Urologic Surgery Next 1 腹腔鏡手術

  • ページ数 : 212頁
  • 書籍発行日 : 2018年3月
  • 電子版発売日 : 2019年3月20日
¥13,200(税込)
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商品情報

内容

ロボット手術のいまだからこそ,安全・確実な泌尿器科腹腔鏡手術のために!

近年めざましい進歩を遂げた泌尿器科手術の最前線を,第一線で活躍するエキスパートがオールカラーの豊富な写真・イラストとともにわかりやすく解説した『Urologic Surgery Next』シリーズ。 No.1のテーマは「腹腔鏡手術」。ロボット手術の時代を迎えた現在も多くの泌尿器疾患は腹腔鏡手術で治療され,機器の進歩と相まってさらに洗練されてきている。本巻では腹腔鏡手術の現時点での到達点や標準術式をまとめて解説。ロボット手術時代を迎えた今だからこそ,安全で確実な泌尿器科腹腔鏡手術のために本書をご活用いただきたい。

■泌尿器科手術の進歩を踏まえて,新たに『Urologic Surgery Next』を刊行
<Urologic Surgery Next>
2 ロボット支援手術
3 エンドウロロジー

序文

本邦で泌尿器腹腔鏡手術が開始されてすでに約30年になる。1990年代の黎明期では副腎・腎の手術が開始され,その低侵襲性や有効性が次第に認知されていった。2000年代に入ると前立腺癌根治手術,腎部分切除術,膀胱全摘術,リンパ節郭清術など難度の高い手術が次々と導入され,多くの泌尿器科手術が腹腔鏡下に行われる時代となった。急速な進歩の背景には手技そのものの改良と相まって,光学機器,専用の鉗子類,各種エネルギーデバイスの進化も見逃せない。また日本内視鏡外科学会・日本泌尿器内視鏡学会が立ち上げた腹腔鏡技術認定制度は,手術手技の標準化を押し進め,安全な腹腔鏡手術の教育・普及に大きく貢献した。

腹腔鏡手術により外科解剖の認識は格段に深まった。腎・副腎の手術では,腎筋膜,外側円錐筋膜,癒合筋膜などで新たな知見がもたらされた。骨盤内手術ではdorsal veincomplex(DVC),陰茎海綿体神経,尿道括約筋などの詳細な解剖が理解され,出血の少ない精緻な剥離と機能温存を可能とした。さらに特筆すべきは拡大視野で得られた新知見やアプローチが,開放手術をより洗練された術式へと進化させたことである。外科手術の基本が"よく見える"ことであることをあらためて認識する。

このような中,最初の「Urologic Surgery」シリーズでは腹腔鏡手術を独立として取りあげ,外科解剖や基本的な手技を詳述している。その後多くの腹腔鏡手術が通常診療として定着したことから,「新Urologic Surgery」シリーズは臓器別・疾患別の構成とし,腹腔鏡手術はそれぞれ術式の一つとして取りあげられてきた。2012年以降,ロボット支援下の前立腺全摘術,腎部分切除術が相次いで保険収載され,泌尿器科手術をめぐる状況が激変している。そこで最新シリーズでは腹腔鏡手術を再度,独立として取りあげ,現時点での到達点や標準術式をまとめて解説した。腹腔鏡技術認定医を目指す若手のために,腹腔鏡技術認定のためのDo and Do Notも新設した。

DVDなどの動画教材があふれている昨今,本シリーズは書籍による手術書である。座右に置いて何度も読み込むことで,エキスパートのメッセージが行間からも伝わってくる。腹腔鏡手術の上達を目指す諸氏に大いに役立ててもらえれば幸甚である。

2018年3月

荒井 陽一

目次

I 腹腔鏡手術の基本手技

II 腎・副腎の手術

経腹膜的到達法による腎摘除術

後腹膜到達法による腎摘除術

経腹膜到達法による副腎摘除術

腹腔鏡下副腎摘除術:後腹膜到達法

腎部分切除術

ドナー腎採取術

単孔式腹腔鏡下手術のコツ

腹腔鏡下腎囊胞切除術

腎下垂に対する腹腔鏡下腎固定術

Ⅲ 上部尿路・後腹膜の手術

腎尿管全摘術(リンパ節郭清術を含む

後腹膜リンパ節郭清術(化学療法後の残存腫瘍に対する)

腹腔鏡下上半腎切除術

腎盂形成術

下大静脈後尿管の手術

乳糜尿症に対する腎門部リンパ管遮断術

Ⅳ 前立腺・膀胱の手術

腹腔鏡下前立腺全摘除術

腹腔鏡下膀胱全摘除術(男性)+リンパ節郭清術

女性における根治的膀胱全摘除術

尿膜管疾患の手術

膀胱憩室の手術

V 泌尿器腹腔鏡技術認定のためのDo and Do Not

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書籍情報

  • ISBN:9784758313308
  • ページ数:212頁
  • 書籍発行日:2018年3月
  • 電子版発売日:2019年3月20日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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