新版 スポーツ整形外科マニュアル

  • ページ数 : 292頁
  • 書籍発行日 : 2013年10月
  • 電子版発売日 : 2015年4月3日
¥6,160(税込)
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商品情報

内容

スポーツ障害を診るなら、まずはこの一冊!

日常診療でよく遭遇するスポーツ障害や病態の基礎知識、身体所見や徒手検査、画像診断のポイント、治療方針を決定するうえで考慮すべきノウハウやピットホール、術後リハビリテーションや保存療法における復帰までプロトコールなどを具体的かつ簡潔に解説。医師だけでなく、理学療法士や看護師など、整形外科スタッフなら1冊はもっているべき必携書です。

序文

 

旧「スポーツ整形外科マニュアル」は故萬納寺毅智先生が関東労災病院スポーツ整形外科部長であった1991年に出版された著書です.

 

外来や病棟で患者さんに向き合うとき診断・手術だけでなく競技復帰までのリハビリテーションの道筋も重要な問題でした.リハビリの各段階でできることは何か,いつ練習を始められるのか,競技を始められるのはいつ頃かといったことを,ある程度具体的に示す必要がありました.スポーツ整形外科のテキストは既にありましたが,それとは別に代表的な外傷・障害のリハビリプロトコールをわかりやすく解説したパンフレットが関東労災病院スポーツ整形外科の病棟には備えてありました.それを基に患者さんに説明しながら後療法を行っていました.萬納寺先生の旧著の序文を再録し,本書のコンセプトの説明に替えたいと思います.

 

「このような必要性に応じて生まれたリハビリテーション中心の小冊子に,診断・治療などを書き加えたのが本書である.外来の診察机の中にでもおいて頂き,診察の一助になれば幸いである.

 

なお本書は学生クラブ活動レベル以上のスポーツ選手を,主に対象としているので,一般のスポーツ愛好家にとっては復帰が遅すぎるきらいがあると思うが,御批判を頂ければ幸いである.

 

なお最近は後療法が急速に早くなってきておりそれを競うかのような風潮があるとも思う.基礎的データを無視した超早期のリハビリテーションは医療サイドにとり決して良いものではなく,患者サイドでも再発など隠れた問題点は少なくない.われわれは厳に患者側に立った治療を行って行くべきだと思う.」

 

本書が萬納寺毅智先生のマニュアルの改訂版として出版できることになるにあたりましては,福林徹先生,メディカルコーディネーター吉野秀昭氏に大きな御尽力を頂きました.お二人のお力添えがなければ改訂版を作ることは不可能でした.また執筆を引き受けてくださった全ての著者の先生方のお力の結集でこのようにアップデートされた形になりました.萬納寺先生の御家族からは快く改訂版出版の許可を頂きました.中外医学社の秀島悟氏,宮崎雅弘氏,沖田英治氏のお力で本の形になりました.深く感謝いたします.

 

ありがとうございました.


2013年8月19日

篠塚整形外科
篠塚昌述 

目次

第1章 スポーツ診療のポイント

1 Minor injuryの考え方

2 全身から各部位へ

3 診察室で

4 診断学の進歩 ; MRI,CT,US

5 コメディカルとの連携

第2章 頭部外傷・脳振盪

1 総論

2 頭皮挫傷,切傷

3 脳振盪

4 急性硬膜下血腫

第3章 手・前腕

1 橈骨遠位端骨折

2 槌指

3 TFCC損傷

4 舟状骨骨折

5 有鉤骨骨折

6 中手骨骨折

7 伸筋腱脱臼・手指腱損傷

8 手指関節側副靱帯損傷

第4章 肘・上腕

1 リトルリーグ肘

2 肘関節離断性骨軟骨炎

3 肘関節内側側副靱帯損傷

4 肘関節疲労骨折・骨端線閉鎖遅延

5 肘関節変形性関節症

6 肘関節部末梢神経障害

7 肘関節上顆炎(外側上顆炎・内側上顆炎)

第5章 肩

1 反復性肩関節前方脱臼

2 肩鎖関節脱臼・鎖骨骨折

3 動揺肩,後方および多方向性肩関節不安定症

4 腱板損傷・インピンジメント症候群

5 腱板疎部損傷

6 SLAP損傷

7 スポーツによる肩関節部神経障害

8 投球障害肩

第6章 脊椎(頚椎,胸椎,腰椎)

1 頚椎・頚髄損傷

2 頚椎捻挫・Burner症候群

3 胸腰椎の外傷

4 腰椎椎間板ヘルニア

5 腰椎分離症(疲労骨折)

6 非特異的腰痛,椎間関節性腰痛,仙腸関節障害,筋性腰痛

第7章 骨盤・股関節・大腿

1 裂離骨折

2 鼡径部痛(グロインペイン)症候群

3 FAI

4 弾発股

5 筋挫傷

6 骨化性筋炎

第8章 膝関節

1 前十字靱帯損傷

2 内側側副靱帯損傷

3 後十字靱帯損傷

4 後外側構成体損傷(複合靱帯損傷)

5 半月板損傷

6 腸脛靱帯炎

7 膝蓋骨外側不安定症

8 膝蓋腱炎

9 オスグッド病

10 タナ障害

11 有痛性分裂膝蓋骨

12 膝離断性骨軟骨炎

13 関節軟骨損傷

14 変形性膝関節症

第9章 下腿,アキレス腱

1 アキレス腱断裂

2 アキレス腱症・周囲炎・付着部症

3 シンスプリント

4 近位脛腓関節障害

5 下腿コンパートメント症候群

6 脛骨疲労骨折

第10章 足関節

1 足関節外側靱帯損傷,陳旧性足関節外側靱帯損傷

2 三角靱帯損傷

3 遠位脛腓関節離開

4 骨軟骨損傷,離断性骨軟骨炎

5 腓骨筋腱脱臼

6 足関節インピンジメント症候群

7 足関節・足部の疲労骨折

第11章 足部

1 外反母趾

2 母趾種子骨障害

3 足底腱膜炎

4 Lisfranc靱帯損傷

5 外脛骨障害

6 その他の種子骨・過剰骨障害

第12章 肉離れ

1 肉離れ

第13章 リハビリテーション

1 アスレチックリハビリテーションの概要

2 関節可動域訓練とストレッチング

3 筋力回復・増強訓練

4 テーピング

5 ACL再建術後リハビリテーション


付録 徒手テスト法


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書籍情報

  • ISBN:9784498073142
  • ページ数:292頁
  • 書籍発行日:2013年10月
  • 電子版発売日:2015年4月3日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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