ポケットエコー自由自在 ホントに役立つ使い方

  • ページ数 : 88頁
  • 書籍発行日 : 2013年7月
  • 電子版発売日 : 2014年2月28日
¥3,080(税込)
ポイント : 84 pt (3%)
この出版社は全書籍ポイント1.5倍 4/8 まで
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

急速な高齢化に伴い、在宅医療や訪問診療の需要も急激に増加していくと言える。そんな中、医師の心強い味方として欠かせない存在となりうるのが「ポケットエコー」だ。本書では症例をベースにしながら、ポケットエコーがどのような場面でどう役立つのかを明確にし、実際の現場で使いこなせるように解説している。すぐに役立つ度を☆の数で表すなど、使い勝手がいいように工夫した。在宅医療に携わる医師必携の書!

序文

「最近,小さいエコーがあるみたいだけど,ホントに役に立つの?」

「今まで,エコーなんて使ったことないし......ちょっとな~」

「エコーは聴診器代わりっていうけど......」

「往診に持って行ってるけど,実際あんまり使ってない」


本書を手にしてくれたあなたは,少なくとも「ポケットエコー」に興味がある方でしょう.しかし,上記のような考えが脳裏に浮かんでいるかもしれません.従来のエコーに関する書籍は,正常画像と異常画像のイラスト集が主であり,どんな場面でどのように使用するかという実際の症例集は多くはありません.本書は,在宅医療という現場で,実際にポケットエコーが「臨床的な判断に影響する」場面を,症例ベースに解説しながら,「役に立つ場面」,「役に立たない場面」の両者を記載しています.

「役に立つ」理由・場面を知ること,探すことは重要です.一方で,「役に立たない」理由を考察することもまた重要です.そのため,「役に立たない」理由が,「使用者のスキル向上が必要」,「機械自体の発展が必要」,「そもそもエコー自体が役に立ちにくい状況」のどれに合致するかという視点も記載しました.そして,従来の腹部・心臓領域だけでなく整形外科分野などの他科領域におけるポケットエコーの使い方に関しても,今後の可能性を含めた記載を試みました.

日本は,あと約10年で団塊の世代が後期高齢者になります.地方ではすでに高齢化が言われて久しいですが,これからは都市部でも年齢構成が地方のような状況になってきます.訪問診療増加(金銭的・社会的に病院を受診できない高齢者),在宅での看取り(医療機関だけで看取りきれない)の増加は避けられない現状で,今まで訪問診療にまったく縁のなかった開業している都会の中堅医師達が,すでに「やらざるをえない状況」に追い込まれつつあります.訪問診療は病院における診療とは当然異なります.限られた情報だけで難しい判断を迫られることもあります.そんなときにポケットエコーという,使いようによっては大変便利な道具が登場してきました.本書によって,地域医療を支える医師達の現場での判断に少しでも「安心感」を与えられたら幸いです.


六ケ所村国民健康保険尾駮診療所
小林 只

目次

総論 ポケットエコーの活躍する場(病院,診療所,在宅)

各論をはじめる前に

【各論】ポケットエコー達人への道

症例1 「おばあちゃん,本当に死んじゃったの?」

コラム1 不整脈とエコー

症例2 「オシッコがでなくなりました」

コラム2 訪問看護とポケットエコーの近未来

症例3 「エコーで熱源を探せ!」

コラム3 往診での熱源検索

症例4 「時々お腹を痛がっています」

コラム4 技術進歩の方向性

症例5 「ゼーゼー......心臓? 肺?」

コラム5 エコーによる心不全のForrester分類(案)

症例6 「しまった! ツマッた?」(気管? 血管? それとも......)

コラム6 急性呼吸不全マネジメントのフローチャート

症例7 「ギックリ腰を見抜け!」

コラム7 現在のポケットエコー機種比較

【各論】ポケットエコーの先導的試行

1.胃 瘻

2.経鼻胃管

3.眼 球

4.整形外科分野(椎体,膝関節,股関節,肩関節)

5.硬膜外腔

6.褥 瘡

7.体表血管(頸動脈,椎骨動脈,橈骨動脈)


最後に―ポケットエコーと今後の展望

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:51.0MB以上(インストール時:110.9MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:204.0MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:34.0MB以上(インストール時:85.0MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:136.0MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784498013704
  • ページ数:88頁
  • 書籍発行日:2013年7月
  • 電子版発売日:2014年2月28日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。