• ページ数 : 90頁
  • 書籍発行日 : 2018年10月
  • 電子版発売日 : 2018年12月26日
¥4,400(税込)
ポイント : 80 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

すべての臓器移植における抗体陽性の診療ガイドライン。

本ガイドラインは国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の免疫アレルギー疾患等実用化研究事業(移植医療技術開発研究分野)「臓器移植における抗体関連型拒絶反応の新規治療法の開発に関する研究(江川裕人班)」(2017年度-2019年度)の一環として作成された。

■関連書籍
成人臓器移植予防接種ガイドライン 2018年版

序文

発刊に寄せて

移植医療の成績向上を妨げる要因のひとつに感染症があり,かつ臓器移植後感染症の診断・治療はしばしば困難な場合がある。しかし,臓器移植後感染症のうち,ワクチン接種により防ぐことができる感染症がある。ワクチン接種は臓器移植患者を守ることのみならず,公衆衛生の観点から移植患者が感染症保有者となることを防ぐ意味もある。

これまでわが国では,日本小児感染症学会監修による『小児の臓器移植および免疫不全状態における予防接種ガイドライン』が2014年に刊行されている。しかし,成人臓器移植における予防接種の体系的ガイドラインは存在しなかった。そこで,日本移植学会医療標準化(旧ガイドライン)委員会では,臓器移植関連の感染症分野に造詣が深い後藤憲彦先生(名古屋第二赤十字病院)に,策定委員長就任を依頼。後藤先生から依頼を受けた4名の方々に策定委員になっていただき,2016年末から作業を開始していただいた。

予防接種には,その特性からエビデンスレベルの高い論文がきわめて少ない。また,ガイドライン作成に必要なシステマティックレビューボードや外部評価委員も設置しなかった。ガイドライン作成としては不十分な体制ではあったが,策定委員に就任された5名の方々は,すでに他のガイドライン作成に寄与した経験があり,策定作業が予想以上に短時間で終了することができた。

当初,「ガイドライン」とすべきか「ガイド」に留めるべきか判断に窮することもあった。しかし,将来エビデンスがさらに蓄積され,より充実したガイドラインが作成される基盤となるであろうことを期待し,「ガイドライン」として発刊するに至った。本ガイドラインが臓器移植医療者,患者・患者家族,その周囲の地域社会に貢献することを願って,発刊に寄せて,をここに記す。


佐藤 滋 記

目次

・発刊に寄せて

・緒言

・成人臓器移植予防接種ガイドライン策定委員会

・成人臓器移植予防接種ガイドライン2018年版略語一覧

第Ⅰ章 移植前のワクチン接種

CQ1 固形臓器移植を予定している患者に対して不活化ワクチン接種は推奨されるか?

CQ2 固形臓器移植を予定している患者に対して生ワクチン接種は推奨されるか?

第Ⅱ章 移植後のワクチン接種

CQ3 固形臓器移植患者に対して不活化ワクチン接種は推奨されるか?

CQ4 固形臓器移植患者に対して生ワクチン接種は推奨されるか?

第Ⅲ章 ワクチン接種の実際

A.不活化ワクチン

B.生ワクチン

第Ⅳ章 特殊な状況でのワクチン接種

A.妊娠希望または妊娠時

B.海外旅行を予定しているとき

C.非典型溶血性尿毒症症候群に対するエクリズマブ治療時

D.肝移植後のB型肝炎ウイルス再活性化対策

第Ⅴ章 固形臓器移植患者の周囲に対する注意

第Ⅵ章 予防接種の副反応と救済措置

第Ⅶ章 一般人口に対するワクチン接種の効果


・索引

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:4.7MB以上(インストール時:10.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:18.8MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:13.0MB以上(インストール時:32.5MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:52.0MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784779221514
  • ページ数:90頁
  • 書籍発行日:2018年10月
  • 電子版発売日:2018年12月26日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。