脊椎麻酔は右側臥位? それとも左側臥位?

5.Q 帝王切開術ではトラネキサム酸を投与するべきか?

6.Q 妊婦では無呼吸許容時間がなぜ短くなるのか?

7.Q 帝王切開分娩で臍帯血pHを下げないためには?

第4章 小児麻酔

1.Q 小児の術前診察時に麻酔導入法の決定はどうするか?

2.Q VIMAとは何か?

3.Q 小児急速吸入導入のツボとは?

4.Q 小児のセボフルラン吸入導入で、静脈ライン確保の最適時間は?

5.Q 小児の気管チューブ選択における中指長の役割とは?

6.Q 小児では従来はカフなしチューブを使用していたがそれはなぜか?

7.Q 小児でカフ有り気管チューブを使用すると何がいいのか?

8.Q 小児でカフ有り気管チューブを使用するときに気をつける

べきことは?

9.Q COLDSスコアとは?

第5章 声門上器具

1.Q SGAとは?

2.Q ラリンジアルマスク挿入のタイミングを何で評価するか?

3.Q ラリンジアルマスクの適切な留置位置は何を見て判断するか?

4.Q ラリンジアルマスク挿入時に筋弛緩薬を使用すると何がよいのか?

5.Q 声門上器具を安定的に固定する簡便な方法とは?

6.Q ラリンジアルマスクの最適カフ圧は存在するか?

7.Q ラリンジアルマスクのカフ圧はモニタリングが必要か?

8.Q ラリンジアルマスクにリドカインゼリーはなぜだめなのか?

9.Q ラリンジアルマスク挿入の回転法は標準法よりも優れているのか?

10.Q ラリンジアルマスクに対する誤解とは?

11.MCQ ラリンジアルマスク

第6章 気管挿管

1.Q 気管チューブにリドカインスプレーはなぜだめなのか?

2.Q 総義歯の患者さんで挿管困難がほとんどいないのはなぜか?

3.MCQ スタイレット

4.Q CICVとは?

5.Q 気道確保後の咽喉頭痛を少なくするには?

6.Q MACOCHAスコアとは?

7.Q ICUでの気道管理アルゴリズムとは?

8.Q 無呼吸酸素化の原理とは?

9.Q 無呼吸許容時間を延長させるには?

10.Q Cormack-Lehane分類とは?

第7章 ビデオ喉頭鏡

1.Q ビデオ喉頭鏡とは?

2.Q ビデオ喉頭鏡の利点と欠点とは?

3.Q ビデオ喉頭鏡のブラインド・スポットとは?

4.Q ビデオ喉頭鏡にはどんな種類があるのか?

5.Q ビデオ喉頭鏡の挿管成功率は高いのか?

6.Q ビデオ喉頭鏡は侵襲性が低いのか?

7.MCQ McGRATHTM MAC

第8章 吸入麻酔

1.Q 亜酸化窒素はどうしてあまり使用されなくなったのか?

2.Q デスフルランはどうして使用するべきではないのか?

3.Q 吸入麻酔は地球を温暖化するのか?

4.Q 麻酔器で[酸素:空気]=[1:1]で人工呼吸した場合、実際の

吸入酸素濃度は?

5.Q 低流量麻酔は何がいいのか?

6.MCQ 地球温暖化と吸入麻酔

7.Q 揮発性麻酔薬とオピオイドの相互作用とは?

8.Q 揮発性麻酔薬の維持濃度はどうするか?

9.Q 年齢補正MACとは?

10.Q MAC(BIS 50)とは何か?

11.Q 全身麻酔からの覚醒時の新鮮ガス流量はどう設定するか?

第9章 静脈麻酔と肥満

1.Q 吸入麻酔よりも静脈麻酔のほうが回復の質が良好なのか?

2.Q どっちがいいの? 静脈麻酔 vs 吸入麻酔

3.Q CSHT(context sensitive half-time)とは?

4.Q 肥満患者では無呼吸許容時間がなぜ短くなるのか?

5.Q 肥満は挿管困難の要因なのか?

6.Q 肥満患者への麻酔薬投与はどうする?

第10章 中心静脈カテーテル

1.Q 中心静脈カテーテルの先端はどこに位置させるのがよいか?

2.Q 中心静脈カテーテルの留置長をどう決めるか?~数式編~

3.Q 中心静脈カテーテルの留置長をどう決めるか?~局所解剖編~

4.Q 中心静脈カテーテルの先端位置が適切な場合と不適切な場合

とは?

5.Q 中心静脈カテーテルの血管内位置異常の例とは?

6.Q 中心静脈カテーテルの位置異常の稀な症例とは?

第11章 その他

1.Q 地球環境にやさしい麻酔とは?

2.Q NGチューブがうまく入っていかない時の対処法とは?

3.Q 尿道カテーテルによる不快感を軽減する方法とは?

4.Q 周術期アナフィラキシーの原因薬物としては何が多いのか?

5.Q Kounis(コーニス)症候群とは?

6.Q 肺胞気式を説明せよ!

7.Q 生理食塩水と5%ブドウ糖液は等張液であることを示せ!

資料:ポイント集

索引

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:11.3MB以上(インストール時:29.0MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:45.2MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:11.3MB以上(インストール時:29.0MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:45.2MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784784901173
  • ページ数:432頁
  • 書籍発行日:2023年3月
  • 電子版発売日:2023年2月27日
  • 判:四六判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。