Chapter 1 概念と最近の進展:DICとは(DICのメカニズム)
Chapter 2 DICの分類
1 時間経過に基づいた分類
2 凝固と線溶のダイナミズムからみた分類
Chapter 3 病態と治療
1 病態基盤と病型
2 診断基準
3 治療総論(従来の治療と最新の治療)
4 DICと鑑別が必要な疾患 血栓性微小血管症(TMA)
5 DICと鑑別が必要な疾患 溶血性尿毒症症候群(HUS)
Chapter 4 処方の実際
1 造血器悪性腫瘍とDIC
2 固形癌とDIC
3 外科のDIC(リスクの高い手術)
4 救急領域のDIC
5 新生児領域のDIC
6 産科・婦人科領域のDIC
7 DIC治療のEBM
Chapter 5 トピックス
1 PAMPs/DAMPs
2 類洞閉塞症候群(SOS)
3 ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)
4 プロカルシトニン・プレセプシン
5 ADAMTS 13と血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)
6 特発性肺線維症(IPF)
7 妊娠高血圧症候群
8 抗リン脂質抗体症候群(APS)
9 後天性フォンウィルブランド症候群(AVWS)
10 細胞外DNAと体外循環回路閉塞
11 敗血症に伴うDIC
12 日本版敗血症診療ガイドライン
13 メディカルスタッフのDIC診療 ―看護師の立場から
14 メディカルスタッフのDIC診療 ―臨床検査技師の立場から
15 メディカルスタッフのDIC診療 ―薬剤師の立場から
Chapter 6 Question&Answer
1 いわゆる「線溶抑制型」DICと「線溶亢進型」DICでは、DIC治療薬の使い分けが必要でしょうか
2 SIRSはDICを合併しやすいと聞きます。SIRSという疾患概念について教えてください
3 敗血症患者におけるDIC治療は、予後の改善をもたらしますか
4 造血幹細胞移植に伴う合併症に対して、抗凝固療法はどの程度期待できますか
5 DPCを念頭においた場合、DICの治療戦略はどうあるべきでしょうか
6 小児に対するDIC治療薬の選択とそのエビデンスを教えてください
7 DICによって腎機能が傷害された場合のDIC治療について、どのような点に留意すればよいでしょうか
8 急性期侵襲病態ではミトコンドリアはどのような役割をしているのでしょうか
9 アンチトロンビンと遺伝子組換え型トロンボモジュリンの使い分けに対する考え方について教えてください
10 熱中症に伴うDICの治療について教えてください