• ページ数 : 160頁
  • 書籍発行日 : 2015年9月
  • 電子版発売日 : 2016年2月5日
¥5,170(税込)
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商品情報

内容

服薬指導のブラッシュアップにこの1冊!実践的な知識が無理なく身につきます

クイズで取り上げるテーマには、日頃の服薬指導に生かせる実践的知識が満載!
さらに、今回は「後発品をどう選ぶ2014」(日経DI 2014.11月号 特集)を再構成して収載。今後、後発医薬品の使用促進が求められる現場の声をまとめました。

>日経DIクイズシリーズは こちら

序文

発刊に当たって

「月刊誌『日経ドラッグインフォメーション』が届くと、まず日経DIクイズのページを開きます」─。熱烈なファンに支えられて、「日経DIクイズ」は1998年4月の創刊以来、現在まで掲載を続けてきました。そして本書もシリーズ17冊目を数えます。

2015年は、年初から薬歴未記載、無資格調剤などの問題が報道され、また政府の規制改革会議などでは薬局・薬剤師に対する厳しい意見が相次ぎ、まさに薬局バッシングの嵐が吹き荒れた年です。かつてないほど、薬局・薬剤師に厳しい視線が向けられています。しかし見方を変えれば、注目が集まっている今こそ、薬剤師の貢献をアピールするチャンスでもあります。

14年6月に薬剤師法第25条の2が改正され、薬剤師は情報提供義務のみならず、薬学的知見に基づいた指導義務も負うことになりました。改正前は、例えば薬剤の使い方や起こり得る副作用の説明など、画一的な情報提供でも義務を果たしたことになると考えられていましたが、改正後は「情報の提供及び指導」が義務化され、単に画一的な情報を提供するだけではなく、個々の患者に合わせた個別具体的な指導が求められます。

「日経DIクイズ」は、1人の患者が1枚の処方箋を持って薬局に訪れる設定です。処方箋、薬歴、お薬手帳などの情報と患者との会話から、薬剤師として何を考え、どのように患者に向き合えばよいのかを解説しています。つまり「日経DIクイズ」は、「情報の提供及び指導」のための"虎の巻"といえるのではないでしょうか。これからも当編集部は、本シリーズを通じて、薬剤師の皆様に、「日経DIクイズを読んでおいてよかった!」と感じていただけるような知識とノウハウを提供していきたいと思います。

本書『日経DIクイズ17』には、日経ドラッグインフォメーション2014年9月号から15年8月号に掲載した「日経DIクイズ」47本と「症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで」6本を収録するとともに、書き下ろしの「日経DIクイズ」12本を収録しました。

また、後発医薬品の使用割合の目標が「2020年度末までに80%」に引き上げられ、現場にはさらなる後発品の使用促進が求められています。そこで14年11月号特集「後発品をどう選ぶ 2014」も本書に収録しました。

編集作業は、日経ドラッグインフォメーション編集部の富田文記者が中心となって進めました。イラストはおなじみの加賀たえこさんにご尽力いただきました。ありがとうございました。

そして、最後になりましたが、日ごろからご協力いただいている日経DIクイズ執筆陣の先生方、並びに「症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで」をご執筆いただいた先生方に、厚く御礼申し上げます。


2015年9月
日経ドラッグインフォメーション編集長
佐原 加奈子



目次

症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで

1 2型糖尿病 経口薬はDPP4阻害薬を中心に SGLT2阻害薬は若年肥満例に併用

2 尋常性乾癬 ステロイドとビタミンD3の外用が基本 重症例では免疫抑制剤などを内服

3 前立腺肥大症 α1遮断薬は効果や副作用に差PDE5阻害薬は排尿症状に推奨

4 小児滲出性中耳炎 副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎も治療抗菌薬投与を漫然と続けない

5 成人のてんかん 2000年以降に5種の新規薬が承認併用療法では新規薬を追加する

6 前立腺癌 薬物療法の第一選択はホルモン療法CRPCに対する新規薬剤3剤が登場

日経DIクイズ

1 シロップ剤の混合を要望する母親

2 インフルエンザワクチンの接種回数と年齢

3 便に錠剤が混じっていた患者

4 開封した点眼薬の使用期限

5 鶏肉の生食が原因で生じた食中毒

6 プロペト誤飲時の対処法

7 ドライアイに対する点眼薬の使い分け

8 喘息患者のNSAIDs使用可否の見分け方

9 抗精神病薬の安全な減量法

10 妊娠高血圧症候群に使用できる降圧薬

11 ピル服用中の頭痛に不適な鎮痛薬とは

12 皮膚科でコルヒチンが処方された理由

13 花粉症の舌下免疫療法の薬

14 EDを訴えて降圧薬が変わった若年男性

15 喫煙者のピロリ除菌

16 咽喉頭異常感症に処方された薬

17 うつ病にリーマスが追加された理由

18 抜歯時にステロイドが追加された理由

19 腎機能が低下した患者のかぜ薬

20 HbA1c値を参考にできない理由

21 逆流性食道炎の薬剤が変更になった会社員

22 ペンタサ錠を半量だけ粉砕の指示

23 かぜの治癒後に嗅覚障害を来した患者

24 タケルダが処方された狭心症の患者

25 掌蹠膿疱症に出されたビタミンCと整腸薬

26 リクシアナが減量された患者

27 メルカゾールによる血糖低下

28 家庭血圧が診察室血圧より高くなる要因

29 狭心症にビタミンCが出された理由

30 SGLT2阻害薬追加時の重篤な副作用

31 乳癌患者に出された骨粗鬆症治療薬

32 ノルバスクをアダラートCRに変えた理由

33 ネフローゼ症候群に使われる薬

34 透析患者はNSAIDsを服用できる?

35 グラナテック点眼液の作用機序

36 細菌性肝膿瘍の外来フォロー時の注意点

37 ベルソムラが処方された不眠症患者

38 C型肝炎の新しい飲み薬

39 間欠性跛行で抗血小板薬を変えた理由

40 アボルブの発毛作用

41 BCGを膀胱内に入れる治療法とは

42 ビ・シフロールの一包化を求められたら

43 ポステリザン処方時の注意点

44 院内製剤から市販化された抗菌軟膏

45 ムコソルバン後発品の徐放OD錠

46 ザイティガにステロイドを併用する理由

47 高リン血症の新薬を処方された透析患者

48 排尿障害にオパルモンが処方された理由

49 ワルファリンと抗菌薬の飲み合わせ

50 結核患者に処方されたユリノーム

51「脚気から来る心不全」の病態

52 爪白癬に対する外用薬

53 高齢の透析患者が使える下剤とは?

54 フロリードのゲルとクリームの違い

55 認知症が危惧される患者と過活動膀胱

56 オキシブチニン貼付薬の使い方

57 介護者によるグリセリン浣腸使用時の注意点

58 外用薬から処方が変更された褥瘡患者

59 半固形タイプの経腸栄養剤の利点

特別収録

後発品をどう選ぶ

索引(疾患名、薬剤名)

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対応機種

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    iOS 10.0 以降

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    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:37.7MB以上(インストール時:94.3MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:150.8MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784822200183
  • ページ数:160頁
  • 書籍発行日:2015年9月
  • 電子版発売日:2016年2月5日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


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※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。