実験医学2018年3月号 再発見!MYCの多機能性 グローバル転写因子として見直される古典的がん遺伝子

  • ページ数 : 145頁
  • 書籍発行日 : 2018年2月
  • 電子版発売日 : 2018年2月23日
¥2,200(税込)
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商品情報

内容

がん遺伝子やiPS細胞誘導因子として知られるMYC.がんにおける働きのみならず,幹細胞維持や分化における働きなど多機能性をいかに制御しているのかが明らかに.転写制御機構から創薬標的の可能性までMYCの新しい姿をご紹介.

実験医学バックナンバー

序文

《企画者のことば》

c-Mycは細胞の活発な細胞増殖因子や,嫌気的代謝促進因子としてがん細胞の特質に大いにかかわっている遺伝子であり,その遺伝子産物であるc-MYCタンパク質はパートナー因子であるMAXと相互作用することで転写因子として機能する.本稿では,MYCの特集の巻頭として,c-Mycのバーキットリンパ腫の原因遺伝子としての発見から,c-Mycがきわめて多種多様な組織の腫瘍化にかかわることを可能にする分子基盤の解明,最近のトピックに至るまでのMYC研究の歴史について概説する.

目次

特集

概論―最近のMYC研究の世界の動向をふまえて

MYC研究の歴史の原点―造血器腫瘍におけるMYCの役割

神経内分泌腫瘍と脳腫瘍におけるMYCファミリー遺伝子―p53ファミリー遺伝子との攻防

c-Mycのユビキチン化制御機構とがん幹細胞における役割

MYCはがん代謝のマスターレギュレーターである

精子幹細胞の自己複製を促進するMYC/MYCN―MYC/MYCNを介した精子幹細胞の解糖系制御

ES細胞と生殖細胞におけるMyc-Max-Mgaネットワーク

iPS細胞誘導におけるMYCの機能

連載

News & Hot Paper Digest

自律神経が前立腺がんの増殖を促進するしくみ

コカインによる神経回路の変化を一網打尽にとらえる

がんワクチンは温めて

転写因子IRF4 の欠失によるCD4+T細胞の機能不全が移植受容を促進する

海外留学への最初の一歩を踏み出そう―「留学のすゝめ2017」開催報告

カレントトピックス

Low-complexity配列が引き起こす膜をもたない細胞内構造体の形成―クロスβポリマーと液-液相分離

神経細胞特異的メチル化解析から明らかになったアルツハイマー病におけるDNA修復の障害

ヒト多能性幹細胞を用いた人工腸管グラフトの作製

精密高分子設計を基盤としたウイルスを用いないゲノム編集治療

Trend Review

bioRχivってなんだ?―プレプリントサーバことはじめ

クローズアップ実験法

上皮細胞層における哺乳類細胞競合現象の観察方法

Update Review

IP3受容体のチャネル開口機構の最新知見

未来をつなぐ風

『抗RANKL抗体』はどのようにして創薬されたか

創薬に懸ける~日本発シーズ、咲くや?咲かざるや?

日本発HDAC阻害剤の発見ストーリー

私の実験動物、やっぱり個性派です!

【第2回】究極のイクメン魚―タツノオトシゴ

HFSP 30周年記念インタビュー

これからの基礎研究と研究費を考える―本庶 佑

Campus & Conference 探訪記

生物も学会も共生で進化する!?―日本共生生物学会

ラボレポート―独立編―

愛すべきボスから逃げよう―Catch-22からの脱出

Opinion ―研究の現場から

多様な科学の目的―好奇心と,実益と

バイオでパズる!

がん遺伝子を探せ

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書籍情報

  • ISBN:9784758125055
  • ページ数:145頁
  • 書籍発行日:2018年2月
  • 電子版発売日:2018年2月23日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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