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- アトラス形成外科手術手技
- ページ数 : 218頁
- 書籍発行日 : 2011年4月
- 電子版発売日 : 2012年1月14日
商品情報
内容
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序文
編集にあたって
『アトラス形成外科手術手技』の編集にあたって，ひとことご挨拶申し上げます．
今般，本書の編集に際して何よりも目標にしたことは，形成外科専門医には周知の内容を，形成外科医を目指す研修医や，それ以外の医師・医療者にわかりやすく解説するということでした．そして，とくに形成外科の範疇もしくは関連ある分野，すなわち皮膚科学と美容外科学などについて知っておいてほしいことを，形成外科医ならこう説明するという項目を設けたことです．
最近では患者さんはインターネットのホームページなどで勉強してから医師にかかることが多く，医師も専門外の分野ではなかなか太刀打ちできない場面もあるかと思います．しかし，ネットで得られる知識は正しいこともあれば，時には偏ったものもあり専門的には受け入れられないものもあることは事実です．そのような場面に直面する可能性のあるすべての医師・医療者に，医学的ならびに臨床的に正しい知識を身につけて頂きたいと考え，本書にはそれに対応する内容を組み込みました．恐らくこのような概念で著された書籍は，医学に関するものではさほど多くはないと思われます．是非とも先生方の診察室の机上に置いて頂き，診療の合間にご一読頂きたいと思います．
末筆ながら，編集に多大の協力をして頂いた順天堂大学医学部形成外科主任教授の水野博司先生とグリーンウッドスキンクリニック院長の青木律先生，そしてご多忙の中丁寧に執筆して頂いた先生方に衷心より御礼申し上げます．
2011年 3月
日本医科大学形成外科主任教授
百束 比古
目次
第1章 基本的な形成外科手術手技
1．皮膚の構造の変化からみた外傷創の分類と治療概念
2．形成外科で使用する手術器械・手術材料と使い方
3．形成外科の縫合法
コラム1 開放と巾着縫合
コラム2 スカーコントロール外来からの提言
4．創に対する外用剤・被覆剤・治療機器の選択法
コラム3 いわゆる閉鎖療法の功罪
5．目立たない傷跡にするための管理法
6．皮膚欠損の修復法
a）遊離植皮
b）局所皮弁法
コラム4 皮弁の種類と移植法について
7． 顔面外傷について─骨折の有無，縫うべきか開放か？
8．手の外傷の診断と対応
9．熱傷の治療
10．巻き爪・陥入爪の治療
11．耳の外傷と軟骨炎
第2章 臨床の実際─こんな相談をされた時形成外科医ならこう説明する
1． 口唇裂，口蓋裂，小耳症などの先天異常の子どもが生まれた時
2．傷跡を目立たなくしたい
コラム5 リストカットスカーを治したい
3．ほくろを取りたい
コラム6 良性か悪性か
4．レーザーで生まれつきのあざを治したい
5．出っ張った血管腫や血管奇形はどうする
6．わきがと多汗症
7．指尖部損傷・切断指
8．褥瘡の治療について
9．足の壊疽/ 慢性下腿潰瘍の治療
10．乳癌手術後の乳房再建について
コラム7 安全な方法で胸を大きくしたい
11．陥没乳頭を治したい
コラム8 女性心理からみた乳房の形成外科
12．顔面神経麻痺の原因と治療法
13．ケロイドや肥厚性瘢痕の保存的治療と手術治療
コラム9 ケロイド治療の最前線
14． ピアスを開けたい─施術後のトラブルを含めて─
15．非手術的に若返りたい（しみ，しわ，たるみ）
コラム10 再生医療とは何か
16．年々まぶたが重くなる
17．下眼瞼のたるみを取りたい
18．刺青を取りたい
19．毛髪医療について
20．包茎を治したい
21．フィラーやインプラントを埋入されたが心配がある
コラム11 美容外科手術を受けたいがどこが安全か
22． メイクアップ療法（リハビリメイク®）に興味がある
コラム12 美の主観性と客観性
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書籍情報
- ISBN：9784498053007
- ページ数：218頁
- 書籍発行日：2011年4月
- 電子版発売日：2012年1月14日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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