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消化器がん化学療法 副作用マネジメント プロのコツ 改訂第2版

  • ISBN : 9784758318068
  • ページ数 : 452頁
  • 書籍発行日 : 2019年10月
  • 電子版発売日 : 2020年1月20日
  • 判 : B6変型
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥4,950 (税込)
ポイント : 90 pt (2%)

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商品情報

標準治療をできるだけ長く・患者負担なく継続するための『プロのコツ』を解説した好評シリーズの改訂版。
全面改訂で,最新のレジメンに対応。より使いやすく,よりわかりやすく!

改訂ポイント
1 最新の標準治療レジメンに項目を一新。標準的な投与量・スケジュールも併記。
2 「減量,休薬,再開基準」を各レジメンに記載。
 複数の薬剤を使用するレジメンにおいて,どの薬剤から減量すればよいかが一目でわかり,より使いやすく。
3 副作用対策編も最新のエビデンスに更新。新しく登場した支持療法薬についても解説。
4 今すぐ知りたい「免疫チェックポイント阻害薬の副作用(irAE)」についても詳解。
 これまでの治療薬とは違う,特徴的な副作用への対処法がわかる。 5 アピアランスケアや意思決定支援など,患者支援のコツについても解説。

この1冊で,副作用マネジメントにはもう悩まない!

■ 序文

がんは、人が罹患する疾患のなかで最も頻度の高い疾患であり、かつ命に直結する怖い病気でもある。消化器がんは、数あるがん種のなかで最も多いがんであり、全体の半数以上を占める。その消化器がんのなかでもかなりの割合を占める手術不能・再発進行患者さんに対して、次々に抗がん剤が開発され、投与されている。しかし、さまざまな有害事象も生じてしまうため、実際に治療を受ける患者さんのご苦労は相当なものであるし、担当する医師、医療スタッフとて、それを見ているのはつらいものである。

いわゆるレジメンブックや化学療法本はたくさんあるので、副作用に特化した本が必要だと思っていたときに、メジカルビュー社より、私の専門である消化器がんの副作用マネジメントに関する本を作ってみないか? 内容や執筆者に関しても、すべてお任せするから、といわれて2014年に発刊させていただいたのが初版"プロのコツ"であった。大変苦労して作り始めたことを覚えている。

そんななか、早いものであれから5 年が経ち、最近では免疫チェックポイント阻害薬という画期的な薬剤が世に登場してきた。従来の細胞障害性抗がん剤に低分子TKIなどの特殊な副作用が加わって複雑化した副作用マネジメントに、免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象(irAE)が加わると、そのマネジメントはさらに難しくなることは確実である。本書の改訂は必須であると編集部の方も考えてくれたものと思われる。

さまざまな臨床試験などのEBMを重んじて有害事象対策を考えることは当然であるが、本書は成書にはなかなか書きにくいところも" プロのコツ" として記載していただいた。各項目の執筆は、各レジメンの臨床試験に直接携わった先生方を中心にお願いしており、論文ではなかなか得られない面白いポイントを、かゆいところに手が届くような形で記載してくださっている。また症状別の項目では、そのマネジメントに必要な思考経路をわかりやすい図にて示しており、必ずや解決へと導いてくれるものと確信している。

本書の使い方としては、患者さんを診て、どのレジメンを実施するかが決まったところで、「レジメン別プロのコツ」を読んでから実際に投与する。リスクを最小限にしておいたうえで、問題となる症状が出現したら、「症状別プロのコツ」を参考に対処するという使い方がよいと思われる。

副作用という患者さんの苦痛を少しでも和らげることを一番に考えて、最も適任の多職種スタッフに執筆をお願いして作ったものであるので、日々の診療に役立つものと確信している。本書が、初版に引き続き、がんと戦うすべての皆様の必携の書となり、医師のみならず薬剤師、看護師など、毎日激務に勤しみ、専門書をひもとく時間もないであろう方々に対して、今流行の働き方改革にも繋がる書となることを願っている。


2019年9月 

北海道大学病院腫瘍センター診療教授
小松嘉人

■ 目次

第Ⅰ章 はじめに

消化器がん治療体系概略

治療を始める前に

第Ⅱ章 レジメン別プロのコツ

1. 食道がん

① FP ±RT

 腎機能障害に注意

② DTX

 好中球減少の程度とタイミングに注意

③ PTX

 アレルギー、末梢神経障害に要注意

④ネダプラチン(CDGP)

 骨髄抑制に注意

⑤ニボルマブ

 さまざまな副作用に注意を払う必要あり

2. 胃がん

① FLTAX(5 -FU+ℓ-LV + PTX)

 次治療や緩和治療への移行を適切に行う

② S-1

 腎機能障害に注意

③ S-1+DTX

 DTX追加後の骨髄抑制に注意

④ RPMI

 下痢と骨髄抑制に注意

⑤ S-1+L-OHP(SOX)± Tmab

 S-1とオキサリプラチンをうまく調整して効果を引き出す

⑥ S-1+CDDP(SP)± Tmab

 食欲不振、腎機能障害に注意

⑦ Xelox± Tmab

 L-OHP を粘らず、Tmab継続

⑧ XP ±Tmab

 CDDPの効果を最大限に引き出そう

⑨ FOLFOX(mFOLFOX6)

 急性・慢性末梢神経障害に注意

⑩ wPTX± Rmab

 血液毒性と末梢神経障害に注意

⑪ DTX

 骨髄抑制に注意

⑫ nab-PTX+ Rmab

 Day8 ,15の好中球減少に注意

⑬ IRI±CDDP

 腎機能障害に注意

⑭ニボルマブ

 免疫関連有害事象に注意

⑮ペンブロリズマブ

 家族性腫瘍外来/遺伝カウンセリングが必須

3. 大腸がん

① FOLFOX(+BmabもしくはCmab/Pmab)

 末梢神経障害は早めの休薬減量で対応

②FOLFIR(I +BmabもしくはCmab/Pmab)

 下痢に対する患者指導が重要

③ CapeOX or SOX(+BmabもしくはCmab/Pmab)

 適切な服薬管理により得られる治療効果、副作用緩和

④ FOLFOXIRI± Bmab

 1 ,2サイクル目の好中球減少に注意

⑤ FL/S-1(+BmabもしくはCmab/Pmab)、UFT+ LV

 単剤療法であっても最初のフォローは慎重に

⑥ IRIS(+ Bmabもしくは+Cmab/Pmab)

 下痢をしやすいので、脱水に注意

⑦mXELIR(I +Bmab)

 下痢対策はしっかりと

⑧ FOLFIRI+ Rmab

 腸閉塞や大量腹水がないことを確認

⑨ FOLFIRI +アフリベルセプトベータ

 下痢・高血圧・蛋白尿に注意

⑩レゴラフェニブ

 手足症候群の予防が第一

⑪ TAS-102(+Bmab)

 好中球減少の頻度が高いため、感染症に注意

⑫ペムブロリズマブ(MSI-High大腸がん)

 免疫関連有害事象はチーム医療で乗り越える

4. 肝臓がん

①レンバチニブ

 倦怠感・食欲不振に注意して、継続を試みる

②レゴラフェニブ

 手足症候群、肝障害などの副作用に注意

③ラムシルマブ

 高血圧、infusion reactionなどの副作用に注意

④ソラフェニブ

 手足症候群、皮膚症状、出血、肝機能障害、高血圧などの副作用に注意

5. 胆道がん

① GEM+CDDP(GC)

 腎障害、間質性肺炎に注意

② GEM+S-1(GS)

 消化器毒性に注意

③ S-1

 消化器毒性に注意し、場合によっては患者の自己判断で中止も考慮

6. 膵がん

① GEM

 骨髄抑制と間質性肺炎に注意

② S-1

 内服薬であるからこそ、副作用の自己管理を指導

③ GEM ±エルロチニブ

 間質性肺炎に注意

④ FOLFIRINOX

 重篤な副作用が懸念されるため、適切な患者選択と適正使用を

⑤ GEM+nab-PTX

 感覚性末梢神経障害に注意

⑥ GEM+S-1

 骨髄抑制と消化器毒性に注意

7. GIST

①イマチニブ

 骨髄抑制と消化器毒性に注意

②スニチニブ

 休薬後も副作用が続くことに注意

③レゴラフェニブ

 手足症候群に注意

8. 消化管NET

①エベロリムス

 間質性肺炎、感染症の合併に注意

②スニチニブ

 心血管疾患・甲状腺疾患合併時は注意

③オクトレオチドLAR・ランレオチド

 使用目的を明らかにする

④ストレプトゾシン

 わが国での使用経験は浅い。腎機能障害、血糖値上昇に注意

第Ⅲ章 【副作用症状別】プロのコツ

1. 全身

① Infusion reaction /過敏反応

 迅速な対応が必要

②倦怠感

 原因は多岐であり問診と検査で絞り込む

③筋肉痛・関節痛

 タキサン系薬剤で高頻度。鎮痛薬や抗がん剤の減量・分割投与で対処する

④創傷治癒遅延 中村路夫

 外科的処置を予定している場合は、術前・後に抗VEGF/VEGFR抗体薬の休薬期間が必要。糖尿病や黄疸も原因となる

2. 消化器

①口内炎(口腔粘膜炎)

 化学療法開始前から口腔ケアの介入を

②食欲不振

 口内炎と味覚障害が主な原因

③悪心・嘔吐

 リスクに応じた制吐薬の予防投与を行う

④下痢・脱水

 原因薬剤に応じた対策を行う

⑤便秘

 腸閉塞がなければ、薬剤性を考える

⑥消化管潰瘍・出血・穿孔

 内視鏡所見や投与薬剤、治療歴からリスクを把握しておくことも重要

⑦肝機能障害・黄疸

 明らかな原因を認めなければ、薬剤性肝障害を考える

⑧腸炎

 抗がん剤起因性以外の病態も考慮

⑨膵炎

 まれな合併症。鑑別は胆石性膵炎を念頭に

⑩ B 型肝炎ウイルスの再活性化

 化学療法開始前にリスクを確認し、病態に応じた対応を

3. 腎・泌尿器

①蛋白尿

 抗VEGF/VEGFR抗体薬による頻度が高く、定期的なモニタリングが必要

②腎機能低下

 治療開始前の腎機能評価が重要。腎機能低下に遭遇したら腎後性・腎前性・腎性を鑑別する

③血尿

 消化器がんの抗がん剤による血尿はまれ。まずは腫瘍などの薬剤以外の原因を考える

4. 呼吸器

①間質性肺疾患・薬剤性肺障害

 すべての薬剤で起こりうるため、投与前からの評価が重要

5. 循環器

①心機能低下(心不全)

 化学療法の心毒性発症リスクを的確に評価し、心機能低下の早期発見に努める

②高血圧

 化学療法中の心血管イベント合併リスク軽減のため、血圧コントロールに努める

③血栓症

 リスク因子の把握と発症時の速やかな他科連携が重要

6. 血液

①血小板減少症

 骨髄抑制によるものか合併症によるものかの鑑別が重要

②貧血

 急速に進行する貧血に対しては、出血を考慮し早急な検索を

③播種性血管内凝固症候群(DIC)

 DICを見落とすな!

7. 神経

①視覚障害

 視覚障害の原因は多岐にわたる。鑑別診断能力を磨こう

②味覚障害・嗅覚障害

 原因に対する正しい対処でQOL 低下を最小限に抑える

③末梢神経障害・聴覚障害

 機能障害に至る前に適切に休薬を

④うつ・不安

 適切な診断・治療、コミュニケーションが患者のQOLを改善する

⑤頭痛・めまい・ふらつき

 まずリスクの高い中枢性疾患をスクリーニング。ベバシズマブやプラチナ系薬剤も原因となる

8. 皮膚

①爪囲炎

 早期発見と迅速な皮膚科コンサルトを

②皮疹

 まずは緊急性の判断を。抗EGFR 抗体薬使用前の予防的スキンケアが効果的

③手足症候群

 痛みが出たらまず休薬を。回復も治療再開もスムーズになる

④色素沈着

 化学療法と同時に皮膚と心のケアを開始。出現後はほかの皮膚障害との鑑別に注意

⑤脱毛

 毛が抜けることに気を抜くな! 脱毛出現前からの説明とサポートが大切

⑥掻痒感

 がん薬物療法と掻痒感について知っておく

9. 代謝

①浮腫 岩永一郎

 基礎疾患の除外と薬剤性の臓器障害を見落とさないことが重要

②抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)

 基礎疾患が原因か、悪性腫瘍が原因かの判別が重要

10. 感染症

①発熱性好中球減少症(FN)、ワクチン接種

 重症度を評価し、適正な治療・予防を行う

11. 眼

①流涙症、涙道閉塞

 早期発見、早期治療

12. 生殖

①妊孕性低下

 がん治療医が妊孕性温存治療の専門家にコンサルトするかどうかが、患者の将来の妊孕性を決める

13. 免疫チェックポイント阻害薬による副作用(irAE)

①重症筋無力症と筋炎

 早めのコンサルトと慎重な経過観察を

② 1 型糖尿病

 口渇、多飲、多尿、全身倦怠感などの高血糖症状

 -急 激に症状が進行する劇症1型糖尿病では、治療が遅れれば致死的なこともあり

 注意を要する

③甲状腺機能障害

 定期的な甲状腺機能チェックが病態把握、対処に重要。特に投与前のチェックを忘れずに

④眼障害(ぶどう膜炎)

 免疫チェックポイント阻害薬使用時に眼症状(充血、霧視、視力低下など)が出現したらすぐに眼科受診を指示

第Ⅳ章 早期からの緩和ケアの関わり

痛みを緩和し、気持ちのつらさに寄り添う

第Ⅴ章 消化器がん化学療法との上手なお付き合い

①がん患者のアピアランスケア

 治療中も自分らしく生活できる方法を患者と一緒に検討する

②心のケア

 納得の治療の第一歩

③意思決定支援

 患者も医療者も戸惑わないための準備

④ Hazardous drug に対する曝露対策

 適切な環境・デバイス整備と意識管理の徹底を


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