臨床画像 2020年4月増刊号 放射線科医が知っておくべき脳血管障害診療 update

  • ページ数 : 153頁
  • 書籍発行日 : 2020年3月
  • 電子版発売日 : 2020年4月8日
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内容

画像医学,画像診断に携わる放射線科医や一般臨床医を対象に,画像診断の重要かつ最新のテーマ,話題のトピックスを取り上げて解説する総合画像医学雑誌。

放射線科医が知っておくべき脳血管障害診療 update
非造影灌流画像(ASL)と急性期脳梗塞 血管壁イメージングによる虚血性脳卒中のリスク診断と治療への応用 一過性脳虚血発作の画像診断

臨床画像 シリーズバックナンバー

臨床画像(2020年度年間購読)

序文

序説

脳血管障害は,一般的に脳卒中とよばれることが多く,急性期の医療の質によって予後が大きく変化する疾患である。その診断と治療法はここ10 〜20年で非常に変化してきた。血栓溶解剤であるrt-PA(アルテプラーゼ)静注療法の認可に始まり,経血管的血栓回収術の進化に加え,直接経口抗凝固薬(direct oral anticoagulants;DOAC)などの新たな抗血栓療法薬が多数開発されて,治療効果をあげている。さらに,2019年12月1日に「脳卒中・循環器病対策基本法」が施行され,,脳卒中に対する医療の充実と高度化と併せて全国における制度整備を図ることとなった。

徳島大学病院では,rt-PAの認可以前の1999年からStroke Care Unitを立ち上げて,脳卒中の急性期患者を積極的に受け入れ診療を行っている。2005年より脳卒中センターを開設して,rt-PA治療や経血管的血栓回収術などの急性期医療に対応してきた。

本特集では,この脳卒中センターでともに急性期医療を担当してきた同僚の先生方に多く執筆していただいた。いずれも現場での経験に基づいた生きた情報を文献と併せてわかりやすく解説されている。特にwake up strokeにおけるFLAIR像の有用性や虚血灌流ミスマッチの有効性については,多施設研究成果も含めて放射線科医にとって必要不可欠な情報と考えられる。

さらに,基本法の5カ年計画の最終的な目標は,脳卒中と循環器病による年齢調整死亡率を5年で5%低下させ,かつ健康寿命を延伸させるというものであり,そのためには全国における脳卒中の診療制度の確立と均填化が必要となる。その解決策の1つとなりえる地方における"telestroke"の体制の紹介を,徳島県立海部病院の影治照喜先生らにお願いした。さらに,脳血管障害における新たな治療法と期待される再生医療・細胞治療について,北海道大学の川堀真人先生らにお願いして興味深い原稿をいただいた。

本特集は,現在考えられる放射線科医に求められる脳血管障害に関する最重要なエッセンスを詰め込んだ1冊となったと思っている。皆様のこれからの日常診療に大いに役立てていただけることを期待している。


徳島大学大学院医歯薬学研究部 放射線医学分野
原田 雅史

目次

放射線科医が知っておくべき脳血管障害診療 update

非造影灌流画像(ASL)と急性期脳梗塞

血管壁イメージングによる虚血性脳卒中のリスク診断と治療への応用

一過性脳虚血発作の画像診断

適応拡大へ向けた脳虚血超急性期におけるrt-PA療法と画像診断

脳虚血急性期における血管内再開通療法の適応と実際

脳梗塞病型による抗血栓療法の選択

脳動脈解離の症例と画像診断

血管内流体解析と4D-flow MRI

特殊な脳血管障害の診断−CADASIL,CARASIL,悪性腫瘍に伴う脳梗塞,血管炎,脳アミロイド血管症−

もやもや病における画像診断と治療法選択

静脈洞血栓症を見落とさないための症候と画像所見の特徴

脳血管奇形と硬膜動静脈瘻の病態と画像所見の特徴

脳卒中後の運動機能評価のための脳画像解析

脳血管障害に対する再生医療・細胞治療の現状と今後の展望

過疎地域におけるtelestrokeを用いた急性期脳卒中診療体制の構築

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書籍情報

  • ISBN:9784008004013
  • ページ数:153頁
  • 書籍発行日:2020年3月
  • 電子版発売日:2020年4月8日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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