学会スライド 図解の技術ーグラフと表の効果的な見せ方・作り方

  • ページ数 : 192頁
  • 書籍発行日 : 2023年4月
  • 電子版発売日 : 2023年5月10日
¥3,630(税込)
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商品情報

内容

学会発表のスライド作成で一番差がつくのが,グラフと表の作り方.パワーポイントのデフォルトで作るばかりではいつまでもスライド初級者のままです.本書を読んで学会発表の達人をめざそう! グラフと表を中心に,フローチャートなど,スライド作成時における図解のテクニックを解説します.フォント選びや色彩計画など,基本的なテクニックもバッチリです.

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序文

はじめに


「わかりやすい表現をしたい」

「相手の目をひくスライドを作りたい」 

発表スライドを作るときにこうした気持ちになることは少なくない。

しかしいざスライドを作ろうとすると、どう表現したらいいのか思いつかなかったり、作ったスライドが「見づらい、伝わらない」ものになったりして、「自分にはセンスがない」「デザインのことはよくわからない」と悩んでいたり、諦めたりしていることも、また珍しくない。

本書は、センスがなくても、わかりやすく相手の目をひくスライドを作る方法を平易なことばと事例を使って解説する。

説明はつぎの方針に基づく。


1.わかりやすい表現と、その背景を理解できる

すばらしい例を見せられても自分のスライドにどう応用していいのかわからない。そうしたことがないように改善事例とそこに至るプロセスを示し、スライドの表現と、それを作っていく考え方と手順を理解できるようにする。

2.作成プロセスとPowerPointの機能と操作を解説する

どのような表現をしたらよいかがわかっても、それだけではスライドを作ることはできない。作成していく過程とそこで必要なPowerPoint の機能と操作を実際の画面を使って解説する。

3.多くのデザインパターンや色を取り上げる

スライド作成では参考にできるものが多いほうがよい。作成のヒントとなるさまざまなデザインや色を使った事例を取り上げる。


本書は私の医学系の書籍として『驚くほど相手に伝わる 学会発表の技術』(中山書店)に継いで、二作目となる。前作同様、多くの方に受け入れられ、役に立つことができれば幸いである。

最後に本書の企画・制作にご支援いただいた中山書店のみなさん、前著に続いて執筆した原稿をすばらしいデザイン・レイアウトに作り上げていただいた公和図書のみなさん、そして檮木治先生に感謝する。


飯田英明

目次


本書の考え方

本書の内容でこう変わる

本書の構成

第1章 伝わる発表スライド

01 発表スライドをレベルアップする

02 読み取りやすい文字の大きさにする

03 文字のルールを守る

04 視認性の高い書体を選ぶ

05 重要度で文字の太さを変える

06 おすすめの和文フォント

07 欧文フォントを使いこなす

08 UD(Universal Design)フォント

09 行間にゆとりを持たせる

10 背景は表現をじゃまをしない色

11 統一感のある色を組み合わせる

12 統一感の中で注目をひく色づかい

13 目次で説明の流れを可視化する

14 統一フォーマットを使う

15 ワンスライドワンテーマ~段階を踏んで取り上げる

16 タイトルでメッセージを伝える

17 オンライン発表向けの表現にする

18 ディスプレイ・ネットワークへの配慮

19 オンラインで関心をひきつける

第2章 数値の持つ本質を視覚化するグラフ

20 グラフの種類を使い分ける

21 棒グラフで比較する

22 エラーバー付き棒グラフで比較する

23 箱ひげ図(ボックスプロット)で比較する

24 積み上げ棒グラフ・面グラフで比較する

25 折れ線グラフ・ファンチャート・複合グラフで推移を示す

26 ヒストグラムで分布やばらつきを表す

27 ピラミッドグラフで分布を表す

28 散布図で相関を表す

29 円グラフ・帯グラフで割合を表す

30 レーダーチャートで大小やバランスを表す

31 目盛線を省く、軸を省く

32 グラフで誤解を与えない

第3章 詳細なデータを正確に表現する表

33 表のデザインを見直す

34 文字が小さくなるならスライドを分ける

35 読み取りやすい表現にする

36 ヒートマップで分布や特徴を可視化する

37 デザインでひきつける

38 ポジショニングマップで位置づけを明確にする

第4章 ひと目でわかる図解表現

39 箇条書きを図解スライドにする

40 「見出し+0」を図解する

41 「見出し+1」を図解する

42 「見出し+複数」を図解する

43 ベン図で表現する

44 手順・タイムラインを図解する

45 ここを直せばもっと良くなる-1

46 ここを直せばもっと良くなる-2

47 ここを直せばもっと良くなる-3

48 ここを直せばもっと良くなる-4

49 アイコン(ピクトグラム)を活用する

50 写真の引き出し線を工夫する

51 手早くきれいな図を作る

第5章 完成前に最後の見直し

52 作った資料をチェックする

53 伝わらない理由から表現を見直す

最後に わかりやすいスライドにするための3つの原則

Technic & Column

Macでグレースケールを使う

スライドは4:3か、16:9か

グラフで世界を変えた二人のイギリス人

標準の色は強すぎる

重複のある項目名はまとめる

注釈を加える

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書籍情報

  • ISBN:9784521749921
  • ページ数:192頁
  • 書籍発行日:2023年4月
  • 電子版発売日:2023年5月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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