実験医学2020年1月号 Vol.38 No.1 iPS細胞のいま 基盤となるサイエンスと創薬・医療現場への道しるべ

  • ページ数 : 141頁
  • 書籍発行日 : 2019年12月
  • 電子版発売日 : 2019年12月20日
¥2,200(税込)
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商品情報

内容

再生医療の原材料として,疾患解明・創薬のツールとして,今解決すべき技術的・社会的な課題はなにか?初期化のサイエンスや,新しい医療に向けて安全性の評価をどう考えるべきかなど最新iPS研究をお届けします.

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序文

企画者のことば


iPS細胞技術は,細胞移植や疾患再現の分野で特に注目され,さまざまな医療応用に向けた研究が進んできている.一部のプロジェクトについては臨床研究や治験を実施する段階に至り,実用化の時期が近づいてきている.しかし一方で,iPS細胞が初期化されるメカニズムや,より安全性の高く効率のよい細胞の評価選別方法など,解決すべき課題も残っている.また,新しい技術として社会に受け入れられる体制を整える必要もある.そうしたiPS細胞をとり巻く最新の状況について紹介する.


京都大学iPS細胞研究所

和田濵 裕之
山中 伸弥

目次

特集

iPS細胞のいま〜基盤となるサイエンスと創薬・医療現場への道しるべ

概論―iPS細胞研究の現状と課題

iPS細胞までの道のり

臨床グレードiPS細胞の作製

細胞移植療法に伴う腫瘍化リスクをどのように考えるべきか

多能性幹細胞の腫瘍形成リスクの評価と軽減策

ヒトiPS細胞加工製品の造腫瘍性評価法の開発

細胞のリスクと治療のリスク

疾患特異的iPS細胞を用いた病態解明と創薬研究

オルガノイド医療の可能性と課題

創薬利用を目的としたiPS細胞バンクとデータベースの整備

再生医療の実現に向けた法制度と患者・市民参画

いま知りたい!!

若手研究者ネットワーク・ガイド 〜あなたに合った研究コミュニティを見つけよう〜あなたに合った研究コミュニティを見つけよう

連載

News & Hot Paper Digest

免疫伝達物質cGAMPのトランスポーターSLC19A1の同定

受精卵,ウイルス,ES,筋ジスを巡るDUX発見物語

乳酸代謝によるエピゲノム制御

留学先では日本食は食べれる?―海外での日本食材入手法と注意点

カレントトピックス

アデニンヌクレオチド交換輸送体によるマイトファジー制御機構

深層学習により中低解像のクライオ電子顕微鏡データからタンパク質二次構造を同定する方法

CGGリピート伸長による臨床病型の重複を示す3疾患の発見

真核生物の起源となったアーキアの染色体三次元構造

シングルセルRNA-seqによる好中球の接着を制御するヒトリンパ管内皮細胞の同定

クローズアップ実験法

QIIME2:Wet研究者も使える細菌叢解析ツール

ラボレポート―留学編―

失敗しても挑戦する―ボストン留学における経験と学び―Research Division, Joslin Diabetes Center Department of Genetics, Harvard Medical School, Harvard Stem Cell Institute

Opinion-研究の現場から

これから「博士」になる人へ,進学のためのお金の話

バイオでパズる!

[特別編]パズルリレー

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書籍情報

  • ISBN:9784758125277
  • ページ数:141頁
  • 書籍発行日:2019年12月
  • 電子版発売日:2019年12月20日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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