異変発生!ナースならできておくべき すぐ,やる技術

  • ページ数 : 120頁
  • 書籍発行日 : 2015年12月
  • 電子版発売日 : 2019年8月2日
¥2,750(税込)
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商品情報

内容

救急看護のエキスパートたちの経験を,リアルな写真と解説で再現!

病棟での急変時,あきらかな異変があるとき,状況がわからないけれど何かが起こっているとき,医師や助けが来る前に,ナースがまずする判断方法を学ぶ.実践対応の本当にリアルな「急変察知力」を身につけるためのスキルをわかりやすく解説!

序文

はじめに

きっとあなたは,「はじめに」を読む前に本文中の写真をご覧になったことでしょう.たくさんのリアルな写真による解説はいかがでしたでしょうか.

「はじめに」なのに,「おわりに」みたいな出だしになってしまいましたが,この企画はまさにそこが肝心だったのです.驚くような写真をとおして,リアルに学習できる情報を提供したいと考えていました.

これまでも,院内急変の場面は多くの書籍などで書かれていますが,あなたの経験や背景によって,状況の見え方が違っていたのではないかと思います.そこで,誰もが一目でわかる状況を映し出し,すぐに対応できる技術の解説を確実に伝えたいと思っていました.

本書で出てきた写真の場面・状況と,似たような経験をされたことがあるかもしれません.それもそのはず,ここで出てきた場面・状況は,私自身や執筆をいただいた救急看護のエキスパートたちの経験などを再現したものだからです.これこそが,日本の津々浦々,いまもどこかで起こっている急変,異変なのだと思います.

ただ,私を含め,執筆していただいた同輩諸氏においても,その場面でうまく対応できたかどうかは,少なからず疑問を持っている事例ばかりでした.なぜならば,いままで誰も「院内ファーストエイドは,これでよし!」などとは言ってくれなかったからです.そこで,対応や処置について再考し,院内応急処置としてより完成度を高めて,そのような場面・状況に出くわしたときに役に立てる1冊を作り上げてみようと思ったのです.

本書の企画が,あなたとあなたが手を差し伸べる突然の出来事に見舞われてしまった患者様のお役に立てば幸いです.


2014年3月

三上 剛人

目次

外傷

1 転倒して頭部から血を流している

2 脊柱の損傷が疑われる(階段から落ちた)

3 鋭利な異物が身体に刺さった

4 刃物で身体の一部を大きく傷つけた(大きな切創)

5 手指を傷つけ出血している

6 階段を踏みはずして足をひねった(捻挫,靱帯損傷の疑い)

7 骨折のおそれがあり痛みを訴えている

8 転倒して腕が上がらない

9 脇腹を強く打って痛みが強い(肋骨骨折の疑い)

10 身体に熱いお湯がかかってしまった

緊急事態

1 患者が急に倒れてしまった

2 小刻みに震えている(痙攣)

3 中毒物質を飲んで意識障害がある

4 急に喀血した

5 下血した状態で意識が朦朧としている

6 糖尿病患者が意識を失った(低血糖)

7 食べ物や異物がつまり苦しんでいる(成人)

8 首を吊った状態で意識を失っている(溢頸)

9 熱中症(疑い)でぐったりしている(室内での熱中症)

10 低体温症(疑い)でぐったりしている(室内での低体温症)

11 せん妄で暴れている

12 造影剤でアナフィラキシーが起きた

13 検査中に酸素ボンベのガスがなくなった

14 狭い空間(トイレなど)でぐったりして倒れている

15 浴槽で溺れている

アクシデント

1 中心静脈ラインが抜けた

2 動脈ラインが抜けた

3 挿管チューブが抜けた

4 胃チューブが抜けた(抜けかかっている)

5 ドレーンチューブが抜けた(切断した)

6 尿カテーテルが抜けた(自己抜去)

7 医療機器で感電した

異変発生

1 パニック発作が起きた(過換気)

2 鼻出血が止まらない

3 足がつったと患者が痛みを訴えている

4 急性腰痛症になった

5 腓骨神経麻痺が起きた

6 眼の強い痛みを訴えている(異物が入った)

7 鼻腔に異物が入った

8 原因不明の頭痛が続く(緊張性頭痛)

9 意識ははっきりしているが,モニターではVTが連続している

10 血圧は正常だが,四肢の末梢が冷たい

事例

①呼吸はあるが,SpO2 がどんどん低下している

②バイタルサインは正常なのに,頻呼吸だけが続く


コラム

ABCDEアプローチ

失神の原因と鑑別

入浴時の事故の原因と血圧変動

意識障害の原因検索

酸素投与の基準と方法

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書籍情報

  • ISBN:9784780911572
  • ページ数:120頁
  • 書籍発行日:2015年12月
  • 電子版発売日:2019年8月2日
  • 判:AB判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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