2024-25年版 診療所事務職のための外来レセプトレッスン 基本(内科)

  • ページ数 : 180頁
  • 書籍発行日 : 2024年7月
  • 電子版発売日 : 2024年6月26日
¥2,750(税込)
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商品情報

内容

【未経験者の不安解消!明細内容が説明できる】 診療所外来のレセプト事務に必要なことだけを一冊に。どこに何を書くか・どこを確認するかの基本から、明細の内容を患者さんにどう説明するかまで、やさしいレッスンで学ぼう。レセプト事務がはじめての人も、一人事務職も、らくらくスキルアップ。2024改定反映版。

序文

この本を手に取られた皆さまへ

医療事務は資格がなくてもできるお仕事です。未経験でもできる仕事である反面、教えてくれる先輩もいない環境でレセプト作成を担わなければならないことも少なくありません。また、資格を持っていても、習ったことと業務が結びつかず、不安や疑問を抱えながらお仕事をされている方が大多数です。そんな不安や疑問を少しでも減らして、この仕事を心から楽しめる人が増えてほしい。そんな思いから、この本ができました。これから医療事務を目指す方、働きはじめたけれどよくわからないという方に、読んでいただきたいと思っています。

私は医療事務の仕事に25 年以上携わっています。今では考えられませんが、私が仕事を始めたころは、紙レセプトに手書きしていました。この本を手に取っていただいた方のなかには、専門学校や資格講座で学習された方も多くいらっしゃるでしょう。そこでは、カルテを見て、紙レセプトに手書きで作成することを学んだと思います。

ですが実際はどうでしょう。電子化が進み、パソコン上で算定項目を選べばレセプトができる仕組みになっています。

点数を覚えることよりも、算定のしくみを理解すること。算定できる条件を満たしているか、病名が漏れていないか、など、正しい知識に基づいた判断・確認をできる力が必要とされています。

また、個別指導での指摘も、算定を行なった根拠となるカルテ記載に対する指摘が多数を占めます。事務スタッフも、カルテ内容を理解し、レセプト作業の際にカルテ記載を確認することを心掛けていただけければと思います。医療事務のお仕事は、診療科や院長先生の考えかたによる算定方法の違いも存在しますが、基本は共通です。まずは基礎を知り、職場でのやりかたが全国共通のルールなのか、院内での工夫によるルールなのかを理解する必要があります。基本を身につけてこそ、さらにステップアップすることができます。ぜひ、この本でレセプト作成と診療報酬の基礎を学んでいただき、クリニックに貢献できる人材を目指してください。

そして、医療事務のお仕事は、レセプトを作成することだけではありません。医師・看護師等の専門職と、患者との間に立つパイプ役には、事務スタッフが非常に適しています。

また事務スタッフが医師のサポート役となることで、医師の業務負担を減らし、より良い医療の提供につながります。医療事務職は、クリニックの一員として、患者に寄り添った医療の提供に貢献できるのです。

ますます高齢化が進むこの社会において、医療の提供を支える事務スタッフの存在は重要性を増しています。これから事務職として働く皆様、事務スタッフとしてご活躍中の皆様には、つねに知識・スキルの習得を継続し、医療機関で欠かせない人材として活躍されることを願っています。


2024年5月

株式会社スマイル
代表 神原充代

目次

【Lesson1 上書き部分を記入する】

01 基本 どうしてレセプト請求が必要なのか

 レセプトの目的とレセプト請求の流れを知ろう

02 基本 どこに何を書くか

 レセプトの様式を知ろう

03 基本 保険証のどこを確認するか

 保険と受診者の欄を書けるようになろう

04 参考 カルテの様式

 先生が記載したカルテがレセプトのもと

05 基本 保険の種類は何か

 保険の種類に関する3つの欄を書けるようになろう

06 参考 医療保険の種類

 全部を暗記しなくても大丈夫!

07 参考 保険診療の範囲

 これが医療機関の基本

08 参考 公費利用するときのレセプト

 保険の主体の違いがレセプトに影響する

09 参考 レセプト審査の流れ

 返戻と減点の違いがわかる?

【Lesson2 基本診療料を請求する】

01 基本 診療所外来で請求する基本診療料

 初診と再診の違いを知ろう

02 基本 初診料を請求する

 初診料と加算を算定できるようになろう

03 基本 再診料を請求する

 再診料と加算を算定できるようになろう

【Lesson3 医学管理等を請求する】

01 基本 「医学管理等」(B)を算定するときの決まりごと

 共通の約束ごとを知っておこう

02 基本 管理料を請求する(1)

 特定疾患療養管理料を算定できるようになろう

03 基本 管理料を請求する(2)

 生活習慣病管理料を算定できるようになろう

04 基本 管理料を請求する(3)

 診療情報提供料(Ⅰ)を算定できるようになろう

05 参考 管理栄養士がいる職場ならよく算定する管理料

 外来栄養食事指導料を算定できるようになろう

06 参考 院内処方ならよく算定する管理料

 薬剤情報提供料を算定できるようになろう

【Lesson4 在宅の療養指導管理料を請求する】

01 基本 「在宅医療」(C)を算定するときの決まりごと

 外来で算定する点数(在宅療養指導管理料)を知ろう

02 基本 在宅自己注射指導管理料

 在宅自己注射の管理料と加算の算定方法を知ろう

03 基本 在宅酸素療法指導管理料

 在宅酸素の管理料と加算の算定方法を知ろう

04 基本 在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料

 CPAPの管理料と加算の算定方法を知ろう

05 参考 在宅療養指導料

 在宅療養指導管理料を算定するときにあわせて確認しよう

【Lesson5 薬の点数を請求する】

01 基本 院外処方と院内処方

 「投薬」(F)の算定点数のなりたちを知ろう

02 基本 院外処方のレセプト

 処方箋料を算定できるようになろう

03 参考 院内処方のレセプト

 算定方法の基本を押さえよう

04 参考 薬剤料の計算

 院内処方レセプトの薬剤料の点数も読んでみよう

【Lesson6 注射の点数を知る】

01 基本 注射のレセプト

 「注射」(G)の算定点数のなりたちを知ろう

02 参考 注射の併施

 静注と点滴はなぜまとめてカウントするのか?

03 参考 薬剤料の計算

 薬剤料の点数も読んでみよう

【Lesson7 検査や処置の点数を知る】

01 基本 検査の点数

 レセプトの中味を理解するポイントを知ろう

02 基本 検体検査料

 手技料と外来迅速の算定をチェックできるようになろう

03 基本 生体検査料

 生体検査の算定法の決まりごとを知ろう

04 参考 管理料との関連で注意が必要な検査

 マル悪と特薬の扱いを理解しよう

05 参考 画像診断料

 画像撮影・診断の算定法の決まりごとを知ろう

06 参考 処置料の算定

 処置と手術の違い ~創傷処置と創傷処理は全く別物~


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書籍情報

  • ISBN:9784840484558
  • ページ数:180頁
  • 書籍発行日:2024年7月
  • 電子版発売日:2024年6月26日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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