レジデントノート増刊 Vol.20 No.2 電解質異常の診かた・考え方・動き方

  • ページ数 : 182頁
  • 書籍発行日 : 2018年3月
  • 電子版発売日 : 2018年8月31日
¥5,170(税込)
ポイント : 94 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

迷いがちな電解質異常に対する診かたや考え方,さらに動き方までを理解しよう!

電解質異常診療は“緊急性の有無”の判断が重要!各電解質異常の症状から心電図異常,注意すべき薬剤までじっくり解説!さらに,緊急性の有無で分類した症例も豊富に収録,読めば電解質異常診療の経験値がアップ!

>『 レジデントノート』バックナンバー等はこちら

序文

電解質異常はすべての医師がその日常診療において診る機会がある"異常"である.その初期対応の遅れは重篤な結果につながることも少なくない.このため電解質異常 の初期対応を担うことが多い研修医や専修医の先生はその初期対応に精通している必要がある.

本書では電解質異常として高ナトリウム血症 ,低ナトリウム血症 ,高カリウム血症,低カリウム血症,高カルシウム血症,低カルシウム血症,高リン血症,低リン血症 ,高マグネシウム血症 ,低マグネシウム血症の10項目をとりあげた.これらは,直ちに何かをしなくてはいけない,つまり緊急性のある電解質異常であることも,明日みてもよい,つまり緊急性のない電解質異常であることもある.この両者の鑑別,そしてそれぞれにおいてまず何をすればよいのか,そして次に何をすればよいのかが大事となる.

総論として第1章では最も大事な電解質異常の緊急性の有無について,第2章では電解質異常の症状と心電図異常について,そして第3章では臨床で常に問題となる電解質異常に注意すべき薬剤,高齢者や担癌患者の電解質についてとりあげた.続く各論では第4章で各電解質についてその症状,原因,診断,そして治療についてわかりやすく解説し,それを踏まえて最終章の第5章では各電解質について緊急性のある電解質異常を計13症例,そして緊急性のない電解質異常を計13症例,典型的な症例を通して学べるようにした.

本書を読むことで迷いがちな電解質異常に対する診かたや考え方,さらに動き方まで理解することができる内容となっている.電解質異常のFirst Aidとして本書を活用していただければ幸いである.


2018年3月吉日

川崎市立多摩病院腎臓・高血圧内科
今井 直彦

目次

第1章 総論:電解質異常の緊急性

1.電解質異常の緊急性の有無

第2章 総論:電解質異常でみられる症状と心電図異常

1.電解質異常でみられる症状と電解質異常を疑うポイント

2.電解質異常でみられる心電図異常

第3章 総論:薬剤,高齢者,担癌患者と電解質異常

1.電解質異常に注意すべき薬剤

2.高齢者と電解質異常

3.担癌患者と電解質異常

第4章 各論:電解質異常の症状,原因,診断,治療

1.高ナトリウム血症

2.低ナトリウム血症

3.高カリウム血症

4.低カリウム血症

5.高カルシウム血症

6.低カルシウム血症

7.高リン血症

8.低リン血症

9.高マグネシウム血症

10.低マグネシウム血症

第5章 症例から学ぶ電解質異常の診かた・考え方・動き方

1.緊急性がある症例にどう対処する?

①症候性の高ナトリウム血症と細胞外液量低下の症例

②重症症候性の低ナトリウム血症の症例と過剰補正された症例

③透析患者の高カリウム血症の症例

④高齢者と高血圧患者の低カリウム血症の症例

⑤悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症の症例

⑥甲状腺摘出後の低カルシウム血症の症例

⑦造血器腫瘍治療中に発生した高リン血症の症例

⑧筋力低下を伴った低リン血症の症例

⑨致死的な症状を伴った高マグネシウム血症の症例

⑩アルコール依存の病歴のある低マグネシウム血症の症例

Section 6 腹部

2.緊急性がない症例にどう対処する?

①中枢神経症状に乏しい高ナトリウム血症と細胞外液量増加の症例

②脱水に伴う低ナトリウム血症の症例

③腎臓病患者の高カリウム血症の症例

④合併症を伴った低カリウム血症の症例

⑤外来患者の高カルシウム血症の症例

⑥慢性腎臓病とビタミンD欠乏症の低カルシウム血症の症例

⑦血液透析導入時に発症した高リン血症の症例

⑧DKAを伴った低リン血症の症例

⑨CKD患者に生じた高マグネシウム血症の症例

⑩コントロール不良の糖尿病を伴った低マグネシウム血症の症例

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:11.1MB以上(インストール時:24.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:44.4MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:24.2MB以上(インストール時:60.5MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:96.8MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784758116060
  • ページ数:182頁
  • 書籍発行日:2018年3月
  • 電子版発売日:2018年8月31日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。