骨・関節疾患の在宅医療

  • ページ数 : 230頁
  • 書籍発行日 : 2015年10月
  • 電子版発売日 : 2019年6月12日
¥3,850(税込)
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商品情報

内容

できるだけビジュアルに手技を理解する!

在宅医療の現場では,膝,腰,肩 といった骨・関節疾患の患者さんが非常に多いが,在宅医療をてがける医師は,そのような疾患に対するトレーニングを受けていない内科出身である場合も多い.そこで本書では,そのようなプライマリ・ケア医が在宅医療を行うに当たり,最低限知っておきたい骨・関節疾患の知識と手技を中心にまとめる.

在宅医療の技とこころシリーズはこちらから

序文

20年前に在宅医療を始めたきっかけは,1本の電話からである.80代の女性が転倒後歩けなくなったとのことで往診を依頼された.診療所から遠方であり,あまり乗り気ではなかったが,翌日訪問.右足の付け根を痛がっており,問診と診察により,大腿骨頸部骨折であることはすぐに診断が付いた.病院へ紹介をして一件落着かと思っていたら,本人と一緒にいた娘さんがこんなことをいった.「病院へ入院することは絶対にいやです,このまま先生が往診で診て下さい」. こうして始まった在宅医療であるが,実際に地域に出てみると,骨・関節疾患が原因で移動困難となり医療機関にかかることが困難な方が大勢いた.時をほぼ同じくして,寝たきり老人総合診療料という保険点数が1992年に新設され,国も在宅医療推進に動き始めた.

骨・関節疾患は移動困難となる原因として頻度が高く,在宅医療の適応となる.急変等も少なく,がんや神経難病と比較するとはじめて在宅医療に関わる医師にとっては対応しやすいであろう.さらに,がんやそのほかの疾患で在宅医療を受けている高齢者でも,骨粗鬆症をはじめとする骨・関節疾患を合併することがほとんどである.整形外科専門医以外でも,ある程度の医療は在宅で行うべきであり,必要に応じて専門医と相談をして行くことが理想である.

本書は整形外科専門医以外の医師を対象として,在宅医療現場でよく見られる疾患と,基本的な診察手技について,それぞれのエキスパートの方に執筆いただいた.在宅現場で問題点に出会ったら,該当の部分を読んでいただければ問題解決の糸口になると思われる.

本書が在宅現場で活用され,わが国の在宅医療の質の向上に少しでも役に立つことができることを願っている.

2015年8月

苛原 実

目次

総論

1.骨・関節疾患診察の基本

2.ロコモティブシンドロームと介護予防

3.脊椎疾患の診察手順と鑑別疾患

4.上肢の診察手順と鑑別疾患

5.下肢の診察手順と鑑別疾患

各論

外傷

6.脊椎椎体骨折

7.大腿骨近位部骨折

8.上腕骨近位部骨折

9.橈骨遠位端骨折

10.膝関節周囲の外傷

11.足関節の外傷

変性疾患

12.頸椎症

13.腰椎症と関連疾患

コラム 腰痛をめぐる混乱

14.変形性股関節症

15.変形性膝関節症

骨粗鬆症

16.骨粗鬆症

関節リウマチ

17.関節リウマチ

手技

18.関節内注射

19.腱鞘内注射

20.トリガーポイント注射

21.ギプスシーネ

コラム 画像診断の限界

骨・関節疾患関連事項

22.知っておきたい薬剤の知識

23.介護保険関連知識

24.サルコペニア

25.訪問リハビリテーションの適応と適切な指示書の書き方

26.頭部外傷の診療の手順と基礎知識

巻末資料 薬剤の適応症と禁忌リスト

索引

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書籍情報

  • ISBN:9784525209414
  • ページ数:230頁
  • 書籍発行日:2015年10月
  • 電子版発売日:2019年6月12日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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