診断推論 奥義伝授

  • ページ数 : 252頁
  • 書籍発行日 : 2019年8月
  • 電子版発売日 : 2019年8月19日
¥4,620(税込)
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商品情報

内容

非特異的な訴え…なじみのない訴え…複数の箇所に出現している所見…。そんなとき、「どう推論を組み立てて」いけばいいの?!

その悩みにお答えします!すでに一般的になっている「診断推論」の弱点を補強、疑問を掘り下げて、野口善令先生が解説していきます! 診断推論の考え方の上級編に当たる「直感を鍛える」「推論を深化させる」この2つを大きなテーマのもと診断推論が鍛えられる1冊です。

■関連書籍
今日読んで明日からできる診断推論

序文

野口・福原は,2008年に「誰も教えてくれなかった診断学─患者の言葉から診断仮説をどう作るか(医学書院)」を上梓し,臨床医に最も重要な素養は,手技のスキルにもまして,思考力・判断力であることを強調し,診断推論の考え方を解説しました。それまでは個々の臨床医の経験に依存して体得していた診断に至るまでの思考過程を体系的にまとめるという日本で初めての試みでしたが,幸いなことに広く受け入れられ,診断推論の考え方は日本の医療界に定着し,「診断推論」「臨床推論」「鑑別診断」「診断仮説」「想起」など以前は耳慣れなかった用語も臨床医の共通言語になりました。日本の医療現場に診断推論の考え方を普及させるべく長年努力してきた筆者らには大変うれしいことです。

しかし,上梓から約10年が経過し,「診断推論」に関わる質問も多く頂くようになり,自分の中でも「診断推論」についての考察が深まった結果,いろいろな不足点が出てきました。「診断推論」についての基本的な理解が広まった現在,前著を補い,疑問を掘り下げるかたちで,さらに深い内容を論じていく時期がきたと思われます。

前著を「診断推論」の入門編とすれは,本書は上級編に当たるもので, ①直感を鍛える, ②推論を深化させる, を2つの大きなテーマとしています。直感は,無意識の領域で働くものだけにダイレクトに鍛えることはできず,やはり推論を介してトレーニングすることになりますが,その相互作用に多くの紙面を費やしました。内容は,雑誌Primariaに連載した「誰も教えてくれなかった診断推論」に大幅に加筆修正したものです。

本書が,読者の皆様の診療の助けとなり,ひいては患者さんの苦悩を軽減する一助になれば望外の幸いです。

なお,本書の執筆に際しては,京都大学大学院 福原俊一教授にはご助言を,千葉大学医学部附属病院総合診療科 生坂政臣教授,大船中央病院 須藤博先生,星が丘耳鼻咽喉科 永井世理先生,名古屋第二赤十字病院救急科 稲田眞治先生, 茂木まや子氏には資料提供を,認定NPO法人健康医療評価研究機構iHope International, 雑誌Primaria編集部には様々な支援を頂きました。末筆ながら,深く感謝の意を表します。


2019年7月

野口善令

目次

1章 イントロ

1 診断が難しいとは何を意味しているのだろう

2章「直感」と「推論」

1 認識の方法

2 直感の強みと弱み

3章 直感をみがく

1 ゲシュタルトを鍛える

2 典型と非典型

3 ゲシュタルトを把握するツール

4章 推論をみがく

1 「推論」の成り立ち

2 複雑症例の攻略

3 Occam's razor vs Hickam's dictum

4 Too many differentials will kill you

5章 診断推論のフレームワーク

1 Pivot & cluster strategy(PCS)

2 Horizontal-vertical tracing(HVT)

3 Treat/no Treat,Treat/Test/Wait

6章 診断の地雷疾患

1 急性喉頭蓋炎

2 くも膜下出血

3 急性冠症候群(ACS)

4 大動脈解離

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書籍情報

  • ISBN:9784784962655
  • ページ数:252頁
  • 書籍発行日:2019年8月
  • 電子版発売日:2019年8月19日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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