臨床画像 2019年2月号 腹膜・後腹膜疾患の画像診断とIVR

  • ページ数 : 125頁
  • 書籍発行日 : 2019年1月
  • 電子版発売日 : 2019年9月13日
¥2,750(税込)
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商品情報

内容

画像医学,画像診断に携わる放射線科医や一般臨床医を対象に,画像診断の重要かつ最新のテーマ,話題のトピックスを取り上げて解説する総合画像医学雑誌。【特集】腹膜・後腹膜疾患の画像診断とIVR

■特集:腹膜・後腹膜疾患の画像診断とIVR
序説
腹膜・後腹膜の画像解剖
腹膜・後腹膜の急性腹症の画像診断-free airを伴わない腹膜炎と腹膜外の腹膜炎-
腹膜・腹膜下腫瘍の画像診断
ほか

序文

序説


ずいぶん昔の話になるが,筆者が放射線科医になったばかりのころは,「腹膜はみえないもの,触れられないもの」という認識であった。当時のCTでは,小さな腹膜播種を発見するには名人級の読影力と幸運が必要であったし,IVRで腹膜の組織採取や腹腔ドレナージ以外の腹水治療を行うなど,とうてい頭に浮かばなかった。時が過ぎ,画像診断もIVRも著しく技術が発達したが,正常な腹膜や後腹膜腔は,やはりみえづらい構造であることに変わりはない。しかし,これらの組織には実に多種多様な病気が発生し,病理診断や治療法の発展に伴い,画像診断・IVRの重要性が年々高まっていることは間違いない。

そこで,本特集では,腹膜と後腹膜腔という解剖学的構造を切り口として,第一人者の先生方に執筆をお願いし,結果として多岐にわたる内容の特集となった。みえない構造を認識しながら診断を進めるのに不可欠な解剖および病理の知識,日常診療で遭遇する機会の多い急性腹症と腫瘍の画像所見,おびただしい数の患者がさいなまれている腹水についての診断と治療法,ゲノム医療の時代の到来とともに増加する腹膜病変の画像下生検の手技とコツ,そして腹水の治療に用いる種々のIVRが,主なトピックである。

「みえないもの,触れられないもの」と思っていた腹膜そして後腹膜疾患は,いまや画像診断とIVRの需要が高まり,放射線科医の活躍が期待される分野となった。

詳細かつわかりやすくご執筆いただいた先生方に心から感謝申しあげるとともに,本特集が腹膜・後腹膜疾患の診療において放射線科医の仕事の醍醐味を見出す一助となることを願っている。


曽根美雪

目次

特集:腹膜・後腹膜疾患の画像診断とIVR

序説

腹膜/後腹膜の画像解剖

腹膜・後腹膜の急性腹症の画像診断-free airを伴わない腹膜炎と腹膜外の腹膜炎-

腹膜・腹膜下腫瘍の画像診断

腹膜・後腹膜腫瘍の病理

腹膜・後腹膜疾患の画像下生検

腹水の緩和医療の現状

腹水に対するIVR

Current Topics

血管損傷に対するステントグラフト

序説

[総論]

1.ステントグラフトによる血管損傷治療の適応

[各論]

Tips&Tricks

2.動脈損傷に対するゴア®バイアバーン®ステントグラフト

3.医原性血管損傷に対するゴア®バイアバーン®ステントグラフト

4.ゴア®バイアバーン®ステントグラフト使用の初期経験

5.重要血管からの出血に対するステントグラフト

症例報告

左右の後交通動脈の結合と左右後大脳動脈の結合血管で動脈輪を認めた1症例

連載

となりの読影室[第2回]

東北大学病院

頭蓋内病変の画像所見スペクトラム[第4回]

Huntington病MIMIC−両側基底核萎縮を呈する疾患の鑑別診断−

特集アドバンストコース[Vol.34,10月号特集]

さまざまな腸疾患の画像診断

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書籍情報

  • ISBN:9784008003902
  • ページ数:125頁
  • 書籍発行日:2019年1月
  • 電子版発売日:2019年9月13日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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