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- 心エコー 2024年10月号(25巻10号)心膜疾患を語り尽くす
商品情報
内容
特集は「心膜疾患を語り尽くす」.心外膜脂肪の意義と計測法/急性心膜炎・心タンポナーデの診断/収縮性心膜炎の身体所見を見直す/収縮性心膜炎の診断─Mayo Clinicの診断基準を中心に/滲出性収縮性心膜炎の診断/癌性心膜炎・心臓腫瘍の診断/先天性心膜欠損症の診断/コアグラタンポナーデの診断/収縮性心膜炎の外科治療 を取り上げる.連載として症例問題[Web動画連動企画]声帯麻痺の原因は?,[COLUMN]Something new, Something special等を掲載.
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序文
巻頭言 心膜疾患を語り尽くす
1965年に“Ultrasound Diagnosis of Pericardial Effusion”という論文が,JAMAに掲載されました(JAMA 191(9):711-714, 1965).心エコーで心膜液貯留を診断できるという,今では当たり前のことですが,当時はJAMAに掲載されるくらいインパクトのある内容だったのです.著者は心エコー図の“God Father”こと(当時まだ32歳!),Dr.Harvey Feigenbaumです.この論文は,心エコー図による心膜疾患診断の夜明けを告げるともいうべきものです.今回はその,心膜疾患を特集しました.
超音波は心臓に到達する前にまず心膜,心膜腔を通過します.そこにさまざまな異常が存在する場合があります.「エコーフリースペース(echofree space)」と呼ばれる所見を知らない読者はいないと思います.これはそもそも心エコー図がMモード法で記録されていた時代に,「左室後方に存在するエコーシグナルを認めない領域」として認識されていたものです.
前述の論文以後,先人たちの観察,研究により,今では単に心膜液が存在するだけではなく,実にさまざまな病態を心エコー図によって診断することができるようになりました.心膜液が貯留していれば,その性状から原因は何か,あるいは血行動態の評価から心タンポナーデになっていないかなどを考えます.その中にコアグラタンポナーデとよばれる特殊なタンポナーデがあることをご存知ですか?収縮性心膜炎といえばカテーテルの“dip and plateau”が有名ですが,心エコー図によって収縮性心膜炎と診断する自信はありますか?今や,正常構造物と考えられていた心外膜脂肪にすら病的意義が存在することをご存知でしょうか?心膜がないことはどのようにして診断するのでしょうか?など,本特集では心膜疾患のすべてについて,語り尽くしていただきました.Feigenbaum先生がMモード法で心膜液相手に奮闘されていた60年前に思いをはせながら,お読みいただきたいと思います.
大倉宏之
目次
【特 集】
心外膜脂肪の意義と計測法……平田有紀奈
急性心膜炎・心タンポナーデの診断……伊藤朝広
収縮性心膜炎の身体所見を見直す……川﨑達也
収縮性心膜炎の診断─Mayo Clinicの診断基準を中心に……中田康紀
滲出性収縮性心膜炎の診断……土岐美沙子
癌性心膜炎・心臓腫瘍の診断……芦原京美
先天性心膜欠損症の診断……杜 徳尚
コアグラタンポナーデの診断……田中教雄
収縮性心膜炎の外科治療……南方謙二
【症例問題】[WEB連動企画]
急性下壁心筋梗塞の治療2日後に呼吸苦を呈した1例……一柳 肇
【COLUMN】
報告記
日本心エコー図学会第35回学術集会を開催して……川合宏哉
Something new, Something special
私と左房機能“これまで”と“これから”……湯田 聡
伊藤 浩の3分で読める!イイ話―第1回―《新連載》
Valsalva手技……伊藤 浩
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書籍情報
- ISBN:9784011102510
- ページ数:100頁
- 書籍発行日:2024年9月
- 電子版発売日:2024年10月2日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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