医師のための英会話フレーズ500 外来診療編

  • ページ数 : 144頁
  • 書籍発行日 : 2007年8月
  • 電子版発売日 : 2013年3月30日
¥4,180(税込)
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商品情報

内容

日本人が得意とする文法知識や語彙力を、“外来診療での実践的な英会話力”に進化させる1冊!

本書は外来診療の現場で頻用される英会話のフレーズを、問診、臨床検査、生活指導などのシチュエーションごとに分類して紹介し、(解説は最低限にとどめて)音声で耳から覚えてもらうことを目的としている。
会話用のボキャブラリー(=常套句)のバリエーションを増やし、英会話能力を飛躍的にレベルアップさせてください。

電子版では文中の英会話フレーズ音声をワンタッチでお聴きいただけ、場所を選ばず、確認・学習が可能です。

序文

改訂版の序

2004年初夏に本書初版を刊行して,早5年が経過しました.本書は研修医,若手医師,医学生,看護師,救急救命士の方々など,気管挿管を初めて学ぶ人のために,初歩の初歩から解説したわかりやすい本を目指しました.そのために通常よりかなり多くの写真,イラスト,表を掲載し,ビジュアルブックの形ができあがりました.これらはまた,気管挿管を指導する立場の先生方に,指導の補助として利用いただければ,と考えました.

この5年間,幸いにも多くの方々から御支持をいただいたことにお礼を申し上げます.

また,指導医の先生方からも,指導に際してご利用いただいているとの声が寄せられたことや,本書のコンセプトがビジュアル基本手技シリーズとして定着したことは,著者としてうれしい限りです.しかしこの間にも医学の進歩は著しく,それは気道管理の分野においても例外ではありません.これに対応すべく,このたび,版を改訂することとなりました.

改訂に際し,気管挿管,気道管理のための新しい器具として,エアウェイスコープ,ラリンゲルチューブ,さまざまな種類のラリンジアルマスクを取り上げました.さらに要望が多かった,気管挿管のための麻酔,挿管の介助について書き加えました.また曖昧だったところ,誤解を受けやすかったところを訂正し,説明を加えました.

そして今回は,新たに動画をDVDに収録しました.これには,気管挿管時のものはもちろんのこと,気道確保全般に関連する多くの動画を盛り込みました.これらには,実際の臨床の現場が数多く収められているため,見るだけで,自分自身の経験を深めるのに役立つのではないかと思います.また静止画の写真のみでは伝わりにくかったニュアンスが,動画ではわかりやすくなり,皆さんの理解に役立つことと思います.

改訂にあたり,やはりまず,写真,動画の撮影ならびに掲載に関して,ご理解と同意をいただいた患者様には,心より感謝を申し上げます.また,撮影に協力してくださった新日鐵八幡記念病院麻酔科,手術室スタッフの皆様,そして私にこれまで多くのことを教示してくれた先輩の先生方に感謝します.図表を上手にまとめてくださった羊土社の中川由香さん,杉田真以子さん,動画を見栄えよく編集してくださった嶋田達哉さんの辛抱強いご尽力に感謝します.

本書が引き続き,気管挿管を学ぶ人,指導する人の手助けとなることを切望しております.


2009年 5月

青山和義



――刊行にあたって――

本書は,医師にとって必要な英会話のフレーズをシチュエーションごとに分類して紹介し,音声CD で耳から覚えてもらうことを目的に企画しました。

例えば外来で患者さんに痛みを感じる部位を訊ねるとき,あるいは学会の質疑応答で自分の意見を主張したいとき,とっさに英語での言い回しが出てこないということはありませんでしたか? 実際には,じつにさまざまな表現があって,そのうちのどれが正解というわけではありません。その時々の状況に応じていろいろなフレーズを使い分けられるのが理想です。

本書では右ページに日本語での表現を掲載し,その裏面にそれぞれの日本語に相当する英語表現を掲載しています。テキストを見るときは,まずはそれぞれの日本語を,自分なら英語でどう言うかを考えながら読んでください。またCDを聴くときは,テキストは見ずに音声だけを聴いて,同じフレーズを自分で繰り返してみてください。紹介しているフレーズは短いものがほとんどで,文法的にも簡単なものばかりです。しかし,シチュエーションごとに分類された短いフレーズを連続して聴くことによって,「英会話のボキャブラリー(= 常套句)」が身に付くはずです。最初は簡単な言い方だけしか覚えられないかもしれませんが,それでもかまいません。簡単な言い方をうまく使いこなせるようになってから,さらに長いフレーズも覚えていけば,次第に会話フレーズのバリエーションが増えて英会話能力は飛躍的にレベルアップします。

会話には「これが正解!」というゴールはありませんが,読者の皆さんがこれから国際的医療人として飛躍する最初のステップとして,本書がその一助となれば,編著者としてこれに勝る喜びはありません。


2007年 7月
編著者を代表して
大井静雄
日本医学英語教育学会理事長
東京慈恵会医科大学脳神経外科教授

目次

Section 1 受付 Reception

電話での対応 Phone call

電話予約 Telephone appointment

初診登録 Registration

初診かどうかを確認する First visit

前回の来院を確認する Concerning the last visit

登録用紙の説明 Registration form

名前の確認 Name

住所の確認 Address

職業の確認 Occupation

緊急連絡先の確認 In case of emergency

健康保険の有無・支払方法 Insurance/Payment

保険の有無の確認 Insurance

保険がある場合 Covered by insurance

保険がない場合 Not covered by insurance

Section 2 問診 History Taking

挨拶 Greetings

自己紹介 Self-introduction

再診の患者さんへの挨拶 Greetings

主訴を訊ねる Chief complaint

体調を訊ねる Physical condition

兆候を訊ねる Symptoms

痛む場所を訊ねる Where: Location

痛みの種類を訊ねる What: Quality

症状の持続期間を訊ねる How long: Duration

痛む頻度を訊ねる How often: Frequency

発症した時期を訊ねる When: Onset

痛みの理由を訊ねる Why: Circumstances affecting the symptoms

既往歴を訊ねる 1 Past history 1

既往歴を訊ねる 2 Past history 2

家族歴を訊ねる Family history

生活習慣を訊ねる Health risks

各科ごとの表現 Particular expressions

産婦人科 Obstetrics and Gynecology

小児科 Pediatrics

泌尿器科 Urology

耳鼻咽喉科 Ear, Nose, and Throat

整形外科 Orthopedics

皮膚科 Dermatology

Section 3 診察 Physical Examination

診察 Physical examination

診察開始 The beginning of examination

服を着る,脱ぐ Dress / Undress

体温を測る Temperature

脈を測る Pulse

血圧を測る Blood pressure

聴診する Auscultation

Section 4 診断上の検査 Diagnostic Test

血液検査 Blood test

採血の指示 Instruction for blood test

尿検査 Urinalysis

採尿の指示 Instruction for urinalysis

X線検査,他 X-ray examination etc.

X線検査の指示 Instruction for x-ray examination

Section 5 診断 Diagnosis

診断 Diagnosis

検査結果の説明 Result of tests

よい結果だった場合 Good result

残念な結果だった場合 Bad result

再検査 Follow-up examination

病態の説明 Explaining the patient's condition

Section 6 治療 Therapies

外来治療 Outpatient treatment

通院の指示 Instruction to outpatients

再診日を決める Re-examination date

生活指導 Therapeutic instruction

服薬の指示 Medicine

院内治療 Hospital treatment

手術 Surgery

手術後 After surgery

入院 Hospitalization

患者さんの不安を和らげる表現 Encouragement

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  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784758304184
  • ページ数:144頁
  • 書籍発行日:2007年8月
  • 電子版発売日:2013年3月30日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

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