第2版イラストでわかる歯科医学の基礎

  • ページ数 : 400頁
  • 書籍発行日 : 2010年9月
  • 電子版発売日 : 2013年1月1日
¥4,180(税込)
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商品情報

内容

難解な人のからだの構造や働き、口腔の機能や病気の成立ちなどを、イラスト・図表を用いて視覚的に理解しやすく編集したオールカラーテキストの第二版。

全身疾患と口腔疾患の関わりなどが注目されるなか、不可欠となった全身の理解が深められる。今回の改訂で統計データを一新し、イラスト・グラフは重要なポイントが一目で分かるよう構成。

歯科医師、歯科衛生士にぜひご活用いただきたい書です!

序文

序文-第2版


平成17年4月1日、歯科衛生士学校養成所指定規則の一部改正が施行され、5年間の移行期間の終了にともない、平成22年度、すべての歯科衛生士養成機関の修業年限が3年以上となった。この改正にともない、教育課程は大綱化がなされた。つまり、長い歴史の中で培われてきた歯科医学分野に立脚した授業科目が、例えば解剖学、生理学、生化学などのように分化された形で、講義されていたが、この大綱化にともない、分化された授業科目にとらわれることなく、人体の構造と機能というように大きな分野に分類され、分野ごとに授業を展開し、単位認定することが可能となった。つまり大きな分野別に必要な単位数は指定するが、その内容を詳細化した授業科目と単位は規定しないこととなった。このことにより各養成機関の独自の判断と力量の範囲内で、教育課程に独自性を発揮することが可能になった。

一方、国家試験の出題範囲を規定する出題基準の大幅改正が、3年制移行の完了後、その卒業生が国家試験の受験生となる年度を目途に計画され、ただ今その準備中である。

さて、社会構造の変化にともなう歯科医療に対するニーズの拡大、また、生命科学、健康科学などの著しい進歩により、歯科医師・歯科衛生士に求められる知識は膨大かつ多様化している。そうした幅広い教育内容を重層的に理解するため、視覚的で系統だった教材が今日の学生諸君に求められている有用なテキストであると考える。

このような視点に立って、平成19年春、「イラストでわかる歯科医学の基礎」を編集・出版し、世に輩出したところ、幸いにも好評価を得た。そこで、この度の改訂に際しては、改めて図の改修と新しいデータに基づく表の作成、さらに多数の読者から要望のあった索引を追加し、より一層学習しやすい指導書となることを目指した。

本書は、歯科医師・歯科衛生士国家資格取得を目指す学生に日常的に用いられ、総合的な理解と基礎学力習得のための学習書として、また国家試験受験を前にした学生諸氏の知識の整理に大いに活用されることを願っている。


平成22年9月吉日

監修者一同



序文-初版


世界に類をみない程の速度で進展する少子高齢化にともなう人口構造の変化、口腔疾患構造の変化、ならびに口腔の健康感の変遷などとともに、歯科領域に対する社会の要求も、治療から健康の維持、疾患の予防つまり保健へと変化してきている。

口腔保健の進化とともに、これらの担い手となる歯科医師および歯科衛生士の役割がますます重要性を増してきており、ますます専門的かつ多様な対応が求められているのは周知のことである。

従来、歯科および歯科衛生士の学生は授業科目ごとに知識と技術の修得に努め、自らの力量の範囲内で各授業科目との関連性を想定し、歯科医師、歯科衛生士としての能力を自らの手で構築し、臨地・臨床実習の場に対応していた。しかしながら各学生の力量には大きな落差があり、この関連性の想定と構築に大きな限界を有する学生が多量に存在し、各養成機関は苦慮しているのが現況である。特にこのような場面に遭遇することが多いのは、基礎医学、基礎歯科学領域である。

さらに多量の情報にあふれた社会にあって、何が重要な情報なのかの判断力が身につかず、しかもIT 化された社会の中で、文章による理解よりも、絵・図・イラストなどの視覚による理解を得意とする学生が多数を占めている。現実には、文章による内容理解を不得意とする学生が多い。

歯科医師、歯科衛生士をめざす学生諸君にとって、最大の教育効果の判定は、唯一、歯科医師、歯科衛生士試験に合格し、国家資格を取得することである。

このような現況を鑑み、従来の授業科目にとらわれることなく、新しい教育内容に合致させ、しかも国家試験出題基準を満足させる、新しい指導書を専門基礎分野において企画、作成した。

本指導書のスタイルとしては、最近の学生の資質をも視野に入れ、可能な限り、視覚的にとらえられるイラスト、図表を多用し、概要の理解から細部の理解へが結びつきやすい成書とした。

このような主旨で企画した本書は、通常の授業展開に有用であるのみならず、国家試験の受験を前にした学生対象にもっとも愛用される指導書となることを期待する。


平成19年2月吉日

監修者一同

目次

第1章 人体の構造と機能

  1. 人体の概要 ー (解剖学分野)

  2. 細胞 ー (解剖学・生理学分野)

  3. 遺伝 ー (解剖学・生理学分野)

  4. 身体の組織 ー (解剖学・生理学分野)

  5. 筋肉・骨・関節と運動 ー (解剖学・生理学分野)

  6. 神経系 ー (解剖学・生理学分野)

  7. 感覚器系 ー (解剖学・生理学分野)

  8. 内分泌系 ー (解剖学・生理学分野)

  9. 循環器系 ー (解剖学・生理学分野)

  10. 呼吸器系 ー (解剖学・生理学分野)

  11. 消化器系 ー (解剖学・生理学分野)

  12. 生命活動の概要 ー (生化学分野)

  13. 栄養素と代謝 ー (生化学分野)

  14. 泌尿器系 ー (解剖学・生理学分野)

  15. 生殖器系 ー (解剖学・生理学分野)

  16. 免疫系と免疫 ー (解剖学・生理学分野)

  17. 水と電解質の調節 ー (生理学分野)

  18. 体温とその調節 ー (生理学分野)

第2章 歯・口腔の構造と機能

  1. 口腔の概要 ー (口腔解剖学・口腔生理学分野)

  2. 頭、顔面、頸部の骨・筋肉・関節の構造 ー (口腔解剖学・口腔生理学分野)

  3. 歯と歯周組織の構造 ー (口腔解剖学・口腔生理学分野)

  4. 口腔組織の組成と機能 ー (口腔解剖学・口腔生理学・口腔生化学分野)

  5. 口腔の神経系 ー (口腔解剖学・口腔生理学分野)

  6. 口腔の血管系 ー (口腔解剖学分野)

  7. 口腔の機能 ー (口腔生理学分野)

  8. 口腔の発育と加齢変化 ー (口腔解剖学・口腔生理学分野)

第3章 疾患の成りたちと回復の促進

  1. 病気の原因(病因) ー (病理学分野)

  2. 疾患の病理と病態 ー (病理学分野)

  3. 感染と感染症 ー (微生物学分野)

  4. 人体と薬物 ー (薬理学分野)

  5. 薬物と薬理作用 ー (薬理学分野)

  6. 口腔疾患の疫学 ー (衛生学・公衆衛生学・口腔衛生学分野)

  7. 口腔感染症 ー (口腔微生物学分野)

  8. 口腔疾患の病理と病態 ー (口腔病理学分野)

  9. 口腔疾患に用いられる薬物 ー (歯科薬物学分野)

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書籍情報

  • ISBN:9784816012181
  • ページ数:400頁
  • 書籍発行日:2010年9月
  • 電子版発売日:2013年1月1日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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