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レジデントノート増刊 Vol.21 No.17 骨折を救急で見逃さない! 難易度別の症例画像で上がる診断力

  • ページ数 : 272頁
  • 書籍発行日 : 2020年2月
  • 電子版発売日 : 2020年3月6日
¥5,170(税込)
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商品情報

内容

救急外来で見逃しがちな骨折症例と画像を多数収録し,診断の難易度別に分類して解説!骨折画像読影のポイントが効率よくわかる!さらに,整復法など非整形外科医が知っておきたい適切な初期対応も合わせて身につく!

レジデントノートバックナンバー

「レジデントノート」月刊誌 2020年定期購読・2019~2020年定期購読

序文

医師として救急外来の当直業務を行い,病棟で入院患者を受け持つ以上,整形外科診療から逃れることはできない.たとえ整形外科医でなくても,病棟で転倒した受け持ち患者が骨折をしているのか,いないのか確認を行わなければならない.しかし,整形外科医でなければ,骨折のX 線読影に関して十分な時間をかけて系統だった学習ができないまま先輩医師や専門医が行う対応を見よう見まねで実践しているのが現実である.

救急外来にて問題となるケースの19 %は骨折の見逃しであるといわれている.はっきりと折れているケースほど対応は容易であり,整形外科医と相談しやすく,固定を行うこともできる.しかし,はっきりと折れていないケースは対応が困難で,夜間であれば整形外科医を自宅から呼び出すべきか,CT やMRI などさらなる検査を行うべきか,固定を行い後日整形外科外来へ紹介すべきかどうか悩んでしまう.

さらにわれわれを悩ます原因として,同じ部位に骨折をきたしても,骨折の程度によって見え方が異なることにある.そこで,今回は症例を初期研修医向け,後期研修医向け,救急指導医向けの3 つのレベルに分類して提示した.初期研修医向けは骨折がはっきり写っており,診断名を確実に述べることができるケース,後期研修医向けは,骨折がみえているものの,正しく読影しないと見逃しやすいケースとしている.救急指導医向けは,骨折がはっきり見えにくいために,さらなる検査や専門医コンサルトを行うべきかどうか悩むケースである.症例によっては,「最終診断は同じ」であっても見え方が異なるケースを準備している.

この本を通して,昔小学校・中学校で行った「ドリル」のように,何度も何度も読み返し,解きなおしてほしいと思う.くり返し学習することで,パターンを認識することができ,最終的に自分の知識として獲得することができると考える.

「ドリル」なんて学校の宿題みたいで嫌だ!と言わずに,ぜひ楽しみながらこの本を読んでもらいたい.


2020年2月

福井大学医学部附属病院 救急部
小淵 岳恒

目次

Color Atlas

第1章 総論

1.整形外科非専門医が"骨折"を診るために

第2章 肩関節

1.肩関節痛① ベッドから転落

2.肩関節痛② 物を取ろうとした

3.肩関節痛③ 痙攣中の受傷

4.肩関節痛④ 痛くて動かせない

第3章 肘関節

1.肘関節痛① 肘を打った小児

2.肘関節痛② 子ども同士の遊び中に損傷

第4章 手関節・手指

1.手をついて受傷①

2.手をついて受傷②

3.手をついて受傷③

4.手をついて受傷④

5.突き指をした① 小指,環指

6.突き指をした② 親指

第5章 骨盤・股関節

1.高エネルギー外傷による股関節痛

2.高齢者の股関節痛 ADL自立

3.高齢者の股関節痛 ADL低下

4.運動中の股関節痛

第6章 膝関節

1.膝関節痛① 転倒・転落・交通外傷

2.膝関節痛② 跳躍・転倒・転落

3.膝関節痛③ 転倒して強打

4.膝関節痛④ 家具の角にぶつけた

5.膝関節痛⑤ 高地より着地失敗

第7章 足関節・足趾

1.足関節痛① 階段を踏み外した

2.足関節痛② 運動中の捻挫

3.足関節痛③ 高所からの転落

4.足関節痛④ 階段からの転落

5.足関節痛⑤ くじいた

6.足関節痛⑥ 着地失敗

第8章 脊椎

1.頸部痛① 交通外傷

2.下顎呼吸 ベッドから転落

3.頸部痛② 転落,転倒

4.頸部痛③ 転倒・手の痛みも強い

5.腰痛① 尻もちをついた

6.腰痛②

7.臀部痛

索引

症例問題でとりあげた骨折所見

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書籍情報

  • ISBN:9784758116398
  • ページ数:272頁
  • 書籍発行日:2020年2月
  • 電子版発売日:2020年3月6日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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