臨床画像 2018年10月号 さまざまな腸疾患の画像診断

  • ページ数 : 117頁
  • 書籍発行日 : 2018年9月
  • 電子版発売日 : 2019年9月25日
¥2,750(税込)
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内容

画像医学,画像診断に携わる放射線科医や一般臨床医を対象に,画像診断の重要かつ最新のテーマ,話題のトピックスを取り上げて解説する総合画像医学雑誌。【特集】さまざまな腸疾患の画像診断

■特集:さまざまな腸疾患の画像診断
序説
CT所見からみる腸管の病態診断
腸管の正常解剖と異常
ほか

序文

序説


消化管疾患に対する画像診断においては,バリウム検査の役割が内視鏡検査へ大きく移行した一方,CTやMRIに代表される断層画像検査が新たな役割を担う画像検査法として登場した。CTやMRIは,消化管の内腔や壁のみならず,腸間膜,腸間膜血管,腹膜,リンパ節,腹水など,バリウム検査や内視鏡検査では得られない情報を提供する。造影剤を使用することにより血流情報が得られる点や,内視鏡が到達困難な小腸が容易に画像化される点もCTやMRIの長所である。

CTやMRI,特に簡便かつ短時間で検査可能なCTは,消化管の解剖変異に起因する疾患,種々の救急疾患,炎症性疾患,感染症,医原性疾患などさまざまな腸疾患に広く適用され,高い診断能を示すとともに重要な役割を担う。しかし,得られる画像所見は必ずしも特異的ではなく,診断においては,臨床情報と複数の非特異的所見を総合的に考えて病態を解明することが求められる。

そこで,まずはじめに『CT所見からみる腸管の病態診断』(京都市立病院 谷掛雅人先生)にCTで得られるさまざまな画像所見(特異的所見,非特異的所見)のとらえ方や考え方について解説いただいた。各論では,最初に『消化管の正常解剖と異常』(東近江総合医療センター 井上明星先生),『急性虫垂炎』(東京女子医科大学 春日紀子先生ら)や『憩室症・Meckel憩室』(北里大学 ウッドハムス玲子先生)といった,基本的な解剖知識と日常よく遭遇する疾患に関するCT診断について解説いただいた。また,『Crohn病』(滋賀医科大学 辻川知之先生ら)については,バリウム検査に代わるCT,MR検査について内科医の立場から執筆いただいた。さらに,やや疾患頻度が下がるが『感染性腸炎』(公立甲賀病院 井本勝治先生ら),『まれな虚血性腸疾患』(東京大学 中井雄大先生ら),また,医療行為にかかわる腸疾患として『術後に特有の腸閉塞疾患』(東京医科歯科大学 山下 航先生)と『薬剤起因性腸炎』(昭和大学 田中絵里子先生ら)を取り上げ解説いただいた。

ご多忙のなか,執筆を快諾いただいた著者の先生方には,この場を借りて深謝申しあげる。本特集号では,消化管疾患に対するCTを中心とする断層画像診断について,画像所見の拾い上げと考え方,消化管の解剖,さらに,まれではあるが画像診断医がおさえておかなければならない疾患を含めたさまざまな消化管疾患を取り上げた。本特集が,若手医師ならびに,臨床に携わる多くの診断医の日常診療の一助になることを祈念する。


古川 顕

目次

特集:さまざまな腸疾患の画像診断

序説

CT所見からみる腸管の病態診断

腸管の正常解剖と異常

急性虫垂炎

憩室症・Meckel憩室

Crohn病

感染症性腸炎

まれな虚血性腸疾患

術後の腸閉塞疾患

薬剤起因性腸炎

連載

悪性リンパ腫の"appearances"[最終回]

悪性リンパ腫のFDG-PET

放射線科医の魅力とリクルート[放射線診断医編][第7回]

愛媛大学ー放射線科入局者増加のための試みー

特集アドバンストコース[Vol.34,6月号特集]

所見から進める膵腫瘤の鑑別

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書籍情報

  • ISBN:9784008003810
  • ページ数:117頁
  • 書籍発行日:2018年9月
  • 電子版発売日:2019年9月25日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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