Dr.大塚の血液ガスのなぜ?がわかる 基礎から学ぶ酸塩基平衡と酸素化の評価

  • ページ数 : 258頁
  • 書籍発行日 : 2012年12月
  • 電子版発売日 : 2015年10月30日
¥3,352(税込)
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商品情報

内容

血液ガスを挫折してしまったあなたへ。

血液ガス初学者、難しくて挫折してしまった方へ、噛み砕いたやさしい表現で解説。
糸口をつかみやすいように、あえて単純化した初学者向けの内容で、医学生や研修医、看護学生や看護師、理学療法士など幅広い読者に向けた一冊になっています。

序文

はじめに

本書は,医学生や研修医,看護学生や看護師,理学療法士など,幅広い職種の読者を対象としています.それも,まったく初めて勉強する人や,何度か勉強したけど難しくて挫折した人に,苦手意識をなくしてもらおうという狙いで書かれています.そのため,相当噛み砕いたやさしい表現をしたところがたくさんあります.酸塩基平衡を専門に研究している人から見れば,王道ではない解説があるかもしれません.しかし,今まで理解できなかった人が少しでも糸口をつかめるように,あえて単純化しています.一部の方には,やさしすぎて小馬鹿にしているように感じられるところがあるかもしれませんが,初学者向けの本ということでご容赦ください.

とくに重要と思われるところには重要のマークをつけてあります.この部分だけを拾い読みするだけで,最低限のポイントを知ることができます.一方で,臨床を絡めた部分や少し突っ込んで解説した部分もあり,これらには上級のマークをつけてあります.知らなくても差し支えないけれど読めば理解が深まる部分で,中級レベルに相当します.そのほか,物理・化学の基礎的な解説には科学の基礎のマークを付けてあります.初学者の方が初めて読むときは,上級と科学の基礎の部分を飛ばしてください.コラムには,関連する雑学的なことがらを小エッセイとして書いてみました.息抜きとして読むのも面白いと思います.

本書が,多くの方が感じている「酸塩基アレルギー」を払拭することに少しでも役立てば幸いです.

大塚 将秀

目次

序章 身の回りの科学

❶空気のはなし

❷酸素のはなし

❸動物と酸素

1章 血液ガスの基礎

❶血液ガスとは

❷血液ガス分析とは

❸血液ガス分析の重要性と検査の目的

❹血液ガス分析のお作法

❺圧力の単位

❻呼吸生理学で使用する記号

❼分圧とは

❽液体中の気体の分圧

2章 酸素化障害と酸素療法

❶動脈血酸素分圧の評価

❷肺の酸素化能力とその評価

❸酸素分圧と酸素飽和度と酸素含量

❹酸素運搬能

❺混合静脈血酸素飽和度

❻肺の酸素化障害,低酸素血症,ハイポキシア,チアノーゼ

3章 酸塩基平衡の基礎

❶分子・原子とは

❷水素イオンは特殊なイオン!

❸モル(mol)とメック(mEq)

❹物質の濃度とpH(ピーエイチ)

❺酸(acid)とは

❻塩基(base)とは

❼血液のpHはどうやって決まる?

❽血液ガス分析の基準となるのは動脈血か静脈血か?

❾アシデミアとアシドーシス,アルカレミアとアルカローシス

❿ベースエクセス(base excess, BE;塩基余剰)

⓫二酸化炭素の運搬と排泄

4章 酸塩基平衡診断

❶酸塩基平衡障害

❷酸塩基平衡の代償

❸酸塩基平衡の診断

❹4ステップ診断法

❺酸塩基平衡診断に関するその他の方法(上級)

5章 酸塩基平衡障害を来す病態

❶呼吸性アシドーシスを来す病態

❷呼吸性アルカローシスを来す病態

❸代謝性アシドーシスを来す病態

❹代謝性アルカローシスを来す病態

6章 酸塩基平衡異常の治療

❶治療の原則

❷動脈血二酸化炭素分圧の調節

❸ハイポキシアによる代謝性アシドーシスの治療

❹酸素療法

❺炭酸水素ナトリウム(重曹)の投与

❻炭酸脱水酵素阻害薬(アセタゾラミド)の投与

7章 練習問題

難易度:易(問題1~8)

難易度:中(問題9~12)

難易度:難(問題13~22)

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書籍情報

  • ISBN:9784059132103
  • ページ数:258頁
  • 書籍発行日:2012年12月
  • 電子版発売日:2015年10月30日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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