睡眠学の百科事典

  • ページ数 : 700頁
  • 書籍発行日 : 2024年6月
  • 電子版発売日 : 2024年6月27日
24,200
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商品情報

内容



国内最大の睡眠研究者の学術団体である一般社団法人日本睡眠学会が総力を挙げて編纂した国内初の本格的な「睡眠学」に関する事典。睡眠・覚醒現象の調節メカニズムやその分子生理学的基盤の解明など基礎的研究を行う「睡眠科学」、睡眠不足によるヒューマンエラーや交通・産業事故、教育・学習への影響、交代勤務や夜型生活など社会生活における睡眠問題を扱う「睡眠社会学」、不眠症や過眠症、睡眠時無呼吸症候群などさまざまな睡眠障害の診断・治療や健康との関わりを研究する「睡眠医学」の3本柱に加え、若手研究者や医療関係者のために睡眠研究の方法論を解説した「研究技法手法と測定法」の部を追加した構成となっている。研究や診療の最前線にいる執筆陣により最新の知見やエビデンスがふんだんに盛り込まれている。

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序文

刊行にあたって

本事典は,国内最大の睡眠研究者の学術団体である一般社団法人日本睡眠学会が総力を挙げて編纂した国内初の本格的な「睡眠学」に関する事典です.睡眠学は,私たちが日々経験している睡眠と覚醒という生体に欠かすことのできない生理現象のメカニズムを探求し,その心理・社会・生物学的な意義の解明を通じて私たちの健康と社会の発展に貢献することを目的とした学問です.睡眠は健康的で活力ある日常生活を送るためにきわめて重要な生活習慣と位置づけられています.なぜなら,本事典でも詳しく解説されているように睡眠は休養や疲労回復だけでなく,認知,記憶,感情,代謝,循環,免疫など多くの生体機能の調節に深く関与しており,私たちの健康はもちろんのこと,社会的コミュニケーションや創造性,労働生産性など人間の社会活動全般の礎になっているからです.そのため,2002(平成14)年,日本学術会議が新たな学際研究領域として睡眠学の創設を提言し,その研究推進を促しました.提言の中で睡眠学は,睡眠・覚醒現象の調節メカニズムやその分子生理学的基盤の解明など基礎的研究を行う「睡眠科学」,睡眠不足によるヒューマンエラーや交通・産業事故,教育・学習への影響,交代勤務や夜型生活など社会生活における睡眠問題を扱う「睡眠社会学」,不眠症や過眠症,睡眠時無呼吸症候群などさまざまな睡眠障害の診断・治療や健康との関わりを研究する「睡眠医学」の3 つの柱からなる多分野横断的な取り組みが必要な研究領域と定義されています.本事典もそれに倣い,「第Ⅰ部睡眠科学」「第Ⅱ部睡眠社会学」「第Ⅲ部睡眠医学」の部を設けました.また,若手研究者や医療関係者のために睡眠研究の方法論を解説した「第Ⅳ部研究技法と測定法」の部を追加しました.

本事典では全体で266 項目のテーマを取り上げ,最新のトピックスも含めて睡眠学のほぼ全ての領域を網羅しています.睡眠研究者はもちろんのこと,学部生,大学院生,医療従事者のほか,睡眠学に関心をお持ちの一般の方々まで,幅広い読者層の知的探究心を満たすことができる一冊になったと編者,執筆者一同,自負しています.日本睡眠学会から推挙された各分野の専門家で編集委員会を構成し,4000 名を超える会員の中から該当分野に精通した総勢212 名の睡眠研究者を選び執筆を依頼しました.研究や診療の最前線にいる執筆陣により最新の知見やエビデンスがふんだんに盛り込まれています.本事典は中項目主義を採用しており,学問の知見を細切れに示すのではなく,節見出しレベルの項目立てをし,睡眠学における重要項目を読者に提示しています.そのため,「睡眠科学」「睡眠社会学」「睡眠医学」の3 本柱を軸に,各章の中項目タイトルを眺めていただくだけで現在の睡眠学でどのような事項に重点がおかれ,いかなる研究が進められてきたかを俯瞰できます.また,各項目の分量が2 頁もしくは4 頁と手頃な分量なので,専門書を読むよりハードルが低く,簡潔かつ具体的に解説しているため初学者にも読みやすい仕上がりになっています.

本事典を発刊した背景について触れます.現在日本のみならず世界中で「睡眠」に対する関心が高まっています.実際,睡眠不足,睡眠負債,不眠,眠気などのキーワードをテレビやインターネット,書籍,雑誌で見かけない日はありません.睡眠改善を謳う食品,サプリメント,寝具,スマートフォンアプリ,睡眠測定用ウェアラブルデバイス,睡眠向上のためのコンサルティングサービスなども多数登場しています.また,働き方改革や健康経営,自殺対策,厚生労働省が推進する「健康日本21」での疾患一次予防など,行政や産業界が進める数々の取り組みでも睡眠と休養が大きなテーマの一つになっています.一方で,睡眠への関心の高まりやサービスの普及とともに,科学的エビデンスに乏しい情報や商品も氾濫するようになり,ユーザー保護の観点から問題視されています.このような時期に,睡眠学に関する最新の知見,エビデンスを集大成した本事典を発刊することができたのは実に時宜を得ていると感じています.本事典を通じて睡眠学に関心を持つ研究者や生活者が増え,啓発が進み,睡眠学の更なる発展につながれば,編者一同望外の喜びです.

最後に,本事典を企画・刊行いただきました丸善出版株式会社企画・編集部の安部詩子さん,藤村斉輝さん,齊藤悠人さんに心から感謝申し上げます.相互に関連が深い数多くの原稿を整合性が保たれるようにきわめて丁寧に校閲,編集いただきました.本事典の企画は2020 年,当時の日本睡眠学会理事長であった内山真先生に丸善出版様がお声がけいただいたことから立ち上がりましたが,その後に蔓延した新型コロナウイルス感染症の影響もあり発刊まで足かけ4 年かかりました.この間,不自由も多い中で多大なご尽力をいただきました編集委員および執筆者の皆様に深く感謝申し上げます.


2024年3月15日(2024 年の世界睡眠の日に)

一般社団法人日本睡眠学会理事
睡眠学の百科事典編集委員会委員長
三島和夫

目次

第I部 睡眠科学

第I部1章 正常睡眠の特徴

睡眠の定義 

ヒト正常睡眠脳波の特徴

睡眠中の全身の生理機能変化

睡眠の比較生物学――睡眠の進化と多様性

脊椎動物の睡眠

無脊椎動物の睡眠

半球睡眠

睡眠の恒常性

 (コラム)睡眠が先か?覚醒が先か?――生物のデフォルト状態について

第I部2章 睡眠覚醒の調節

睡眠・覚醒制御に関わる神経回路

覚醒・ノンレム睡眠のスイッチ機構

ノンレム・レム睡眠のスイッチ機構

脳波の発生機構

睡眠とグリア

睡眠と覚醒を調節する物質

GABAとグルタミン酸 

ヒスタミン

セロトニン

ノルアドレナリン

ドパミン

アセチルコリン

オレキシン

プロスタグランジンとアデノシン

メラトニンの分泌動態  (内因性)と作用  (外因性)

神経内分泌

 (コラム) 睡眠・覚醒の調節

第I部3章 睡眠の生理学

自律神経機能

循環器――血圧・心拍数・血流量

呼吸器

免疫

摂食・エネルギー代謝 

体温調節

体温調節の神経基盤

 (コラム)睡眠中の脳内血流変化

第I部4章 睡眠の遺伝学 

睡眠関連遺伝子と動物モデル

睡眠異常をきたすマウスの順遺伝学

ショウジョウバエの睡眠の遺伝学

ヒトの睡眠の遺伝学――大規模バイオバンク時代の幕開け

睡眠障害に関連する遺伝子

ナルコレプシー関連遺伝子

ナルコレプシー動物モデル 

短時間睡眠の関連遺伝子 

染色体異常・遺伝子異常に伴う睡眠障害

 (コラム)光遺伝学の発展と睡眠研究への応用

第I部5章 生物リズムと睡眠

概日リズムと睡眠の相互作用

2プロセスモデル

ヒト概日リズムの測定法

概日リズムの振動・発振機構

時計遺伝子

概日リズムの同調機構――光同調

概日リズムの同調機構――非光同調-運動

概日リズムの同調機構――非光同調-摂食

24時間よりも短い周期のリズム

概年リズム

 (コラム)睡眠禁止帯

第I部6章 睡眠の機能

睡眠恒常性

局所睡眠

シナプス可塑性

学習・記憶処理

情動処理

衝動的行動と意思決定

老廃物クリアランス

 (コラム)匂い・音刺激による睡眠中の神経可塑性

第I部7章 冬眠と麻酔

冬眠と睡眠

麻酔と睡眠

 (コラム)冬眠とQニューロン

第II部 睡眠社会学

第II部1章 年齢・性と睡眠

一般人口――日本人の睡眠疫学の概説,国際比較

乳幼児

小学生

中学生・高校生

大学生

青年期・壮年期

高齢期

性差

女性の睡眠――月経,妊娠・出産,更年期

 (コラム)睡眠時間について

第II部2章 生活習慣と睡眠

睡眠の個人差

朝型と夜型――クロノタイプ

昼寝の効果

嗜好品――アルコール・ニコチン・カフェイン

食品・サプリ 

運動・身体活動

入浴 

睡眠薬使用 

 (コラム)香りと睡眠

第II部3章 睡眠と社会

交通事故 

産業事故 

ヒューマンエラー

メディアと情報端末

インターネット依存とゲーム依存

ブルーマンデーと社会的時差ぼけ

サマータイム 

仮眠

災害

ストレス・レジリエンス

長時間労働と過重労働 

交代制勤務

医療従事者の睡眠 

テレワーク・在宅勤務とコロナ禍

始業時刻と部活動・塾 

不登校とひきこもり 

子育て・養育者の睡眠 

在宅介護者の睡眠 

海外渡航者の時差ぼけ

 (コラム)睡眠と生産性――プレゼンティーズム

第II部4章 睡眠環境

光環境

音  (騒音)

温熱環境 

寝具 

寝衣

パートナー

特殊環境

季節

 (コラム)『源氏物語』頃の眠りと光環境

第II部5章 睡眠衛生・認知行動療法

睡眠公衆衛生

睡眠衛生と睡眠管理 

家庭における  (乳幼児向け)睡眠衛生教育

学校における  (小・中・高校生向け)睡眠衛生教育 

大学生に対する睡眠衛生教育

職場における睡眠衛生教育 

高齢者に対する睡眠衛生指導

 (コラム)睡眠改善インストラクターと睡眠健康指導士

第II部6章 睡眠時間と眠気

眠気の要因

就床・起床時刻の影響 

断眠――全断眠・部分断眠  (レム断眠・徐波断眠)

睡眠負債

睡眠延長、寝貯め 

入眠過程

微小睡眠

睡眠慣性

覚醒水準とパフォーマンス

 (コラム)眠気の主観評価と客観評価の乖離

第II部7章 睡眠中の心理的体験・認知活動

夢 

悪夢 

明晰夢 

金縛り

夢の発生機序と機能

入眠時心像 

睡眠中の時間知覚

睡眠中の情報処理,見張り番機構 

第一夜効果

睡眠段階と睡眠深度――覚醒閾

睡眠感  (熟眠感)

自己覚醒 

起床時気分

 (コラム)夢の可視化

第II部8章 睡眠と文化

眠具

ねむり衣

ねむり小物

夢の文化史

夢の民族誌 

夢信仰 

 (コラム)睡眠文化 

第III部 睡眠医学

第III部1章 睡眠障害の症候

睡眠障害の疫学

睡眠障害の国際分類

不眠症状を呈する疾患と鑑別

過眠症状を呈する疾患と鑑別

睡眠・覚醒リズムの異常を呈する疾患と鑑別

イビキおよびイビキを呈する疾患と鑑別

睡眠中の異常行動を呈する疾患と鑑別

睡眠関連兆候を呈する疾患

下肢の不快感、ぴくつきなど

小児にみられる睡眠障害の症候

睡眠時間  (短時間睡眠・長時間睡眠)と疾病

不眠と疾病

 (コラム) 専門医と専門医療機関

第III部2章 睡眠障害の治療――非薬物療法

睡眠衛生教育

認知行動療法

高照度光療法 

断眠療法

時間療法と統合的時間生物学的治療 

 (コラム) 暗闇療法

第III部3章 睡眠障害の治療――薬物療法

睡眠薬

中枢神経刺激薬

メラトニン療法

漢方薬とOTC

 (コラム)集中治療室  (ICU)における睡眠障害

第III部4章 睡眠障害の治療  (睡眠呼吸障害の治療)

持続気道陽圧  (CPAP)

口腔内装置

外科的治療――総論

軟部組織

口腔外科的治療

 (コラム)横隔膜神経刺激療法

第III部5章 不眠障害  (不眠症)

不眠障害  (不眠症)

小児の行動性不眠症・特発性不眠症

短時間睡眠者と長時間睡眠者

 (コラム)致死性家族性不眠症

第III部6章 睡眠関連呼吸障害群

睡眠関連呼吸障害――総論

閉塞性睡眠時無呼吸――成人の場合

成人閉塞性睡眠時無呼吸の病態生理

閉塞性睡眠時無呼吸――小児の場合

CSRを伴う中枢性睡眠時無呼吸

高地における中枢性睡眠時無呼吸

治療時出現中枢性睡眠時無呼吸

肥満関連低換気症候群

先天性中枢性低換気症候群

 (コラム)いびきとカタスレニア  (睡眠関連うなり)

第III部7章 中枢性過眠症

過眠症――総論

ナルコレプシー

特発性過眠症

クライネ・レビン症候群

睡眠不足症候群

その他の過眠症

 (コラム)中枢性過眠症群に関連する今後の課題

第III部8章 概日リズム睡眠・覚醒障害

概日リズム睡眠・覚醒障害――総論

睡眠・覚醒相後退障害

睡眠・覚醒相前進障害

不規則睡眠・覚醒リズム障害

非24時間睡眠・覚醒リズム障害

交代勤務障害

時差障害

 (コラム)体内時計の周期

第III部9章 睡眠時随伴症

睡眠時随伴症群――総論

睡眠時遊行症――夢遊病

睡眠関連摂食障害

レム睡眠行動障害

睡眠時遺尿症

 (コラム)スミス・マギニス症候群,チャー症候群

第III部10章 睡眠関連運動障害

睡眠関連運動障害群――総論

むずむず脚症候群

周期性四肢運動障害

睡眠関連筋痙攣

睡眠時ブラキシズム

睡眠関連律動性運動障害

 (コラム)RLS 亜型

第III部11章 各疾患と睡眠障害

【精神疾患】

気分症――うつ病・双極症

統合失調症

PTSD

不安症

神経発達症

認知症・軽度認知障害

アルコール依存症

せん妄

【神経疾患】

多系統萎縮症,パーキンソン病

脳血管障害

頭痛性疾患

てんかん

【耳鼻科疾患】

鼻疾患

咽頭疾患

【腎疾患】

腎不全,透析等

【内分泌疾患】

糖尿病

【呼吸器疾患】

COPD,喘息

【循環器疾患】

高血圧,虚血性心疾患,不整脈,心不全

【小児疾患】

睡眠障害を合併しやすい先天性疾患

睡眠中の乳幼児突然死

【歯科疾患】

口腔顎顔面発達、噛み合わせ  (咬合)との関連

周術期管理

 (コラム)コロナと睡眠障害

第IV部 研究技法と測定法

第IV部1章 睡眠実験の研究技法

睡眠実験の研究技法①――神経活動の操作

睡眠実験の研究技法②――脳波・筋電図

睡眠実験の研究技法③――神経活動の記録

睡眠実験の研究技法④――脳機能画像研究

 (コラム)AI,IoTと睡眠医療

第IV部2章  ヒトの睡眠の評価・測定法

睡眠日誌 

睡眠習慣調査等

眠気尺度

睡眠障害尺度

パフォーマンス測定――ヴィジランス課題,PVT

ウェアラブルデバイス・活動量計

携帯型脳波計

睡眠ポリグラフ検査  (PSG)

在宅睡眠時無呼吸検査  (HSAT)

反復睡眠潜時検査(MSLT)と覚醒維持検査  (MWT)

鼻腔通気度検査

顎顔面形態の分析

(コラム)マニュアルタイトレーション 

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書籍情報

  • ISBN:9784621309216
  • ページ数:700頁
  • 書籍発行日:2024年6月
  • 電子版発売日:2024年6月27日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
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