足部・足関節理学療法マネジメント 機能障害の原因を探るための臨床思考を紐解く

  • ページ数 : 264頁
  • 書籍発行日 : 2018年3月
  • 電子版発売日 : 2019年4月5日
¥5,940(税込)
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商品情報

内容

足部・足関節の機能障害に対する評価・解釈・治療アプローチを詳細に解説!

『関節理学療法マネジメント シリーズ』(全5冊)のうちの「足部・足関節」の巻。
本書では足部・足関節における機能障害として,足関節底背屈可動性の障害,足関節底屈機構(heel cord)の障害,足関節安定性の障害,足部アーチの障害,足趾機能の障害を取り上げ,評価法や評価結果の解釈の仕方,理学療法アプローチについてエビデンスを交えながら詳細に解説。また,それぞれの障害についてケーススタディも掲載している。機能障害を的確に見つめ理解することで,限られた期間でも効果的で計画的なリハビリテーションを実施する「理学療法マネジメント能力」を身に付けられる1冊となっている。

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序文

監修の序

運動器障害理学療法の臨床において,足部・足関節の評価をする機会は少なくない。下肢アライメントや動作機能にも影響を与える足部・足関節は,運動器障害を対象とした様々な場面で評価の対象となる関節であり部位でもある。しかしながら,その重要性は認識されながらも評価や治療のポイントを明確にすることは難しいとする声も多い。この背景には,巧妙で秀逸な足部・足関節の構造と機能の関係が,網羅すべき知識の整理を難しくしているのかもしれない。

本書では,足部・足関節の理学療法を進めるうえで有益な知見を系統的に整理し,評価と治療計画の考え方を示しながらそのプロセスマネジメントを的確に解説している。特に,構造と機能を意識した評価実施のポイントを整理するとともに,その解釈と治療プログラムを考えていく臨床判断のプロセスのコツを,経験のみならず多彩な研究成果を基盤にしながら解説することを心がけている。また,具体的な臨床イメージを高めるためのケーススタディも確保し,経験の浅い理学療法士にも具体的臨床マネジメントの理解を深めてもらう工夫をしている。

これらの執筆を担当したのは,足部・足関節の臨床に魅せられ,自ら足部・足関節の研究を精力的に進めている先生方である。本書の構成にもその研究成果が盛り込まれている。研究成果としてのエビデンスを臨床に活用することの気概が随所に感じられ,本書の内容に深みを増すとともに特色の一つになったように思う。

多くの理学療法士の方々,そして理学療法士を志す学生のみなさんに本書を活用いただき,足部・足関節の効果的な理学療法が展開されることを願ってやまない。あわせて,足部・足関節の理学療法評価と治療の特性を理解する有用な参考書として,医師をはじめとしたそのほかのメディカルスタッフにも活用いただくことができれば幸いである。

最後に,編集の労を執られた小林 匠先生,三木貴弘先生,またご執筆にご尽力をいただいた先生方に,この場を借りて厚くお礼申し上げたい。

2018年2月

片寄正樹

目次

Ⅰ章 足部・足関節理学療法の概要

1 足部・足関節障害に対する理学療法の考え方

はじめに

足部・足関節疾患の機能障害

病期に応じたマネジメント

おわりに

2 足部・足関節の機能解剖とバイオメカニクス

足関節の機能解剖

足関節のバイオメカニクス

足部の機能解剖

足部のバイオメカニクス

足趾の機能解剖

Ⅱ章 病期別マネジメント

1 足部・足関節における病期別マネジメントのポイント

概要

急性期のマネジメントのポイント

慢性期のマネジメントのポイント

おわりに

Ⅲ章 機能障害別マネジメント

1 足関節背屈可動性障害

はじめに

基本的知識

足関節背屈可動性障害の評価

運動連鎖による影響

足関節背屈可動性障害の治療

2 足関節底屈可動性障害

はじめに

基本的知識

足関節底屈可動性障害の評価

運動連鎖による影響

足関節底屈可動性障害の治療

3 足関節底屈機構(heel cord)の障害

はじめに

基本的知識

heel cord障害の評価

運動連鎖による影響

heel cord障害に対するアプローチ

4 足関節安定性障害

はじめに

基本的知識

足関節安定性障害の評価

運動連鎖

足関節安定性障害に対するアプローチ

5 足部アーチの過剰低下(扁平足)

はじめに

基本的知識

足部アーチの過剰低下の評価

運動連鎖

足部アーチの過剰低下の治療

6 足部アーチの低下障害(ハイアーチ)

はじめに

基本的知識

足部アーチの低下障害(ハイアーチ)の評価

運動連鎖による影響

足部アーチの低下障害(ハイアーチ)の治療

7 足趾機能の障害(開張足・外反母趾)

はじめに

基本的知識

足趾機能障害の評価

足趾機能障害の治療

Ⅳ章 機能障害別ケーススタディ

1 足関節底背屈可動性障害①

症例情報

理学療法評価

治療および治療効果

まとめ

2 足関節底背屈可動性障害②

症例情報

理学療法評価

治療および治療効果

まとめ

3 足関節底屈機構(heel cord)の障害

症例情報

理学療法評価

治療および治療効果

まとめ

4 足関節安定性障害

症例情報

理学療法評価

治療および治療効果

まとめ

5 足部アーチの過剰低下(扁平足)

症例情報

理学療法評価

治療および治療効果

まとめ

6 足部アーチの低下障害(ハイアーチ)

症例情報

理学療法評価(受傷後10週,全荷重開始)

治療および治療効果

まとめ

7 足趾機能の障害

症例情報

理学療法評価

治療および治療効果

まとめ

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書籍情報

  • ISBN:9784758319126
  • ページ数:264頁
  • 書籍発行日:2018年3月
  • 電子版発売日:2019年4月5日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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