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- Heart View 2024年4月号 肺高血圧治療 ~今どこに進んでいるのか~
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内容
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序文
企画にあたって
大郷 剛(国立循環器病研究センター心臓血管内科部門・肺循環科特任部長/医療安全管理部部長)
肺高血圧症は肺動脈圧の上昇により右心不全をきたす希少難病であり,約25年前までは現実的に使用可能な有効な治療法はなく,まさに「不治の病」でした。しかし,この25年の間にプロスタサイクリン経路,エンドセリン経路,nitric oxide 経路の3系統の肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療薬が登場し,運動耐容能や生命予後は大きく改善してきました。
しかし,現在使用可能な薬剤をもってしても十分な病状の改善が得られない場合もあり,また,いまだに根治はできず,「不治の病」であることは変わりありません。重症例への治療,現行の治療薬への不応例,心肺病変や静脈病変の合併した病態などさまざまな病態が明らかになり,この疾患のunmet ニーズは多く存在しています。より多くの患者さんを救命していくためには,さらなるPAH における病態の理解,そして克服できていない病態への新たな治療が求められています。
近年の肺高血圧症における診断,治療のさまざまな進化に伴い,2022年にはヨーロッパ心臓病学会/ ヨーロッパ呼吸器学会(ESC/ERS)の肺高血圧症診断治療ガイドラインが改訂されました。さらにそれに伴い,国内のさまざまな肺高血圧症ガイドラインの改訂も視野に入っており,現在の,そしてこれからの肺高血圧治療はどうあるべきかを再考する時期にきています。
本企画は,これからの肺高血圧診療を考えながら,現在のベストプラクティスのために役立つ最新の知見を各分野のエキスパートの先生方にご紹介いただき,これからこの分野を目指す先生方にも理解していただけるようにご解説いただきました。本書が皆様に常に活用され肺高血圧症診療と発展の一助となるよう願っています。
目次
特集:肺高血圧治療 今どこに進んでいるのか 企画・構成/大郷剛
[識る]
1 肺高血圧症:疫学と歴史 田邉信宏
2 診断基準の変更でPH診療はどう変わるのか?~ 2022年ESC/ERSガイドライン改訂におけるPH新基準を踏まえて~ 田村雄一
3 PAHにおける遺伝学的検査はPH診療を変えるか? 桃井瑞生,平出貴裕,片岡雅晴
4 左心疾患とPHを合併する場合の診療はどうするか?~心疾患合併PAHおよび2群PHの診療~ 波多野 将
5 PH診療において右心機能評価をどう生かすか? 島 秀起,辻野一三
[診る]
6 膠原病性PAHをできるだけ見逃さず,早期に診断するためには 安岡秀剛
7 日常診療に潜むCTEPHを見逃さないコツ 足立史郎
8 運動負荷右心カテーテルをPH診療にどう生かすか? 伊波 巧
9[Expertise]NO吸入薬をPH診療にどう生かすか? 上田 仁
[治す]
10 現状での最適なPAH治療とは?~ 2022年ESC/ERSガイドライン改訂を踏まえて~ 杉村宏一郎
11 呼吸器疾患とPHを合併する場合の治療はどうするか?~ PGI2吸入薬のエビデンスを踏まえて~ 杉浦寿彦
12 CTEPHにおける肺動脈バルーン形成術の適応と限界は? 下川原裕人
13 小児PH治療の特徴:疫学,診断の観点も含めて 土井庄三郎
14[Expertise]PAHに対する新規治療アプローチ-ソタテルセプト- 眞田喬行
15[Expertise]肺動脈除神経治療(PADN)とは 浅野遼太郎,大郷 剛
連載
・心臓の解剖
[知っておきたい知識 -疾患の病態生理から治療へつなげる解剖学-]
第29回 心エコー図検査に活かす心臓構造 井川 修
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書籍情報
- ISBN:9784008102804
- ページ数:104頁
- 電子版発売日:2024年3月9日
- 判:A4変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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