スーパー総合医 在宅医療のすべて

  • ページ数 : 350頁
  • 書籍発行日 : 2014年2月
  • 電子版発売日 : 2019年9月25日
¥10,450(税込)
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商品情報

内容

聴診器を持つすべての開業医必読必携! かかりつけ医による総合診療

超高齢社会を迎えたわが国において開業医が生き残っていくためには,「かかりつけ医」「家庭医」として地域に根ざしたすべての科を診る「総合医」となることが必要であり,なかでも在宅医療への対応はかかせない.
本書では,在宅医療の現場で活躍するエキスパートを編集・執筆陣にむかえ,地域医療の再興と質の向上をめざす総合医として必要な実践的知識や技術をわかりやすく解説している.

序文


21世紀前半のわが国は「超高齢社会」,「需要爆発」,「多死社会」という未曾有の事態に直面する.そして,私たちには財政危機,労働力危機の中で,地域社会を支えるという困難な課題が提示されている.

この困難な課題を解決するキーワードは,地域包括ケアであり,在宅医療である.現代的在宅医療が入院医療,外来医療に次ぐ「第三の医療」と法律にうたわれたのは1992 年のことであった.当時は無論,在宅医療のテキストも,学会などの学びの場もなかった.草創期の在宅医たちは,手探りで自分の在宅医療の形を探してきたように思う.

20年の歳月の中で,学会活動も活発化し,いくつかのテキストや専門医制度もつくられ,在宅医療という学問の体系化が進んだ.私たちはこれまで数年かけて学んできたことを,今では短い期間で学べるようになった.

今世紀に入ってからは,介護保険制度のもと,多くの専門職が地域で活躍するようになった.他職種の経験値も上がり,在宅ケアを支える多職種連携も飛躍的に進んだ.

その一方で,この20 年で在宅医療の困難性が増したという側面も否定できない.独居高齢者の増加や多問題家族の増加など,患者の在宅療養を支える家族の機能は量的にも質的にも脆弱化した.そして,家族を支える地域社会の機能も弱くなってきている.在宅医療の実践が以前よりずいぶん難しいものになったという側面もある

さまざまな難しい課題に対応し,標準的な在宅医療を提供するために,在宅医はさらに多くのことを学ばなくてはならなくなった.

〈スーパー総合医〉シリーズ第一弾として発刊される本書は,これから在宅医療を学び始めようとする医師のよい手引書になるであろう.多くの人に,新しい学問としての「在宅医学」の楽しさを感じてほしい.


2014年2月

専門編集 平原佐斗司
東京ふれあい医療生活協同組合梶原診療所在宅サポートセンター長 一般社団法人日本在宅医学会副代表理事

目次

1章 在宅医療の諸相

在宅医療の導入と在宅でのアセスメント

急性期のアセスメントと対応

在宅における看取り

 

2章 在宅医療の諸課題

栄養アセスメントと栄養処方

サルコペニアとリハビリテーション栄養

嚥下障害のアセスメントと嚥下リハビリテーション

包括的呼吸リハビリテーション

在宅リハビリテーションのアセスメント・処方と環境整備

在宅での褥瘡マネジメント

医療・介護関連肺炎の在宅管理

転倒・骨折や変形性関節症への対応

在宅でみることができる排尿障害とカテーテル管理

在宅での歯科医療

3章 緩和ケア

がんの在宅緩和ケア

疼痛管理

嘔気・嘔吐,呼吸困難感,せん妄

非がん疾患の緩和ケア

4章 病態別重度期のケアと終末期の緩和ケア

脳卒中の在宅医療

重度認知症の在宅ケア

終末期呼吸器疾患の緩和ケア

重度心不全の在宅管理

慢性腎臓病(CKD)の在宅管理

肝不全の在宅管理

ALS(筋萎縮性側索硬化症)の在宅医療

パーキンソン病関連疾患の在宅管理

5章 小児在宅医療

小児在宅緩和ケアという概念からのアプローチ

6章 在宅医療に必要な手技

気管切開の管理

在宅人工呼吸療法

経管栄養の管理

在宅静脈栄養

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書籍情報

  • ISBN:9784521739007
  • ページ数:350頁
  • 書籍発行日:2014年2月
  • 電子版発売日:2019年9月25日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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