脊椎脊髄ジャーナル37巻4号 頭蓋頸椎移行部病変

  • ページ数 : 79頁
  • 書籍発行日 : 2024年5月
  • 電子版発売日 : 2024年5月30日
¥2,750(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 50pt ( 2 %)
m3ポイント:1%相当 point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

頭蓋頸椎移行部病変
特集にあたって・・・安原隆雄
頭蓋頸椎移行部の解剖学的特徴(正常解剖)・・・西村由介,他
頭蓋頸椎移行部の解剖学的破格(anomaly)と手術における注意点・・・山崎正志
頭蓋頸椎移行部固定術における術後嚥下障害の予防・・・中矢良治
再建術を要した頭蓋頸椎移行部病変の治療・・・長谷川智彦,他
Foramen magnum meningiomaに対する治療戦略・・・遠藤俊毅,他
上位頸髄神経鞘腫・・・内藤堅太郎
Chiari奇形に対する治療・・・安原隆雄,他
頭蓋頸椎移行部動静脈瘻の臨床的特徴,診断と治療・・・平松匡文,他

序文

特集にあたって


頭蓋頸椎移行部病変と聞くと,中下位頸椎や腰椎病変と比べて,少しハードルが高いと感じる読者先生もおられるだろう.その理由としては,頭蓋頸椎移行部には,骨形態・関節・筋付着部の独自性,椎骨動脈・静脈叢の存在もあり,頭蓋頸椎移行部病変に対する手術では,解剖学的知識に基づいた精緻な手術操作を要し,技術的難易度も比較的高くなることが挙げられる.また,頭蓋頸椎移行部病変にはさまざまな病態が包含されていて,他部位病変にはない多様性があり,それぞれの手術で,手術手技・外してはならないポイント・ピットフォールが異なることも関係するだろう.一方,3D‒CTAなどを用いた術前血管評価を十分に行い,骨・動静脈・腫瘍など主病変の位置関係をしっかり把握することと,筋膜・骨膜・靭帯も含めた膜解剖を理解し,正しい剝離面で操作するコツを掴んでしまえば,頭蓋頸椎移行部における多くの病変に対して,戦う土俵に上がることができると感じられる.

本特集では,整形外科・脳神経外科のエキスパートの先生方から,解剖学的特徴・解剖学的破格・固定術に際して注意するポイント・変性疾患・腫瘍性疾患・奇形・血管障害・再建術を要した高難度症例まで,多岐にわたる内容・疾患・病態について詳しく解説いただいた.多面的に考えられる頭蓋頸椎移行部病変をさまざまな角度から一度に勉強することにより,1つ1つの手術手技をアップデートして洗練させるだけでなく,頭蓋頸椎移行部病変に対する理解を全体的に深化させることが本特集の目的である.素晴らしいエキスパート先生方の伝えたい気持ちが伝わる,言語化された知識・技術と,多くのシェーマや写真からなる本特集が,特に若い読者先生方の「頭蓋頸椎移行部病変でも立ち向かっていける!」につながることを心から願っている.


岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経外科 安原隆雄

目次

特集 頭蓋頸椎移行部病変

特集にあたって・・・安原隆雄

頭蓋頸椎移行部の解剖学的特徴(正常解剖)・・・西村由介,他

頭蓋頸椎移行部の解剖学的破格(anomaly)と手術における注意点・・・山崎正志

頭蓋頸椎移行部固定術における術後嚥下障害の予防・・・中矢良治

再建術を要した頭蓋頸椎移行部病変の治療・・・長谷川智彦,他

Foramen magnum meningiomaに対する治療戦略・・・遠藤俊毅,他

上位頸髄神経鞘腫・・・内藤堅太郎

Chiari奇形に対する治療・・・安原隆雄,他

頭蓋頸椎移行部動静脈瘻の臨床的特徴,診断と治療・・・平松匡文,他

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:30.6MB以上(インストール時:62.9MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:122.2MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:30.6MB以上(インストール時:62.9MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:122.2MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784013003704
  • ページ数:79頁
  • 書籍発行日:2024年5月
  • 電子版発売日:2024年5月30日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。