嚥下障害ポケットマニュアル 第4版

  • ページ数 : 332頁
  • 書籍発行日 : 2018年9月
  • 電子版発売日 : 2019年1月23日
¥3,080(税込)
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商品情報

内容

摂食嚥下障害の好評書が7年ぶり待望の改訂!最新知見に基づく知識・技術でアップデート!

訓練法について,基礎訓練,直接訓練(姿勢調整・食品形態・摂食方法)でまとめ直すなど,より実践に即した内容へ改訂.近年進歩が著しく注目されている手術の項目や,現場で困ることの多い臨床倫理の項目について,これまでとは一線を画した内容を掲載.

序文

まえがき

本書はポケットやカバンに入れて手軽に持ち運べ,実際の臨床の場で必要な手技と知識をコンパクトに調べやすいようにまとめたものである.嚥下障害は患者数も多くベッドサイド,在宅,外来などで常にその場の対応が必要とされる.嚥下障害に関しては多くの著書や雑誌の特集号が出され,講習会や研究会,学会などで知識を得る機会が多くなったが,目の前の患者さんに何をどうすればよいかというときすぐ調べられるハンディな本は少ない.当初は聖隷三方原病院の嚥下セミナーテキストを念頭においていたものであったが,より多くの人に活用いただけることを考えて出版される運びとなった.

本書の特徴はポケットサイズということの他に「訓練法の実際」について多くのページを割いていること,また,たくさんのイラストを用いてSTや看護職員などが具体的な訓練法を理解しやすいように解説している点である.訓練法はあいうえお順で引きやすくし,症状別の対処法も巻末にまとめて表にしてある.脳卒中や神経疾患などの機能的原因による成人の嚥下障害を中心に記載しているが,嚥下障害臨床全般のエッセンスを盛り込むように努力した.小児に関しては同じ聖隷福祉事業団おおぞら療育センターの横地健治先生に執筆していただいた.きれいなイラストはSTの新居素子さん,表紙は清水一男氏に描いていただいた.深謝いたします.

皆様のご意見,ご批判を仰ぐと共に嚥下障害ビデオシリーズなどと合わせて活用していただければ幸いである.


2001年8月

聖隷三方原病院嚥下チーム
代表 藤島 一郎

目次

1 基礎的知識

2 嚥下障害の病態と原因疾患

3 スクリーニング,評価,検査

4 リハビリテーションの考え方と治療

5 リスク管理

6 訓練法

摂食嚥下訓練の実際

呼吸理学療法

運動療法

作業療法

7 病棟における摂食嚥下障害の看護

8 歯科の役割

9 経管栄養

10 嚥下調整食とレシピ

11 神経筋疾患,頭部外傷,精神疾患と摂食嚥下障害

12 重症心身障害児(者)の嚥下障害と治療

13 嚥下障害に対する口腔,咽頭の手術

14 摂食嚥下障害と臨床倫理


<巻末資料>

学会・研究会

摂食嚥下障害評価表

嚥下造影(VF)評価用紙

摂食嚥下の能力のグレード

摂食嚥下障害患者における摂食状況のレベル(food intake level scale:FILS)

摂食嚥下障害グレード判断基準

窒息・誤嚥のリスクマネジメントマニュアル

摂食嚥下障害の症状と看護計画

栄養チューブ挿入位置確認マニュアル

誤嚥侵入スケール

嚥下障害の症状別対処法

聖隷三方原病院嚥下障害症例2,552名の治療成績


<索引>


コラム・Note一覧

コラム1-1 嚥下とツバメ

コラム1-2 聖隷三方原病院の嚥下専門外来

コラム6-1 黎明期の摂食嚥下チームの立ち上げとSTの役割

Note 1-1 用語:さまざまな用語が使用されるので注意

Note 1-2 嚥下の期(stage)と相(phase)

Note 1-3 感覚入力と運動出力

Note 1-4 脳幹網様体

Note 1-5 水がむせやすいわけ

Note 1-6 人の直立と嚥下

Note 1-7 嚥下に関する平成30 年(2018 年)の診療報酬改定

Note 1-8 インフォームドコンセント(IC)

Note 2-1 偽性球麻痺における軟口蓋の動き

Note 2-2 嚥下筋の特殊性について

Note 2-3 咽頭異常感

Note 3-1 「むせ」と咳

Note 3-2 gagについて

Note 3-3 VF検査用椅子

Note 3-4 即席嚥下造影用ゼリー

Note 3-5 バリウムボール

Note 3-6 咳を誘発するネブライザー

Note 3-7 発話明瞭度(5 段階評価)

Note 4-1 障害と障がい,障碍

Note 4-2 筋力強化

Note 4-3 摂食時の誤嚥をどこまで許容するか?

Note 4-4 リハビリテーションの限界と外科的治療の適応は?

Note 4-5 経口摂取が不十分なときの栄養補助はどうするか?

Note 5-1 医療・介護関連肺炎

Note 5-2 フレイル(frailty)

Note 5-3 皮下輸液

Note 6-1 食道入口部拡張専用ダブルバルーン

Note 6-2 片麻痺の場合(特に半側空間無視=USNを伴う場合)

Note 6-3 半腹臥位と頸部回旋(横向き嚥下)

Note 6-4 OD錠について

Note 6-5 MDTP

Note 6-6 ストロー飲みとすすり飲みの相異

Note 6-7 四大認知症と摂食嚥下障害

Note 6-8 ボツリヌス毒による嚥下治療

Note 10-1 発達期の嚥下調整食

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書籍情報

  • ISBN:9784263265697
  • ページ数:332頁
  • 書籍発行日:2018年9月
  • 電子版発売日:2019年1月23日
  • 判:新書判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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