エキスパートが教える輸液・栄養剤選択の考え方

  • 書籍発行日 : 2020年2月
  • 電子版発売日 : 2020年3月9日
¥3,080(税込)
ポイント : 56 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

メディカルスタッフの現場の「なぜ」がわかる!持ち運びサイズで病態ごとの栄養・経路切り替えの基準を解説し,実際の処方例も交えて輸液・栄養剤選びの実際の考え方が身につく一冊!

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。 詳細は こちらでご確認ください。

推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

序文

栄養治療が,すべての患者の基本的医療であることが広く認識されるようになり,栄養サポートチーム(nutrition support team:NST)は全国1,600 以上の病院で稼動しています.この組織横断的なチーム医療としての活動は,院内のみならず,地域連携として在宅医療にも広がりを見せています.また,担当医のみならず,管理栄養士や薬剤師が,それぞれ担当する病棟の患者の栄養管理にかかわることは日常的な業務となっています.さらに,特定行為研修を修了した看護師はPICC を挿入し,輸液の管理にもかかわるようになってきました.このように,臨床の現場では,さまざまな形で栄養治療が実践されるようになっています.

滋賀医科大学医学部附属病院では,2003 年に全科型NST が稼働し,これまで約7,000 例の栄養管理にかかわってきました.NST 活動のなかで,間接熱量計でエネルギー消費量を実測し,エネルギー必要量を算出するといった手法も用いてきました.このような経験から得られた成果は,何かの形で他施設の先生方にも活用していただきたいと考えていました.

そのようななかで,今回,滋賀医科大学医学部附属病院NST が,実際にどのように静脈栄養の製剤,経腸栄養剤を選択し,活用しているのかを書籍にまとめることを羊土社から提案いただきました.医師,薬剤師,管理栄養士が,分担して執筆し,滋賀医科大学医学部附属病院NST として提案できる静脈栄養・経腸栄養のプランを解説しました.理論的な概説のみならず,具体的な処方例も加えて解説しているのが本書の特徴です.是非,さまざまな症例における処方例を参考にし,栄養管理計画の設定にご利用いただければと思います.また,われわれの処方例をベースとして,それぞれの施設でオリジナルの処方例を作成していただくのもよいでしょう.

ポケット版で,白衣にも入れられ,持ち歩きにも便利な形にしあげました.病院や在宅での栄養管理にご活用いただければ幸いです.

2020年2月

滋賀医科大学医学部看護学科基礎看護学講座 (生化・栄養)教授
滋賀医科大学医学部附属病院栄養治療部 部長
佐々木雅也

目次

第1部 輸液・栄養剤の種類と選び方

1.投与経路選択【馬場重樹】

2.輸液の種類と選択【神谷貴樹】

3.中心静脈栄養法(TPN)【星野伸夫】

4.末梢静脈栄養法(PPN)【神谷貴樹】

5.経腸栄養法(EN)【佐々木雅也】

第2部 病態別での選び方と使い方

1.心疾患【大井彰子,星野伸夫】

2.肝疾患【馬場重樹】

3.膵疾患【佐々木雅也】

A.急性膵炎

B.慢性膵炎

4.炎症性腸疾患【佐々木雅也】

A.クローン病

B.潰瘍性大腸炎

5.腎臓病【丈達知子,神谷貴樹】

6.周術期【馬場重樹】

7.消化管術後(短腸症候群)【馬場重樹】

8.がん(化学療法・放射線療法)【丈達知子,神谷貴樹】

9.重症病態【大井彰子,星野伸夫】

10.脳血管障害【伊藤明彦】

11.糖尿病【丈達知子,神谷貴樹】

12.慢性閉塞性肺疾患(COPD)【栗原美香,星野伸夫】

13.褥瘡【伊藤明彦】

14.小児【栗原美香,神谷貴樹】

第3部 ピットフォールの避け方・考え方

静脈栄養におけるピットフォールと対策

1.輸液と薬剤の相互作用【神谷貴樹】

2.ルート確保の注意点【馬場重樹】

3.脂肪乳剤投与における注意点【星野伸夫】

4.カテーテル関連血流感染(CRBSI)を防ぐ【星野伸夫】

5.refeeding症候群【星野伸夫】

6.静脈栄養と肝障害【馬場重樹,星野伸夫】

経腸栄養におけるピットフォールと対策

7.経腸栄養剤と医薬品との相互作用【神谷貴樹】

8.薬物が栄養に及ぼす影響とその対策【神谷貴樹】

9.Naを補充するときの注意点【佐々木雅也】

10.Kを補充するときの注意点【丈達知子】

11.ビタミン不足に関する注意点【栗原美香】

12.たんぱく質量を増やしたいときの注意点【丈達知子】

13.下痢対策について【佐々木雅也】

14.便秘の場合のピットフォール【伊藤明彦】

15.PEG-Jによる栄養管理ってPEGとは何が違うの?【伊藤明彦】

その他

16.簡易懸濁法の特徴と注意点【神谷貴樹】

付録

輸液一覧【星野伸夫】

経腸栄養剤一覧【栗原美香】

日本人の食事摂取基準(2020)【栗原美香】

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:10.0MB以上(インストール時:23.9MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:40.0MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:10.0MB以上(インストール時:23.9MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:40.0MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784758109093
  • ページ数:0頁
  • 書籍発行日:2020年2月
  • 電子版発売日:2020年3月9日
  • 判:B6変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。