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  • 実験医学増刊 Vol.36 No.10 脂質クオリティ

実験医学増刊 Vol.36 No.10 脂質クオリティ

  • ISBN : 9784758103718
  • ページ数 : 246頁
  • 書籍発行日 : 2018年6月
  • 電子版発売日 : 2018年10月26日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥5,940 (税込)
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商品情報

生体膜の構成成分・エネルギー源・シグナル分子など多彩な役割をもつ脂質の「質」(構成する脂肪酸や極性頭部の種類)に着目し,その多様性が関与する生命現象や疾患の制御から最新の分析技術まで幅広く解説しました.

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■ 序文

LipoQuality(リポクオリティ)とは,Lipid(脂質)とQuality(質)を掛け合わせた言葉である.これは,従来「量」(Quantity)として捉えられることが多かった脂質の「質」(Quality)の違いを見分けることの重要性を表現するため,新学術領域研究「脂質クオリティが解き明かす生命現象」(平成27〜31年度)のキーワードとして生まれた言葉である.

脂質は情報の宝庫である.脂肪酸,リン脂質,スフィンゴ脂質,糖脂質,ステロール,中性脂肪など,その数にして10万種類を超えるといわれる脂質分子種の構造多様性は,生体内でそのバランスがある一定の割合で保たれており,そのことは生体機能の恒常性維持において重要な要素である.われわれは,これら各脂質分子がもつ構造的な特質を「脂質クオリティ(リポクオリティ)」と捉え,リポクオリティの多様性が果たす生物学的意義の解明をめざしている.すなわち,生体がリポクオリティの多様性をいかに生み出し,その構造的な特質をいかに認識し,その特性や情報を利用しているのかをきちんと理解することは生命科学において重要な課題であり,一方で生体内のリポクオリティバランスを保つしくみが何らかの理由で破綻することは,さまざまな疾患リスクにつながるものと考えられる.

本書では,リポクオリティがかかわる生命現象や疾患制御,生体がリポクオリティの違いを認識・制御する機構,リポクオリティの違いを識別する分析・可視化技術など,それぞれの分野のエキスパートにご寄稿いただいた.これらの研究を通して,生体制御において脂質の多様性が果たす役割や,その秩序やバランスを認識・制御するための分子メカニズムの理解,さらに脂質代謝異常を伴う疾患の病態解明につながることが期待される.まさに,「Quality of Lipidの理解がもたらすQuality of Life(QOL)の向上」をめざした増刊号である.本書をきっかけに,より幅広い分野の方々にリポクオリティ研究の魅力と可能性を感じていただければ幸甚である.

最後に,ご多忙のなか執筆を快くお引き受けくださった諸先生方,本企画を推進いただいた羊土社の本多正徳,岩崎太郎氏に心より感謝申し上げたい.


2018年5月

有田 誠

■ 目次

概論

リポクオリティから解き明かす生命現象

第1章 リポクオリティ研究とは 〜その生理的意義と疾患制御〜

1.脂肪酸クオリティの生理的意義と疾患制御

2.イノシトールリン脂質におけるリン酸化クオリティ制御の病態生理学的意義

3.リゾリン脂質のリポクオリティ

4.スフィンゴ脂質代謝と疾患制御

第2章 リポクオリティの違いを生み出し識別する機構

1.ホスホリパーゼA2ファミリーによるリポクオリティ制御

2.脂肪酸伸長酵素・不飽和化酵素によるリポクオリティ制御

3.膜リン脂質生合成酵素によるリポクオリティ制御―リゾリン脂質アシル転移酵素

4.フリッパーゼとスクランブラーゼによる細胞膜リン脂質の分布制御

5.細胞内オルガネラ機能のリポクオリティ制御

6.生体膜のリポクオリティとタンパク質ドメインによる認識

7.脂質-イオンチャネル相互連関

第3章 リポクオリティによる疾患制御

1.リポクオリティの違いに基づくプロスタノイドのがん疾患制御

2.ロイコトリエン受容体の生理・病態における役割

3.スフィンゴシン1リン酸による生体機能の制御

4.脂質を認識するC型レクチン受容体と免疫応答制御R

5.酸化リン脂質クオリティ制御の破綻による疾患と抗がん剤治療戦略

6.腸内環境のリポクオリティと疾患制御

7.中鎖脂肪酸による疾患の制御

8.リポクオリティを基軸としたT細胞分化システムの新展開

9.脂質による皮膚バリア形成と疾患制御

10.網羅的脂質解析によるクリスタリン網膜症の病態解明

11.メタボリックシンドロームとリポクオリティ

12.ω3系不飽和脂肪酸の心血管イベントリスク低減作用

13.高比重リポタンパク(HDL)機能を制御するリポクオリティ

14.脂肪酸バランスと疾患リスク(久山町研究)

15.リポクオリティに注目した臨床検査の可能性

第4章 リポクオリティの分析,可視化技術とその応用

1.リポクオリティの可視化と操作

2.膜リン脂質クオリティの可視化

3.リポクオリティ認識プローブの開発と応用

4.リポクオリティ変化を捉える脂質ラジカル検出プローブの開発と応用

5.リポクオリティを識別するリピドミクス解析技術

6.脂質クオリティを捉える解析手法とデータベース

■ 特記事項

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