画像診断 2014年4月号(Vol.34 No.5) 親しみやすい頭部MRI

  • ページ数 : 150頁
  • 書籍発行日 : 2014年3月
  • 電子版発売日 : 2016年6月10日
¥2,640(税込)
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商品情報

内容

頭部MRI,「基本中の基本の内容」の特集ですが,独自の工夫の項目を設け,エキスパートの読影方法のバリエーションの幅を知り,それを疑似体験できるようにも配慮しました.若手の放射線科医にはもちろんおすすめでが,中堅以上の放射線科医にも,基本を再確認することや読影方法を興味深く読み解くことができる魅力的な特集です.

序文

序説 ―OJTを補完する和文書籍―

● 山田 惠

筆者が放射線科医としてのトレーニング上,最も重要だと思うのはオン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)であるが,わが国におけるOJTは"標準化"からはほど遠い状態にある.所属する組織によって,しきたり,お作法を含めて一切合切が異なるからだ.筆者自身,キャリアの前半で米国・カナダの合計4つの病院で勤める機会があった.驚くことに,どの施設へ行っても診療形態がそれほど大きくは変わらない.このような均一化は,医師が様々な病院を動き回ることによって生じたものと信じる.かたやわが国においては人材の流動性がほとんどなく,地域性が色濃く残っている.

このような教育環境下で少しでも施設間の均一性を保持するには,どうしても現場外の教育(off-JT)が重要になる.本書のような医学雑誌や成書,論文,そして研究会や勉強会がこれに相当する.中でも書籍という観点では,わが国はとても恵まれており,これは大いに活用すべきであろう.勉強会や研究会も大はやりだが,このような会で提示される珍症例を楽しむための基礎的な読影力がしっかりと備わっているのだろうか,という疑問が頭をよぎる.初学者にとってはそれよりも,日々の診療に役立つ基本的な解剖や病気の理解に注力がなされるべきだ.

本特集では,第1に"基本中の基本"を中核に構成していただくこと,放射線科に入局して1年目のレジデントに最低限必要な内容という観点から執筆を依頼した.結果的にアカデミックな内容や最新技術はほとんどといってよいほど省いてある.第2に,各執筆者の独自の読影方法や読影時の着眼点をまとめていただくことをお願いした.非常に幸運なことに豪華メンバーに執筆を受諾いただけた.本特集が初学者にとって最適な入門書となることを祈念するところである.

目次

【特集】

序説 ―OJTを補完する和文書籍― ● 山田 惠

テント上の脳解剖 ● 小川 敏英

後頭蓋窩および頭蓋底の解剖 ● 外山 芳弘,木村 成秀ほか

頭部MRI読影に役立つアーチファクトと撮像法との関係●酒井 晃二,山田 惠ほか

頭部MR angiography ● 前田 正幸

頭部外傷のMRI ● 東 美菜子,平井 俊範ほか

脳卒中のMRI ● 木下 俊文

占拠性脳病変のMRI ● 坂本 真一,三木 幸雄

小児のMRIは大人とここが違う ● 神田 知紀,大場 洋

【連載】

すとらびすむす

ある市民マラソンランナーの悩み? ● 黒木 一典

画像診断と病理

膵腺房細胞癌 ● 音見 暢一,松崎 健司ほか

ここが知りたい!

画像診断2013年11月号特集
「頭蓋底−disease oriented anatomy−」● 加藤 博基,國松 聡

CASE OF THE MONTH

Case of April ● 高濱 潤子

The Key to Case of February ● 伊藤 高広,吉川 公彦

Picked-up Knowledge from Foreign Journals

卵巣粘液性腫瘍 ● 藤井 進也

Refresher Course

頭頸部領域における拡散強調像の臨床的有用性 ● 加藤 博基,兼松 雅之

第19回「画像診断」MVP賞
第10回「画像診断」Best Invited Editor賞受賞者発表

CASE OF THE MONTH 2013年成績優秀者発表

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書籍情報

  • ISBN:9784780900538
  • ページ数:150頁
  • 書籍発行日:2014年3月
  • 電子版発売日:2016年6月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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