日経DIクイズ 服薬指導・実践篇5

  • ページ数 : 152頁
  • 書籍発行日 : 2003年10月
  • 電子版発売日 : 2012年3月1日
¥5,028(税込)
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商品情報

内容

大好評「日経DI」2002年9月号から2003年8月号までに掲載した39題に、新たな書き下ろし11題を加えた全50題を収載!クイズ形式で重要なポイントを気軽に、効率よく学習できる一冊です。

電子書籍版では、収録薬剤名からの今日の治療薬へのリンク参照、目次・索引リンク、串刺し検索などを搭載し、より立体的に参照いただけます。

序文

発刊に当たって

患者にとっての医薬分業の一番のメリット──。それは、薬局の薬剤師が医師以上に丁寧に薬の説明をしてくれること、さらには、薬を基点に健康全般に及ぶ幅広い疑問に答えてくれることではないでしょうか。本書は、薬局での薬剤師と患者の対話を題材としたクイズを解きながら、薬剤師がこうした“服薬指導力”を身に付けるための学習書です。

「日経DIクイズ」シリーズはお陰様で、5巻を数えるまでになりました。過去4巻は大好評をいただいており、既にご自宅の本棚に何冊かの「日経DIクイズ」が並んでいるという方も多いはずです。そうした方々には、本書が過去4巻以上に完成度の高いものになったと申し上げたいと思います。初めて「日経DIクイズ」をご覧になる方は、最初のいくつかの問題を解けば、“目から鱗が落ちる”のではないかと想像します。ぜひ楽しみながら、繰り返し問題を解き、薬剤師としてのスキルアップに役立てていただければと思います。

本書に収められているクイズは、薬局・薬剤師向けの月刊誌「日経ドラッグインフォメーション」の2002年9月号から2003年8月号までに掲載された39題に、本書用に新たに書き下ろした11題を加えた計50題です。この中には、服薬指導と並ぶ重要な薬剤師業務である疑義照会を扱ったクイズも3題含まれています。

第一線の臨床医が処方を決めるまでの思考の流れを明かす「医師が処方を決めるまで」は、4人の専門医の方々に四つの疾患・病態について書き下ろしていただきました。九州大学大学院教授の澤田康文氏による「『臨床薬物動態学』活用術」は、「日経ドラッグインフォメーション」で特に評判の良かった5テーマに加筆し、さらに3テーマを書き下ろしで掲載しています。これらは高度な内容が平明な文章で書かれているのが類書にない特徴だと思います。

「日経DIクイズ」の新作が発売されるたびに、過去の巻をほしいという声が数多く編集部に寄せられますが、「1」および「2」は既に絶版であることをお伝えしなければなりません。これは、時の経過に伴う治療体系の変化、薬剤の適応の変更、新たな副作用報告、新薬の登場などで、一部のクイズがクイズとして成り立たなくなったことによるものです。ご理解いただけますようお願いします。なお、「3」および「4」は発売中です。

本書の編集は、過去4巻同様、日経ドラッグインフォメーション編集部の田島健が中心になって行いました。最後になりましたが、日ごろより多大なるご協力をいただいている「日経DIクイズ」執筆陣、および「医師が処方を決めるまで」を快くご執筆いただいた医師の方々に厚く御礼申し上げます。


2003年10月

日経ドラッグインフォメーション編集長
風間 浩

目次

「臨床薬物動態学」活用術

1 普通錠と徐放錠切り替え時の同等性を検討する

2 薬の飲み過ぎ次回の服薬をいつ始めるか?

3 術前の休薬アスピリンの休薬期間は?

4 睡眠剤の分類薬効を左右する「受容体占有率」

5 喫煙の影響禁煙後に用量調節が必要な薬剤も

6 坐剤の吸収時間途中排出時にどうする?

7 β遮断剤点眼剤副作用防止に涙嚢部圧迫は有効か

8 乳汁移行性授乳はいつから再開できる?

症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで

1 糖尿病インスリン分泌動態を考えて最適な血糖降下剤を選択する

2 尿失禁副作用に注意しながらタイプ別に使い分ける

3 褥瘡病気や治療経過を見極め外用剤を使い分ける

4 頭痛発作が頻発する重症例では発作頓挫薬に予防薬を併用

日経DIクイズ

1 乳児に処方されたシロップ剤

2 小児の脱水に最適な経口補液は

3 川崎病患者にNSAIDsが処方された理由

4 自閉症患者にSSRIが処方された理由

5 喘息患者が注意すべきOTC鎮暈剤

6 夜尿症児に処方された錠剤

7「はたけ」の治療に使用される外用剤

8 歯が黒くなったと訴える貧血患者

9 “張り止め”を服用中の妊婦が訴える動悸

10 低用量ピルで注意すべき相互作用

11 口唇ヘルペス患者に処方されたクリーム剤

12 不妊症患者に処方されたステロイド剤

13 喘息吸入剤2剤併用時のうがいのタイミング

14C型肝炎のインターフェロン治療

15 SSRIの服用方法と副作用

16 めまい患者にスルピリドが処方された理由

17 外用鎮痛剤の貼付部に出現した皮疹

18 歯肉からの出血を訴えるてんかん患者

19 爪白癬患者に処方された経口抗真菌剤

20 総合感冒剤を処方されたボイラーマン

21 放射線療法中の重症口内炎対策

22 H.ピロリの再除菌で抗菌剤が変更された理由

23 片頭痛患者に処方された点鼻剤

24 下痢を訴える過敏性腸症候群患者

25 ACE阻害剤の服用時期が変更された理由

26 副作用を気にする花粉症患者

27 高尿酸血症患者と発泡酒

28「酒に酔いやすくなった」と訴える胃炎患者

29 ビタミンE製剤の月経への影響

30 血糖値の検査に影響を与える薬剤

31 尿失禁女性患者に対するホルモン製剤の処方

32 高血圧の副作用が出現した乾癬患者

33 バファリンからバイアスピリンへの処方変更

34 パーキンソン病治療薬の使い分け

35 関節リウマチ患者に併用された葉酸製剤

36「肺炎を予防するワクチン」とは何か

37 カルシウム含有結石と尿酸合成阻害剤

38 抗菌剤の種類が変更になった糖尿病患者

39 糖尿病を合併する肝硬変患者とアミノ酸製剤

40 動悸を気にする喘息患者

41 エストロゲン貼付剤に併用された経口剤

42 空腹感を訴える不整脈患者

43 腎不全患者に処方されたドライシロップ剤

44 慢性腎不全患者で注意が必要な消化器用剤

45 朝起きた時の口の中の苦味

46 高齢者の意欲低下を改善する薬剤

47 褥瘡の病期に応じた外用剤の使い分け

日経DIクイズ疑義照会

48 睡眠剤切り替え時の注意点

49 スタチン系薬剤が処方された肝硬変患者

50 胃癌術後の抗癌剤の切り替え

索引(疾患名、薬剤名)

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対応機種

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書籍情報

  • ISBN:9784822212254
  • ページ数:152頁
  • 書籍発行日:2003年10月
  • 電子版発売日:2012年3月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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