画像から学ぶ びまん性肺疾患

  • ページ数 : 320頁
  • 書籍発行日 : 2018年4月
  • 電子版発売日 : 2019年2月15日
¥10,450(税込)
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商品情報

内容

びまん性肺疾患の画像診断的側面をその道のエキスパートの先生方が最新の知識を加えて執筆!

画像診断が難しいとされるびまん性肺疾患。画像の特徴と疾患の成り立ちを詳しく解説する。あらゆる疾患を網羅した本は、実は本書が初めて。納得の大ボリューム、320頁!

序文

びまん性肺疾患といっても多岐にわたる疾患を含んでいる.その病因は,感染性,非感染性,腫瘍性などさまざまである.本書では,びまん性肺疾患の画像診断的側面をその道のエキスパートの先生方に最新の知識を加えてご執筆いただいた.

びまん性肺疾患の診断にあたっては,臨床所見,検査所見,画像所見,得られれば病理所見を加えた総合判断が診断の基本であるが,画像所見はその診断に際して極めて重要な位置を占める.びまん性肺疾患の画像所見を考えるうえで重要な点は,既存構造との関係を考慮した病変の局在,特に二次小葉内部での病変の局在,病変の性状,その疾患の病理所見を反映する所見があるかなどであろう.画像の読影にあたっては,その背景病理を想定しつつ読影すべきであるが,現在のHRCTの空間分解能やコントラスト分解能の限界,病理所見の非特異性をわきまえなければならない.特に肺胞領域の病変に関しては,現在のHRCTでは,多くの病変が非特異的なすりガラス陰影としてしか表現されない.さらにCTの進歩による空間分解能の向上が図られなければならない.

画像診断にあたっては,常に治療を意識した画像診断が求められる点も重要である.特発性肺線維症に関しても,20年前までは有効な治療手段がなかったが,現在では臨床医は抗線維化薬という治療薬を手に入れておりいくつかの病態には有用であることがわかってきた.このような時代には,当然それに合わせた臨床画像診断が要求され,画像診断アプローチも変わってきて当然である.

本書は,疾患が多岐にわたるために,記載事項にある程度のばらつきが生じた.また用語もできるかぎり統一したが,まだ統一しきれない部分も残っている.これらの不備は,一重に編者の力不足とご容赦いただきたい.本書がびまん性肺疾患の診断治療にあたる諸先生方のお役に立つことを祈りたい.

埼玉医科大学国際医療センター画像診断科
酒井 文和

目次

Part1 間質性肺炎の画像診断

A 特発性間質性肺炎

IPF/UIP

NSIP

DIP,RB-ILD

COP

AIP

PPFE

B 二次性間質性肺炎

CVDIP(1):RA,SScなど慢性経過の間質性肺炎

CVDIP(2):SLE,PM/DMなど急性経過の間質性肺炎

膠原病的背景をもつ間質性肺炎:IPAFとARS症候群

CPFE

珪肺

石綿肺

慢性過敏性肺炎

家族性間質性肺炎

C 間質性肺炎の合併症

間質性肺炎の合併症

間質性肺炎の合併症

間質性肺炎の合併症

Part2 間質性肺炎以外の画像診断

D 肉芽腫性疾患

サルコイドーシス

ランゲルハンスおよび非ランゲルハンス細胞組織球症

E アレルギー性疾患

好酸球性肺疾患

急性経過の過敏性肺炎

F 腫瘍性疾患ないし腫瘍類似性疾患)

肺悪性リンパ腫

MCDとIgG4関連疾患

癌性リンパ管症とPTTM

G 嚢胞性疾患

LAM

BHD症候群

H 蓄積性疾患

肺胞蛋白症

肺アミロイドーシス

肺胞微石症

I 血管炎

MPA

GPAとEGPA

J 感染症・急性肺障害)

PCPとCMV肺炎

呼吸器ウイルス感染症

ARDS

K 気道病変

びまん性汎細気管支炎

閉塞性細気管支炎

COPD

膠原病に関連する気道病変

L 薬剤性肺障害

薬剤性肺障害

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書籍情報

  • ISBN:9784771904989
  • ページ数:320頁
  • 書籍発行日:2018年4月
  • 電子版発売日:2019年2月15日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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