"口から食べる"を支える

  • ISBN : 9784525209018
  • ページ数 : 182頁
  • 電子版発売日 : 2011年5月7日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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商品情報

在宅医療の技とこころシリーズ第6弾の「" 口から食べる" を支える」が電子書籍になりました。

■ 序文

在宅医療が求められて久しい.在宅医療における診療報酬制度は1984年にほぼ完成されているが,すでに20年を経過しようとしている.20年の間にさらに社会的事情は在宅医療の必要性を増した.必要性の増加は高齢者人口の増加である.

在宅医療は日本における医療供給政策における必然として考えられる.私たちは20世紀からの治療医学を学びさらに発展させてきた.より困難な病的課題に対して治癒をめざして医療行為が行われている.がん,難病,脳血管疾患など様々な病気に対して今後も研究され,発展し,継続されるであろう.

しかしながら,一方高齢者医療は疾病治療を行っても障害が残り,高齢者であるゆえに,障害がその後の人生に満足をもたらせないことも理解するようになった.病院の世紀が限界を迎えたといってもよい.治療医学に対する社会的期待が高齢者にとって期待でなくなることが始まっている.現在継続しているのは50年以上継続されてきた病院への安全,安心,志向である.病院への安全安心志向は,社会的入院とつながり,本来の病院の目的とは違う.

病院における治療医学が期待され,供給システムも稼働していたが,現在稼働しなくなってきたのは高齢者における急性期医療が機能しなくなり,医療供給体制のシステム病変が進行したのである.誰もが疾病が治療されたとしても健康にはなれないことを意識し始めたのである.健康概念の変化である.健康から病気そして治療が行われ健康回復が行われる基本的な概念は変化し,治療から健康への発想は変化し,障害を持っても自立へ,ノーマライゼーション,あるいはターミナル,終末期の発想がもたらされることになる.

歯科領域における摂食・嚥下機能の問題の基本はここにある.たとえ脳血管疾患になり摂食・嚥下障害に陥っても食べられる口作りの発想はノーマライゼーションである.在宅医療の基本には対病院の発想ではなく,健康概念の変化がもたらした必然的結果として,高齢者があるべき姿としての在宅における生活を支える医療として位置づけられる.現在なお病院の発想は継続している.しかしながら急性期治療がなされたとしても,帰るべき場所がない高齢者が多く存在する.となると治療の目的そのものに疑問符がつくことになる.

治療は健康になることではなく従来の生活にできる限り近づけることが目的である.健康概念と同じく,高齢者の患者の流れは自宅から一般病院に入院し,治療終了後に自宅に帰ることが理想ではあるが,実際の高齢者の流れは複雑で,その間に廃用症候群を作られることもしばしばである.できうる限り生活の場面に早期に復帰し,治療の継続性が図られるべきである.ここでの在宅は住み慣れた地域での住居であり,決して自分の家のみを意味しない.そのためには在宅医療が整備されねばならない.たとえ在宅に復帰したとしても,在宅で廃用症候群を生む可能性があり,在宅にかかわる医師は在宅医療に習熟して,本来の目的を果たさねばならない.

今回刊行される本書が,在宅医療の現場でご活躍される皆様の助けになれば幸いである.


2010年 5月

新田 國夫

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