ただいま乳房再建中! 乳がん治療のもう一つの選択肢

  • ページ数 : 120頁
  • 書籍発行日 : 2009年6月
  • 電子版発売日 : 2015年10月16日
¥1,886(税込)
ポイント : 34 pt (2%)

商品情報

内容

乳がん患者が、その自覚症状から診断、そして乳房切除、再建術という治療の過程を自らイラストに描きとめた一冊。

写真とイラストでその経過を記録。主治医から医師の立場としての解説もあり、患者の本音とのコラボレーションで濃い内容に。
いま診断や治療の過程にある、すべての乳がん患者の力強いサポートを提供します。

序文

まえがき

2007年の秋。乳がんであることがわかり,いろいろな検査を受けて落ち込む日々が続きました。でも「まさか私が......」という思いがあり,告知されてもすぐには信じることができませんでした。それで,セカンドオピニオンを受けに,横浜医療センターを受診したのです。

乳がんでは「乳房温存手術」が一般的だと聞いていましたから,私も温存手術を希望しました。しかし,私のがんは大きいこと,非浸潤がんであるらしいこと,また仮に温存手術をしても四分の一しか残せないことなどから,温存手術でなく全摘手術がふさわしい,という前の病院と同じ結論でした。その説明のなかで,全摘後にシリコンを入れる乳房再建という方法があることを知りました。それも,がん切除と再建を同時にすれば,身体の負担も少なく,費用の面でも有利とのことでした。再建をしなければ,乳首のない男性のような平らな胸になり,ふだんはブラジャーの中に模型状の乳房を入れるようすればいい,ということでした。

この病院で手術を受ければ,がん切除は乳腺外科の土井先生,再建は形成外科の高瀬先生,このお二人の連携でスムーズに手術が進み,半年後には外見はまったく変わらない状態になれそうかも,とちょっと乗り気になりました。ところが,高瀬先生からの再建手術の説明では,シリコンに入れ替えるまでは多少痛いし,費用は保険外なので自己負担,ということで躊躇してしまいました。

そんなときに,「さっき,形成外科で待っていたら話が聞こえてしまいました。私は2週間前にシリコンの入れ替え手術をして,今日は診察に来ました。再建して本当によかった。悩んでいるなら是非やったほうがいいですよ」と声をかけてくれた方がいました。患者の立場からの再建のお話を聞き,実際に触らせていただけたので,再建手術をしようと決めました。

入院中はリハビリも兼ねてイラストを描いていましたが,この際だから「絵日記」のつもりで自分の手術経過を描いてみよう思い,鏡に映った自分の姿を描きました。私に声をかけてくださった方のように,温存か全摘かで悩んでいる方や「再建手術ってなあに?」という方のお力に少しでもなれれば,と考えたからです。拙いイラストですが,主治医の土井先生からは医師の立場からの解説もあり,患者の本音とのコラボレーションで,とても内容の濃い本になったと思います。

私はといえば,いまのままでも十分なのですが,今後は経過を見ながら2 〜3年後に乳輪乳頭の手術もお願いしようか,と思っています。

2009年5月

川野 すみれ

目次

まえがき

自覚症状があってから,セカンドオピニオンを受けるまで
(2007年4月2日〜11月28日)

手術が決まってから,退院・自宅療養まで
(2007年11月30日〜2008年1月21日)

約10か月経ち,再建手術を受けて退院するまで
(2008年12月1日〜2009年2月13日)

あとがき

index

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:95.4MB以上(インストール時:207.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:381.6MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:29.6MB以上(インストール時:74.0MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:118.4MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784059127512
  • ページ数:120頁
  • 書籍発行日:2009年6月
  • 電子版発売日:2015年10月16日
  • 判:A4変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。