動いて治そう心臓病

  • ページ数 : 84頁
  • 書籍発行日 : 2011年5月
  • 電子版発売日 : 2012年6月21日
¥1,760(税込)
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商品情報

内容

体を積極的に動かして心臓病治療に役立てるための手引き書
少しずつですが、運動をしないとかえって心臓が悪くなったり、寿命が縮んだりするという事実が知られ始めている今日。大切なのは体を動かしているときの体の反応を知り、病気のことを理解し、正しい運動を行うこと。そのために必要なことがらを具体的にわかりやすく解説した一冊です。

序文

昔から小説の世界では,心臓病を患ったヒロインは自宅に引きこもり,ドラマティックながらも薄幸な最期を迎えるように設定されています.何年か前,東京マラソンで,芸能人がマラソン中に大変な不整脈を起こし,間一髪で救助されたというニュースが繰り返し流されました.心臓病は絶対安静が必要で,少しでも動くと,すぐに死につながるという認識がまだまだあるようです.

医者も心臓病の人が運動をしたいというと,冗談じゃないと言ったりします.せっかく俺が治してやったんだから余計なことはするなと怒ったりします.


本当でしょうか.心臓病の人は運動してはいけないのでしょうか.旅行に行ってはいけないのでしょうか.心臓の治療が限界になると,あなたはそれ以上元気にはなれないのでしょうか.カテーテル治療で血管が広がれば,もう運動なんて必要ないのでしょうか.


最近では,少しずつですが,運動をしないとかえって心臓が悪くなったり,寿命が縮んだりするという事実が知られ始めています.そして,運よく,運動に関する知識をもつ医者にかかった方は,運動をするように勧められて,楽しく元気に長生きしています.

そんなのは,軽い心臓病の人達の話だよと思うかもしれません.「私は何度も入院を繰り返すほどの重症だから運動なんてできませんよ」,と思っている方もいらっしゃるかもしれません.違うんです.この本を読んで,運動は誰でもできるんだ,しなければかえって早死にしちゃうんだと気づいて下さい.そして,あなたもぜひ元気に長生きして下さい.


この本には,第2章に,いくつかの代表的な心臓病について書いてあります.ここはちょっと理屈っぽいですけれど,決して難しい話ではありません.病気のことがわかれば,運動の効果や必要性もよくわかるというものです.自分に関係のあるところはぜひ読んで下さい.読み終わる頃には,この本を投げ捨てて体を動かしたくなっているに違いありません.


この本が,心臓病の方にとって,もっと元気に長生きするためのバイブルになってくれればと祈っています.

目次

はじめに

第1章 運動を始める前に知っておいてほしいこと

1.動くということ,運動は危険ですか?

2.運動をしないほうがよい心臓病もあります

3.体を動かしている時の体の反応を知っておきましょう

第2章 病気を知って下さい

A.狭心症

1.狭心症ってどういう病気でしょうか

2.心臓カテーテル治療で狭心症は「治る」?

3.カテーテル治療しかしてくれない病院にかかっていると,狭心症はどんどん悪くなります

4.運動をすると何がよくなるのでしょう,まず冠危険因子のお話

5.血栓を予防する効果もあります

6.「カテーテル治療が成功したから運動はいらないですよ」と言われた方へ

7.運動の効果,追加とまとめ

B.心筋梗塞・急性冠症候群

1.心筋梗塞ってどういう病気ですか?

2.病院での心筋梗塞の治療

3.運動するとこんなところがよくなります

4.運動は,発症後いつからやってよいのでしょうか

5.運動の仕方は?

C.心不全

1.心不全は心臓だけの問題ではないんです

2.心不全の人は絶対安静ですか?

3.運動をするとこんな効果があります

4.具体的にどうやって運動をしたらよいのでしょう

D.心臓手術後

1.心臓手術はどういう人にするのでしょうか

2.心臓手術後の特別な点

3.術後に運動療法を行うことの効果

4.運動の仕方

第3章 具体的な運動の仕方,復習

1.運動の順番

2.有酸素運動

3.レジスタンストレーニング

4.暑い日

5.ウォームアップ・クールダウン(ストレッチ)の仕方

第4章 群馬県立心臓血管センターの宣伝です

おわりに

付録 1.運動前のウォームアップ/2.運動後のクールダウン

索引

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書籍情報

  • ISBN:9784498076501
  • ページ数:84頁
  • 書籍発行日:2011年5月
  • 電子版発売日:2012年6月21日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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