- m3.com 電子書籍
- ベストセラー
- 下肢スポーツリハビリテーション ー関東労災病院モデルー
商品情報
内容
-----------------------------------------
『39歳で前十字靭帯損傷。
そのまま引退かと言われた僕の40歳での復活劇を支え、
導いてくれたのは関東労災病院のみなさんでした。』
-----------------------------------------
■このプロトコルは“競技力”を変える。
日本一の『実績』と『復帰戦略』を誇るスポーツリハ集団が、
全17項目におよぶ超ボリュームで最前線の治療技術を公開!
■“ 怪我 ” はさらなる“ 進化 ” の始まりだ。
理学療法士は、単なる治療家であってはならない。
選手の未来を創り、
パフォーマンスの限界を押し広げる
可能性を秘めている。
そのためのヒントが本書にある。
本書は関東労災病院の圧倒的な症例数をもとに
術後リハビリから保存療法までの技術と知識を詳しく解説し、
スポーツリハビリテーションにおける
最前線の知見を取り入れている。
ただ痛みを取るだけのリハビリではない。
機能回復とともに、競技力向上を見据えた戦略的な介入。
トップアスリートが全国から集まり、
多くの選手のキャリアを支えてきた理由を
本書から学ぶことができるだろう。
マイナスをゼロへ、
ゼロをプラスへ。
あなたの技術が
アスリートにとっての “ 試練 ” を
“ 進化 ” に昇華させる。
この一冊が、あなたの知見を進化させ、
未来のアスリートをさらなる高みへ導く力
となることを願う。
序文
監修の言葉
近年,スポーツ産業のグローバル化や健康志向に伴い,老若男女問わず多種多様のスポーツ活動が盛んに行われるようになりました.そして,スポーツ活動の普及に伴いスポーツ外傷も増加しています.その中で手術治療が有効な場面に遭遇しますが,医療従事者は,外傷・障害発生後に再びパフォーマンスを取り戻すために,常に刷新されたスポーツ医学の知識を持って治療に当たります.治療における手術とリハビリテーションは両輪であり,互いに呼応し合いながら進化し続けています.前時代的な固定や消炎に頼っていた手術治療や術後リハビリテーションが,今では,低侵襲手術と早期運動リハビリテーションにシフトし,早期復帰と高いレベルでのスポーツ復帰を目標にできるようになってきました.また,目覚ましい治療法や診断学の発達により,年齢,競技特殊性,競技レベルに応じて,オーダーメイド化したきめ細やかな治療を提供することも可能になってきました.
そのような時代背景を受けて,この度本書が発刊されました.当関東労災病院スポーツ整形外科は年間1300例の手術症例に携わっており,多くの選手やスポーツ愛好家で賑わっている施設であります.私どもは,日々,患者さんからのフィードバックを受け,医師,理学療法士,看護師同士のみならず,チームトレーナーの方々とも議論を積み重ねております.
本書の特徴は,理学療法の目線から見たスポーツ医学という学問と,彼らの積み重ねられた経験をもとに,診断,手術治療,リハビリテーション治療の幅広い内容が網羅されていることです.とりわけ理学療法の項には,多くのイラストや写真を掲載し,理解しやすさを追求し,理学療法の理論と実践について多くの説明がなされています.
本書が,全国の理学療法士の皆様のみならず,スポーツ医学に携わる医師,看護師,チームトレーナーの皆様の一助となることを願っています.さらには,不幸にもスポーツ外傷・障害の当事者となってしまったスポーツ愛好家の皆様にとって,希望と安心して治療を受けていただくための羅針盤となっていくことを念じております.
是非,本書を手に取って当院理学療法士の真摯な情熱を感じ取ってください.
関東労災病院スポーツ整形外科 部長
眞田高起
序文
【私が描く理想の理学療法士像 そして本書に対する思い】
理学療法の世界では,理学療法士はジェネラリストとスペシャリストを目指す人に分かれるようです.
ジェネラリストはあらゆる分野の疾患を診ている人,スペシャリストは専門的な分野を診ている人です.
では,みなさんに質問です.
あなたやあなたの大事な人が怪我をした時にどちらに診てほしいですか?答えは決まっていると思います.
医師の世界(成人領域)では,医師はどの科でも診ていいのに,専門の領域で仕事をします.
例えば,内科も診て,外科も診て,眼科も診て,整形外科も診ている,という医師は極めて少ないと思います.
一方,私の印象では理学療法士はジェネラリストの方が多いと感じています.
ジェネラリストは色々診れているようですが,真に臨床結果にコミットするのは難しいようです.
ではなぜ理学療法士も専門領域で勝負をしないのでしょうか.
在籍している病院の制度のせいもあるかもしれません.
専門領域に進む怖さもあるかもしれません.
しかし,医師と同じく専門領域で仕事をして自己を研鑽していけば,治療技術は格段に上がり臨床結果も得られるようになります.
そして専門領域を極めることで,医師と同じ土俵に立って会話できるようになると考えています.
それなら,理学療法士は色々な領域でスペシャリストになればいいじゃないか!と思いませんか?でもそんな簡単な世界じゃないです.
甘くないです.
一つの領域でさえ一生かけても極められないように感じます.
このような考えのもと集まっている当院の運動器班のスペシャリストたちが,今回,下肢のスポーツ整形疾患の理学療法についてまとめてみました.
リハビリテーションプログラムは決まったものはありません.
そして日々刻々と改善されて変わっていくものです.
だけどプログラムを改定し,決定していくには大量の患者数を治療し,多大な経験を積んだものでないと不可能です.
真似をしろとはいいません.
ただ,現実にこの理論で多くの症例数を治療し,臨床結果を出しているプログラムを見ていただき,御自身の施設のプログラムと比べてみていただきたいのです.
そして御自身の臨床にこの本のエッセンスが少しでも加わることで,担当されている患者に少しでも利益になれば幸いに存じます.
最後に,本書籍作成にあたり,多くのご助言をいただいた関東労災病院スポーツ整形外科の本田英三郎先生,稲川未悠先生,帝京大学スポーツ医科学センターの深井厚先生,東京大学病院の村上友基先生,膨大な原稿の校正作業を手掛けていただいた運動と医学の出版社の園部俊晴先生,土屋元明先生,若林和希先生,そして,これまで当院スポーツ整形外科疾患に携わってこられた整形外科医の皆様と理学療法士の諸先輩方に深く感謝いたします.
関東労災病院 中央リハビリテーション部
今屋 健
目次
股関節疾患
股関節唇損傷
ハムストリングス損傷・断裂
膝関節疾患
膝前十字靭帯(ACL)損傷
膝内側側副靭帯(MCL)損傷
膝後十字靭帯(PCL)損傷
脛骨顆間隆起骨折
半月板損傷
膝蓋骨脱臼
膝蓋腱断裂
腸脛靱帯炎
鵞足炎
膝蓋腱炎
足関節疾患
足関節外側靭帯損傷
リスフラン靭帯損傷
腓骨筋腱脱臼
アキレス腱断裂
ジョーンズ骨折
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
- 全文・
串刺検索 - 目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
- PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
- 南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:40.8MB以上(インストール時:89.7MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:163.1MB以上
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:40.8MB以上(インストール時:89.7MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:163.1MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784904862742
- ページ数:330頁
- 書籍発行日:2025年3月
- 電子版発売日:2025年5月9日
- 判:B5変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。